都電大塚駅前の亘線更新


5年程前に都電荒川線のポイントを踏査し、「各所で鋳物から組立式(正しくは「圧接式」だそうです)に変更されている」という印象を受けていました。まぁそれで今更なのですが、都電大塚駅前の亘線が更新されていましたので、観察してきました。

 
早稲田寄りの踏切からみた新旧比較(左側:2017-8-4撮影 右側:2022-5-3撮影)です。分岐器トングレールの先端が、三ノ輪橋寄りに少々移動した様です。このトングレール、スプリングポイントですので、以前は電車が通過する都度、「パコーン、パコーン」と2回、勢いよく復元して喧しかったのですが、更新後はダンパーが入った様で、「カコン…」の1回で済む(つまり、早稲田側台車が通過して、三ノ輪橋側台車が通過するまで戻らない)様になりました。騒音対策、にもなって幸いです。

 
三ノ輪橋側ポイントの新旧比較(左側:2018-1-30撮影 右側:2022-5-3撮影)です。分岐器トングレールの位置は変っていない様です。新しい方では、写真中央の、白色に塗装された継目板が目立ちます。これは、信号関係の絶縁継目でしょうか?


銘板が読めました。図面番号は「RO50NM#4 4-130」とあります。以前の鋳鋼製フログには、「50-13°」という陽刻がありました。4番フログの交差角は、日本の規格では14°18′ですから、ちょっと急になった様です。分岐器トングレールの先端が、三ノ輪橋寄りに少々移動したのは、この反映と考えますと納得できます。

【12mmホイホイ】枕木の工作


ベースボードの塗装と乾燥が済みましたので、枕木の工作を始めます。


枕木は先に書いた治具を使って、24.4 mm長に切り出しました。そのまま、「生」の色で使用する訳にもいきませんので、エコーモデル製の「STカラー」で染めてみました。写真はラッカーシンナーで割ったSTカラーに枕木を漬け込んでいるところです。結論からいうと、内部への浸透は少ない様子ですので、ずらっと並べて筆で塗った方が早かった様な気がします。


枕木を染めた結果です。左がラッカーシンナーで割ったSTカラーで、右がアルコールで割った墨汁で染めたものです。それぞれの下には比較のため、染める前の枕木を置いてあります。

STカラーで染めたものは、新品の枕木、墨汁で染めたものは、だいぶ風雨に晒された枕木、といった印象です。欲を言えば、墨汁で染めたものは、もうちょっと黄土色がかった方がいいのかもしれません。この辺は更に、水性ステイン等を試してみる必要がありそうです。


これも先に述べた通り、枕木を整列させるために配置図をCADで描き、それを実寸で出力してボード上に置き、枕木の四隅を針で突いてベースボードにトレースしました。あとはこれに従って枕木を貼っていきます。

2022/05/29工作会のご案内


グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線工作会のご案内

【日時】2022年5月29日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。

【場所】中央区立晴海区民館(東京都中央区晴海一丁目8番6号 晴海トリトンスクエア内) 3号室(洋室)
(http://www.tafuka.co.jp/tokyo_chuo/tsukishima_harumi.html)
・都営大江戸線勝どき駅下車A2a出口 徒歩10分
・都バス「晴海トリトンスクエア」バス停下車 徒歩3分
「都05東京駅丸の内南口-晴海埠頭」
「都03四谷駅-晴海埠頭」
・都バス「晴海区民館前」バス停下車 徒歩1分
「東15甲・乙東京駅八重洲口-深川車庫」
「東12東京駅八重洲口-晴海埠頭」
「錦13甲・乙錦糸町駅-晴海埠頭」
・有料(400円/時・最大1,600円)ですが、駐車場があります。
地図はこちらです。

【新型コロナウイルス感染症対策】
・新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、風邪症状など体調不良が見られる場合は、参加を自粛して頂きたくお願い申し上げます。また、参加時には、マスクの着用をお願いします。

【工作会について】
・会場使用料金(午前1,600円・午後2,100円)の、各時間帯参加者での均等割り
・今回の工作会も、特にテーマを決めないでやりたいと思います 。
・工具、材料等は各自、ご自身のプロジェクトに合わせてご持参下さい。

★奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

12mmホイホイを作り始める


1/87,12 mmの運転ボード(12 mmホイホイ)を作ろうという計画ですが、ハンドレイでの線路敷設に必要な事項は検討し終えたので、試作して更なる問題点を洗い出していこうと思います。


