【進捗状況】SEPTA Kawasaki LRVほか


前回から一週間ですので、余り進んでいません。


ヘッドライトとテールライトのLED基板を作りました。上がヘッドライト用、下がテールライト用で、左側が車体に接する面(こちら側を車体に貼り付けます)、右側が室内側(こちらにリード線をハンダ付けします)。基板は厚さ0.5 mmのPCBで、筋目を入れて絶縁してから、0.8×0.2 mmの真鍮帯板を介して3020サイズの表面実装用LEDを、裏向きにハンダ付けしました。上がヘッドライト用基板は、更に筋目を入れて、CRDを実装する必要があります。


こちらは室内灯のLED基板です。厚さ0.5 mmのPCBであることは同じですが、絶縁のために入れた筋目を跨いで、3020サイズの表面実装用LEDを、表からハンダ付しました。大きな基板では、LEDが跨いでいない筋目がありますが、この片方は、電流制限用のCRDで繋ぐ計画です。そして全体を直列に配線し、4つのLEDを直列に接続して点灯させようという目論見です。

SEPTAの特徴であるSubway Light(運転席上部のライトで、地上走行時は消灯しています)の点灯は諦めていましたが、ふと、「1.6 mm厚PCBの断面にLEDを付けたらいけるんじゃね…」というアイデアが閃きましたので、試作してみます。


トロリーとは直接的な関係はない(つまり、間接的には関係ある、という訳です)のですが、車輌ケースも作り始めています。

【進捗状況】SEPTA Kawasaki LRVの電装(1)


台車を組み立てたSEPTA Kawasaki LRVの電装を進めています。


使用するTCS製M4Tデコーダです。1インチ長のハーネスにNMRA 8ピンプラグが付いています。元々はBowser製PCCをDCC化するための製品で、弊社でもロサンゼルス(LARy)塗装の1052号のDCC化に使用しています。このデコーダは、尾灯(黄色リード線)がブレーキ灯として機能する様になっていますが、Bowser製PCCがデコーダを搭載する様になったので、発売されなくなってしまいました。

調べてみると、この製品は、普通のM4デコーダをトロリー用に設定したものでした。トロリー用に設定するために色々なCV値を操作する必要もなく、CV8に11を書き込むと、関連CVが全てトロリー用にセットされる様です。で、この機能は、TCS製のデコーダには標準で付いている様子なので、そのうち、Bachmann製Birney Safety Carに搭載したKAT22デコーダでテストしてみようかと考えています。


NMRAプラグを外して、配線中継用のPCBにハンダ付した状態です。BLIMPと異なり、こちらではFXで制御する白色、黄色、緑色、青色リード線も使用しますので、PCBは大きめに作ってみました。


SEPTA Kawasaki LRVのブレーキ灯は、左右交互に点滅する、という特徴があります。そこで、デコーダからブレーキ灯への配線の途中に、Ngineering製のLED交互点滅回路(N8015)を入れてみることにします。回路は、誂えたように写真のスペースに収まります。台車後側に配線中継用PCBを置き、デコーダをLED交互点滅回路の上に載せれば、うまく収まりそうです。

ちなみに、台車~デコーダ~モーターの配線には、Bowser製MSR952号車の修理で得た知見から、I社から発売されている「耐熱リード線」を使うことにします。デコーダから出ているコードもかなり細いので、問題はないだろうとの判断です。

【都電400】進捗状況


現役復帰に向けた都電400の修繕状況です。


0.4t×1.0 mmの洋白帯板で、前後屋根上上の「簀子」を復元しました。小さいもので、きちんと固定してハンダを流す訳にもいかなかったので、適当に手で押さえてのハンダ付けでしたが、まぁまぁ見られる程度には復元できました。


DCC化に必須なデコーダには、手元にあったDigitrax社製DZ121を使うことにしました。開封されて裸のまま、取り外したデコーダを集めた部品箱に入っていたものでしたので、不良であったため、そこに入れてあった可能性もあります。ということで、「赤い箱」を使ってテストしている様子です。とりあえず無事に動作することは確認されました。


