江東電気軌道(KDK)
2020年6月15日 6:04 PM | 投稿者名: treasure
現役復帰に向けた都電400の修繕状況です。

0.4t×1.0 mmの洋白帯板で、前後屋根上上の「簀子」を復元しました。小さいもので、きちんと固定してハンダを流す訳にもいかなかったので、適当に手で押さえてのハンダ付けでしたが、まぁまぁ見られる程度には復元できました。

DCC化に必須なデコーダには、手元にあったDigitrax社製DZ121を使うことにしました。開封されて裸のまま、取り外したデコーダを集めた部品箱に入っていたものでしたので、不良であったため、そこに入れてあった可能性もあります。ということで、「赤い箱」を使ってテストしている様子です。とりあえず無事に動作することは確認されました。

写っていませんが、“BLIMP”と同様に、配線区分ごとに溝で区切った接続基板(ガラスエポキシです)を介して配線しました。単純な配線ですが、運転前に一応、「赤い箱」でテストするつもりですが、そちらは未了です。これでうまく動けば、とりあえずは下回り完成、ということになります。
残るは塗装と、ディテールの復元です。窓枠や出入口扉等の木部はニス色に塗り分ける必要があるので、マスキングが大変そうです。
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2020年5月31日 6:29 AM | 投稿者名: treasure
新コロの影響で外出を控えているため、工作が進むと思いきや、工作スペースが思ったように確保できず、進捗は芳しくありません。

“BLIMP”は、下回りの調整を済ませました。ハンダ付が外れた台車端梁は、P.B.L.社の「TRICK-10k」で修復し、ギアボックス内の潤滑油は、巷で噂の「BELLHAMMER」に入れ替えてみました。

ポールは製品のものがいまいち宜しくないので、Miniatures by Ericの、「PE GREENAMYER POLE」を使うことにしました。このポール、架線集電用ですので、上昇角が非常に大きく(後)、ダミーとして使うと実感を欠きます。そこで、スプリング内側に、0.8 mmφの真鍮線を6.5 mm長に切って挿入し、上昇角を制限してみました(前)。そこそこ見られるようになったのではないでしょうか。ポールの基部は、製品付属のブッシュから、外径2.4 mm、内径1.5 mmのモーターシャフトブッシュに、外径1.5 mm、内径1.0 mmのパイプを挿入したものに交換しました。

ポールを載せてみると、こんな感じです。交換したポールは、製品付属のものより3 mm程長いのですが、これでも降ろした際に、シューが屋根上に収まってしまいます。実車のポールは下した際、コードがほぼ垂直になります(つまり、シューは屋根から突出します)。ということは、交換したポールでも、ホントは未だ短いのですが、これに手をつけると泥沼化しそうですので、目を瞑ることにしました。ポールの塗装が未了ですが、運搬時の破損を考えて、上から差し込んであるだけですので、これでお披露目とします。
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2020年4月29日 9:43 PM | 投稿者名: treasure
SEPTA Kawasaki LRVですが、台車を組み立ててみました。

まず、台車サイドフレームを集電板に接着しました。接着剤は24時間硬化型のエポキシ系接着剤を使用しました。前後の位置は、先にハンダ付けした取付用スペーサの位置で決まりますが、上下位置は別途決めねばなりません。寸法を測って色々検討した結果、台車サイドフレームと集電板を上面面一にすれば良さげでしたので、その様に接着しているところです。方法としては、アルミブロック上に両面テープを介してマスキングテープを固定し、上下逆に接着した台車サイドフレームと集電板を仮止めしました。更に集電板裏側には、手元にあったべニア板の小片を貼り付け、接着面への圧力を確保しました。