ユニトラ接続部改軌の量産試作です。レール間の不要部分を除去するために糸鋸で切り込みを入れるのですが、きちんと押さえられれば目標幅の両端に2本、切り込めます(試作では中央で二分し、断面をヤスりつつ実物合わせで寸法を出しました)ので、道床内部に入れるスペーサーを作りました。台枠材料の4 mm厚べニア板端材を30.5×25 mmに切り出し、更に糸鋸の逃げスペースを切り欠き、下に2×4 mmの角材を貼り付けて厚さを揃えたものです。木材の公称値と実寸の差で、スペーサーの厚さは5.65 mmに仕上がりました。
不要部分を除去するための罫書きは、犬釘のモールドから左右それぞれ5 mm内側に罫書けば宜しいので、0.5tの5 mm幅帯板を約40 mm長に切ってガイドとしました。結果として左程時間をかけずに更に3つ、ユニトラ接続部の改軌が出来ました。これでホイホイ二枚分の接続部を改軌することが出来ました。


ユニトラ接続部を収めるためのベースボード切れ込みですが、これまで使用してきたパネルカッターが廃番(つまり交換用ブレードの入手が困難)ですので、直角が出た角材の切れ端にマグネットシートを貼り、X-ACTOナイフのNo.18ブレードを垂直に支持できるようにする治具を作りました。これでブレードを垂直に支持し、上から叩いて切れ込みを入れたところ、従来より精度よく切れ込みを作ることが出来ました。尚、マグネットシートで刃物を支持するアイデアは、様々なDIY関係はやドールハウス製作動画で用いられており、それを応用した格好です。


ということでとりあえず2つ、225 mm長のベースボードが生地完成に至りました。基本的な製作方法や寸法は従来と同等ですが、フレームとなる角材が10×15 mmに、ベースボード切れ込み幅が24 mmにと、小さくなっています。
ホイホイが2つあれば接続や通過のテストが出来ますので、今後は全面に油性ニスを塗って変形を防止した後、マクラギ敷設、レールのハンドスパイクへと進めていこうと考えています。

枕木考(3)


ハンドレイで線路を作るにあたって必要な模型寸法も、とりあえず求めることが出来ましたので、材料を集めていくことにします。

1.枕木材料


徒歩圏内の模型店で、Kappler Mill & Lumber Companyというところが発売しているHO用枕木が在庫していました。長さは28 mm(実寸8′)か29.75 mm(実寸8’6″)がありましたが、どちらにせよ切り詰める必要があります。ということで、分岐器を作ることも考えて、長さ52 mm(実寸16′)の分岐器用枕木を買ってきました。断面は7″×9″の標準断面のものです。
スケールを追及するとなりますと、2 mm厚の木板を2.3 mm幅に切り出し、24.1 mm長に切るしかありません。しかし、KATO UNITRACKのジョイント部を接続に使用するという前提がありますので、枕木は幅を切り詰めたジョイント部のそれ(長さ24.20~.35 mm、幅2.8 mm)と著しく異なっていては違和感が生じます。実際のところ、幅9″の枕木は日本でも使用されたことがありますので(ちなみに長さは7′)、そんなにおかしな寸法ではないと考えています。
Micro Engineering製の微小スパイクの在庫もあったので、枕木と共に購入してきました。いつもはシノハラ製HOn3用スパイクの頭を小さく切って使用しているのですが、これはどんなものでしょうか……

2.切断治具


さて、枕木を切り詰めるにあたって、いちいち長さを計って罫書いていては手間がかかって仕方がありません。ということで、治具を作って切ることにします。先達のkingyoさんは、ありあわせの木片で材料を上下から挟み込む治具を作り、2/0の糸鋸で切断されていました。私は、ホイホイの台枠を作った時に出た4 mm厚べニアの廃材から写真の様な治具を作り、ナイフで押し切ってみようと考えました。この場合、刃が両刃ですと残す方向へも力が加わるので不味い気がします。ということで、売り場を色々見ていると、X-ACTOナイフのNo.18ブレードが片刃でしたので買ってきました。純正の柄は入手できなかったので、良く似たサードパーティー製の柄を購入しました。幸い、ブレードは付きましたが、形状寸法がほぼ同じということは、何か規格があるんでしょうかねぇ……

3.配置方法


ハンドレイで線路を作る際には、枕木を正しい位置に揃えて並べなければなりません。これもいちいち寸法を計りつつ罫書くのは避けたいものです。そこで、図のような配置図を作り、上から針で突いて位置を出そうと思います。225 mm長の枕木配置ですが、上はレール継ぎ目を左右に分けたもの、下は継ぎ目を中央にしたものです。両方描いてみましたが、レール継ぎ目を中央にしたほうが、幅を切り詰めたジョイント部(長さ25.1 mm)にモールドされている枕木と間隔が馴染みますので、その様に配置したいと思います。