クラブ行事報告

【工作会】開催しました


5月12日に「中央区立晴海区民館」において工作会を開催しました。


今回のプロジェクトの最終目標、Nucky氏頒布の「ワンコインデコーダ6」の基板です。弊社には小型電車が多く、集電に不安を抱える車輛が多いので、「Keep Alive機能がある安価なデコーダ」ということで以前から興味を抱いていたのですが、幸い別購入の部品が全部揃うタイミング(3216サイズの10uF/50Vのチップコンデンサに品切れが多かったです)がありましたので作ってみることにしました。ちなみにこれの旧版、ワンコインデコーダ4はkitasugaさんが組み立てられています

しかし、実際に作るとなるとプログラム書き込みに使用する「PICKit/SNAPアダプタ」が部品の入手ができず頒布停止になっています。書き込み装置も、安価なPICKit3互換品は頒布中断、後継機のPICKit4、5やMPLAB SNAPは結構な値段がします。幸い、この類の機器は何も持っていませんので、思い切って「スマイルライター コンボ-P」を導入することにしました。


ということで、ほぼ一日掛りでプリント基板に部品を組み付けました。残るPIC18F2550は、フラックスで基板がベタベタですので、洗浄後に組み付けることにしました。
さてこの機会に、温度調整機能付の半田ごてを新規導入してみました。秋月電子で扱っているALIENTEK(正点原子)製T65です。USB接続ですので軽量小型、非常に取り回しが良く、気に入りました。まぁUSB接続といってもPD(Power Delivery)機能がある、則ち5Vを超えた電圧を供給できるUSBアダプタが必要なのは誤算でして、それも新調することになってしまいました。尚、フルスペックを発揮させるべく65 Wのものを購入しましたが、本体の設定次第では13.5 Wのものでも動作可能な様です。また、静置しておくと自動的にSleep→Stdby→Shutdownと推移し、温度を自動的に下げてくれますので、安全性向上やこて先の寿命延長にも効果的かと考えます。あと、フルスペックを発揮させると、あっという間に使用可能温度に達しますので、時間節約という点でも有難いです。


Yさんのプロジェクトです。KATOのFL12先頭車用デコーダを単独で使用して、ヘッド/テールライトを点灯させようという計画です。苦労の連続でして、時間内に目的を達すること叶いませんでした。うーん、これはいずれ、「お題」を電子工作として、その辺の機材(赤い箱とか部品アナライザとかLEDテスターとか…)を揃えて皆で考える機会が必要かもしれません。

今回は参加人数を少なく、こじんまりした工作会でした。次回以降どうなりますことやら…

【忘年工作会】開催しました


12月17日に「中央区立晴海区民館」において、忘年工作会を開催しました。


Yさんのプロジェクトです。トラムウェイの都電8000のDCC化です。車内に入って見えませんが、KATOのEM13(DCCフレンドリーデコーダ)を利用してのDCC化です。最近のDCCデコーダは高機能化が進み、高価になってきていますので、動力だけならば安価なEM13を利用するのがいいかもしれません。


Sさんのプロジェクトです。エンドウ製のポートラム(富山ライトレール)に並べるべく、最近運転を開始した福井鉄道F2000形(FUKURAM Liner)を作ろうと、中間車の寸法出しをしているところです。ポートラム等と比べると、角張った車体ですので、比較的作り易そうな車輛です。


Kさんのプロジェクトです。「部屋を整理していたら出てきた」という、MODEMOの江ノ電108号車の組立です。このキット、かなり昔のものの筈なのですが、メーカーのWebサイトを覗いてみますと、未だ在庫はあることになっていました。またキットには、組立塗装済の車体と、プラキット状態の車体が同梱されていますので、果たしてどう纏めるのか、期待が膨らみます。

工作会終了後、例年通り晴海トリトンスクエア内の居酒屋で忘年会を開催し、お開きとなりました。

【関東合運】参加してきました


今年も、関東合運に参加してきました。


線路配置は予行の通りですので省略します。今回はホイホイとユニトラックを事前整理して必要最小限とし、余ったスペースに車輛を入れて持っていきました。レールをOSARUさんにお願いした昨年よりも少なくなりましたが、それ以前の「二輌」と比較すると、「四輌+α」となり、弊社比では2倍以上となりました。