車輪の輪心にも、ディテールを表現した円盤を接着します。PCC用の車輪をそのまま付けてもいいのですが、ちょっとディテールが異なるので付属部品を活かしました。台車サイドフレームと同じく、24時間硬化型のエポキシ系接着剤での接着です。車輪と、接着する輪心ディテールを表現した円盤の中心は一致させておく必要がありますので、車輪表面に接着剤を塗って円盤を置いた後、モーターツールに咥えて軽く回転させ、目分量で中心を一致させました。その後、車軸を木製洗濯鋏で咥え、アルミブロック上に両面テープを介して固定したマスキングテープ上に並べて硬化させました。平面に保っておいたので、特にずれることもなく硬化させることが出来ました。

そして、最終的に組み立てた台車一式がこちらです。申し遅れましたが、接着面は作業前に、パーツクリーナやプラ用シンナーで脱脂してあります。
これで何とか走行関係は目途がつきました。残るは電飾と配線ですが、色々検討すべきこともあり、未だ道は長そうです。
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2020年3月31日 6:40 PM | 投稿者名: treasure
舗装がまだなのですが、レールを切り詰めて最小限のスパイクをし、配線内に組み込んで試運転が出来る様に仕上げました。

レール端を保護するために嵌めていたユニジョイナーを取り外し、糸鋸でレールを切り詰めました。以前はレールニッパを使用していましたが、過去に切断しようと力を加えた瞬間にレールが回転し、プラ枕木のスパイク部分が折れてしまうという事故(当然、軌框は交換して再敷設となりました)がありましたので、それからは糸鋸で切る様にしています。

レール長をダイヤモンドヤスリで調整しつつ、ジョイント部をスパイクしました。今回は2″×2″×2″のイケール(Angle Plate)を使って、ベースボード、ジョイント部、レールの各端面をちょっと丁寧に合わせてみました。

kingyoさんから引き継いだ、同寸の複線直交ホイホイと接続してみました。kingyoさん製作のものは、並行配線を前提にして、ギャップと無電区間を半分に節約していますので、対行配線では使用できません。これでようやっと、対行配線に使用できる複線直交ホイホイを整備することができました。
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2020年3月17日 8:22 PM | 投稿者名: treasure
kingyoさんから引き継いだ亘り線の詳細を調べてみました。

表面写真です。ボードは350×150 mm、複線間隔は50 mmと、標準ホイホイの規格に沿った構成です。以前お伺いしたところでは、500 mmRの反向曲線で複線を結んで亘り線としている、とのことでした。2つの曲線の間に直線が挟まれているかどうかについては、「覚えていない」ということでした。

長手方向を軸に反転させて、裏をみたところです。フログの極性切換と、対行配線時におけるリバース区間の極性切替のためのDual Frog Juicerが内蔵されています。その上のラグ板は、並行/対行配線を切り替えるための仕掛けです。左上で遊んでいる線バネは、表面写真で左下に位置するスプリングポイントを直線側に開通させ、終点での留置線として使える様にするためのものです。で、対行配線の場合には、右上から伸びる線路がリバース区間となります。

これが、配線を辿って判明した、並行/対行配線の切替設定です。裏面に「覚書」があるのですが、(電気的には確かにそうなんですが…)実際にはない配線が描かれていたり、「暗黙知」な部分もあったりして理解するのに時間がかかりました。
結局、右下に書かれたメモ「Dog Bone:ワイヤ色 Parallel:シュリンク色」というのは、対行の場合はシュリンクの色を、並行の場合はワイヤの色を、ラグ板への配線色に合わせなさい」という意味でした。この、「ラグ板への配線と合わせる」というのが、判ってみれば簡単なことなのですが、「暗黙知」でした。この、「暗黙知」云々ということは、自省でもあります。私も、ループ線交差部や複線分岐で、同様の仕掛けを仕込んでいますが、ラグ板への配線が非表示です。なるべく早くメモを作って、貼っておかないといけません。
これでまた、この亘り線を運転会で活躍させる目途がつきました。手持ちの450 mm長亘り線は、内部構造からくる制限により、対行配線への対応改造ができませんので、助かります。
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