写っていませんが、“BLIMP”と同様に、配線区分ごとに溝で区切った接続基板(ガラスエポキシです)を介して配線しました。単純な配線ですが、運転前に一応、「赤い箱」でテストするつもりですが、そちらは未了です。これでうまく動けば、とりあえずは下回り完成、ということになります。

残るは塗装と、ディテールの復元です。窓枠や出入口扉等の木部はニス色に塗り分ける必要があるので、マスキングが大変そうです。

“BLIMP”の調整


新コロの影響で外出を控えているため、工作が進むと思いきや、工作スペースが思ったように確保できず、進捗は芳しくありません。


“BLIMP”は、下回りの調整を済ませました。ハンダ付が外れた台車端梁は、P.B.L.社の「TRICK-10k」で修復し、ギアボックス内の潤滑油は、巷で噂の「BELLHAMMER」に入れ替えてみました。


ポールは製品のものがいまいち宜しくないので、Miniatures by Ericの、「PE GREENAMYER POLE」を使うことにしました。このポール、架線集電用ですので、上昇角が非常に大きく(後)、ダミーとして使うと実感を欠きます。そこで、スプリング内側に、0.8 mmφの真鍮線を6.5 mm長に切って挿入し、上昇角を制限してみました(前)。そこそこ見られるようになったのではないでしょうか。ポールの基部は、製品付属のブッシュから、外径2.4 mm、内径1.5 mmのモーターシャフトブッシュに、外径1.5 mm、内径1.0 mmのパイプを挿入したものに交換しました。


ポールを載せてみると、こんな感じです。交換したポールは、製品付属のものより3 mm程長いのですが、これでも降ろした際に、シューが屋根上に収まってしまいます。実車のポールは下した際、コードがほぼ垂直になります(つまり、シューは屋根から突出します)。ということは、交換したポールでも、ホントは未だ短いのですが、これに手をつけると泥沼化しそうですので、目を瞑ることにしました。ポールの塗装が未了ですが、運搬時の破損を考えて、上から差し込んであるだけですので、これでお披露目とします。

【進捗状況】SEPTA Kawasaki LRVの台車


SEPTA Kawasaki LRVですが、台車を組み立ててみました。


まず、台車サイドフレームを集電板に接着しました。接着剤は24時間硬化型のエポキシ系接着剤を使用しました。前後の位置は、先にハンダ付けした取付用スペーサの位置で決まりますが、上下位置は別途決めねばなりません。寸法を測って色々検討した結果、台車サイドフレームと集電板を上面面一にすれば良さげでしたので、その様に接着しているところです。方法としては、アルミブロック上に両面テープを介してマスキングテープを固定し、上下逆に接着した台車サイドフレームと集電板を仮止めしました。更に集電板裏側には、手元にあったべニア板の小片を貼り付け、接着面への圧力を確保しました。


車輪の輪心にも、ディテールを表現した円盤を接着します。PCC用の車輪をそのまま付けてもいいのですが、ちょっとディテールが異なるので付属部品を活かしました。台車サイドフレームと同じく、24時間硬化型のエポキシ系接着剤での接着です。車輪と、接着する輪心ディテールを表現した円盤の中心は一致させておく必要がありますので、車輪表面に接着剤を塗って円盤を置いた後、モーターツールに咥えて軽く回転させ、目分量で中心を一致させました。その後、車軸を木製洗濯鋏で咥え、アルミブロック上に両面テープを介して固定したマスキングテープ上に並べて硬化させました。平面に保っておいたので、特にずれることもなく硬化させることが出来ました。


そして、最終的に組み立てた台車一式がこちらです。申し遅れましたが、接着面は作業前に、パーツクリーナやプラ用シンナーで脱脂してあります。

これで何とか走行関係は目途がつきました。残るは電飾と配線ですが、色々検討すべきこともあり、未だ道は長そうです。