写真はいつも持参しているMSR952号と昨年以来のSEPTAの9111号を背景にしたSEPTA2185号です。9111の塗装(入線時の塗装です)と同時期の塗装ということで持っていきました。ところが、長年運転していないことが祟って、デコーダが設定を完全に忘れていて往生しました(CVのプログラミングも不安定でした)。「赤い箱」で色々弄り回した結果、CV29に一般的なデフォルト値(38)を書き込んだら復活してくれました。その後アドレスを4桁(2185)に設定して問題なく走行してくれました。本車のデコーダは基板に作りつけられていますので、故障すると厄介ですが、何とか復活してくれたようでほっとしています。


こちらはKATO 490Rポイントのフランジウェイ縮小加工の展示です。Micro-Mark製のTrack Inspection Carの前後台車にそれぞれ#110車輪(車輪幅約2.8 mm)と#88車輪(幅約2.2 mm)を履かせ、加工したフログと未加工のフログの上を通過させて、手触りを体感して頂きました。これについては、説明ペーパーを準備していかなかったのは失敗でした。反省点ですね。


さて本年は、「31準備室」という小部屋を独占して使用させて頂きました。偶然にも応接セットがあり、他の方々との歓談に有効利用させて頂きました。また昨年同様、kingyoさんの遺された材料と、今年から追加された塗料を、多数の方々にお引き継ぎ頂くことが出来ました。厚く御礼申し上げます。

【運転会】開催しました


9月24日に「中央区立晴海区民館」において、運転会を開催しました。いつも通り、10月に開催されます関東合運への予行を兼ねての運転会です。


未だヤードが未設営ですが、今回の線路配置です。今年は複線エンドレス+リバースということで、できるだけコンパクトに纏めてみました。亘線の位置がずれていますが、故・二井林一晟氏の「瑞穂電気軌道(第一次)」の最終プラン(レイアウト全書p109の第21図A)に類似した線路配置となりました。


「瑞穂電気軌道(第一次)」では計画されていないヤードは例の如く、KATOユニトラックでの仮設となりました。今回はヤード内のポイント全てを、フランジウェイ縮小加工を済ませたもので賄うことができました。実際に走行させてみますと、車輪の落ち込みもなく、スムーズな運転が出来る様になりました。


トラブルがあり、急遽デコーダ周辺のハンダ付けを補修しているところです。今回もそうですが、弊社ではホイホイを公共交通機関によって運搬しておりまして、応急工具類まで手が回りかねているのが現状です。勿論、事前にチェック等は済ませていくのですが、今回も対向から並行への配線切替にミスがありました。それを洗い出すための予行なので問題はないのですが、関東合運では持参品の分担を話し合っておかないといけませんねぇ…

同時に開催しました2023年度総会も無事に終了致しました。

【工作会】開催しました


5月28日に「中央区立月島区民館」において、工作会を開催しました。


Yさんのプロジェクトです。昨年5月の工作会でDCCデコーダを組み込んだ、トラムウェイの都電7500の灯火をDCC化すべく、KATOのFL12(先頭車用デコーダ)をLED基板に接続しようというプロジェクトです。先駆者がおられるそうで、その方の写真を参考に接続をしているのですが、LED基板上にはアナログ制御のヘッド・テールの切替や電流制御回路も一体で組付けられていますので、中々一筋縄ではいかない様です。


Hさんのプロジェクトです。昨年12月の忘年工作会からの続き、名古屋鉄道 モ600形のペーパーキットの窓抜きです。


Kさんのプロジェクトです。独自制作のヤードに使用するコントロールボードの、スイッチ取付用の孔を開けています。月島区民館の4号洋室は他3室とは廊下を挟んで独立していてドアも厚いため、騒音が外部に漏れ難く、工作会の様な用途には向いているかと感じました。