“BLIMP”のリパワリングとDCC化


The Car Works製のPacific Electric “BLIMP” の動力装置を更新し、DCCデコーダを搭載しました。


モーターをIMONのミニモーターD2に、ジョイントをエンドウのユニバーサルジョイントに変更しました。モーターホルダーは取付孔とベアリング嵌合孔をちょっと拡げて再用しました。長細くて、余り利きそうにないフライホィールも、引っ張ったら簡単に外れましたので、「枯葉も山の賑わい(つまらないものでも,ないよりはまし)」ということで移植してみました。台車とギアボックスは再用しました。


(裏返っていて型番がみえませんが…)DCCデコーダは、在庫品から掘り出してきたDigitraxのDH121です。或る特定のCV値の、或る特定のビットを触ると動作しなくなる(回復不能)という問題を抱えたデコーダですが、ここでは単純にモーターだけの制御(本製品のライトは全てダミーです)ですので、役立って頂くことにしました。何かあってもソケット付ですから、簡単に交換できます。


その他にも、台車の追従性向上のため、動力台車のセンターピンスプリングは撤去し、付随台車のセンターピンネジを緩めました。緩めただけでは抜けてきますので、下側からロックナットを噛ませました。非絶縁側車輪からの集電は、オリジナルではセンターピン経由で導通していましたが、センターピンスプリングを撤去したり、センターピンネジを緩めたりしましたので、その辺の導通は最早期待できません。そこで、台車に直接コードを接続して、良好な導通を目指すことにしました。コードは、分解時を考え、IMONの穴径φ1.4 mmのラグ板を介し、台車組立ネジに共締めしました。当然のことですが、接触部の塗膜は剥がしておかないと、導通に支障がでます。弊社では、デザインナイフの刃先で塗膜を剥がしてみました。台車枕梁のボルスターとの摺動面には、10B鉛筆で、潤滑用の黒鉛を刷り込んであります。

とりあえず、ここまで弄ってみましたが、滑らかに走行させるには、もうちょっとチューニングが必要な様です。

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