2024/12/22忘年工作会のご案内


グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線忘年工作会のご案内

【日時】2022年12月22日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。
 17:00以降、月島西仲通り近辺で、忘年会を開催する予定です。

【場所】中央区立月島区民館 (東京都中央区月島二丁目8番11号) 4号洋室
・東京メトロ有楽町線または都営地下鉄大江戸線月島駅下車9番出口 徒歩2分
 ※9番出口にはエレベーターがあります。
・都バス「門33亀戸駅-豊海水産埠頭」月島三丁目下車 徒歩5分
・区民館に駐車場はありませんが、近傍の中央区月島特別出張所地下に区営駐車場(\150/30分 \1,200/1泊)があります。
地図はこちらです。
・いつもの「晴海区民館」とは場所が異なりますのでご注意下さい。

【工作会について】
参加費:会場使用料金(午前700円・午後1,000円)の、各時間帯参加者での均等割り
今回の工作会も、特にテーマを決めないでやりたいと思います。
工具、材料等は各自、ご自身のプロジェクトに合わせてご持参下さい。

★奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

【12mmホイホイ】接続部の工夫


12mmホイホイの接続部ですが、茶系統のバラストを撒くと、接続部に使用したユニトラックの灰色が目立って感心しません。


これがその状況です。塗装しれば宜しいのでしょうが、ABS樹脂は塗装すると割れ易いといいますし、弊社でもDouble Truck Birneyを作る際、台車枠の取り付け部を塗装した際に割れてしまった経験があります。色々情報収集した結果、1)力が掛った状態、つまり押し込んで固定した部分とか、摩擦で半固定状態にあるところ等を塗装した場合は割れ易く、2)そうでない場合は意外と大丈夫だが、有機溶剤系塗料だと割れ易い傾向がある、ということが言われていました。確かに、割れた台車枠も、押し込んで固定した部分でした。


ということで、ユニジョイナーを抜いてから(つまり、力が加わらない状況にしてから)、水溶性アクリル絵の具であるリキテックスのローアンバーで着色してみました。そうすると今度は、灰色のままのユニジョイナーが目立つ様になりましたので、こちらの上面も同色に着色し、枕木と接する中央凸部をペイニーズグレーで着色してみたところ、一応満足いく程度にまでは目立たなくすることが出来ました。

観察してみますと、ユニジョイナーの中央凸部はモールドされた枕木幅と一致しています。Nユニトラックでも同様です(だからNユニトラックでは、接続部の枕木が太くなります)。最近発売されたナロー用ユニトラックの枕木が太いのは、これに引っ張られているのだと理解した次第です。


ユニジョイナーを塗る際は、絵の具が付着するのを嫌って、内部の金属部を抜いてから塗装しました。ついでにこちらも目立たなくする様、レールと同じ様に黒染めしてみました。

レールも黒染め、ジョイナー金具も黒染めとなりますと、導通が心配になります。そこで、ヤマさんのweb記事を参考に、レール下面に真鍮帯板を入れてみることにしました。材料は紹介記事より太く、0.2 mm厚の1.3 mm幅としました。これを内法(うちのり)12.7 mmのチャンネル状に折るだけですが、数が要るので、写真の様な簡単な治具を作って量産しました。

「外から見えたら、これも黒染めだなぁ…」と覚悟していたのですが、組み付けてみますと、完全にレールの下側になって見えなくなりました。ということで、このまま運用することにしたいと思います。元アイデアを出された489氏と、旧Twitterでそれを紹介された長者丸氏、並びに直接参照させて頂いたヤマ氏には、厚く御礼申し上げます。

2022合運始末と名鉄モ510修理


2022関東合運で発生したトラブルといえば、立ち上げ時にD101内蔵のブースターが異常動作し、未だ線路電源を入れていないのに留置中の動力車が暴走したことでした。数回この現象が発生し、「これは電解キャパシタの液漏れか?」と思いまして、立ち上げの際にD101から線路への給電ケーブルを外すことにしたところ、異常動作しなくなりました。

こんな事象は初めてでしたので、つらつら考えてみますと、D101の給電区間に動力車を大量(6輌載っていました)に留置して立ち上げたのは初めてだったことに気付きました。「これは突入電流の所為かもしれないなぁ… スイッチか抵抗を入れる必要があるなぁ…」ということでKATO製品を調べてみますと、「給電スイッチ」という製品がありました。求める機能そのものの製品ですので、次回運転会迄には導入し、立ち上げ時にはD101からの給電を物理的に遮断し、動作安定後に接続する様運用したいと考えています。

キャパシタの液漏れについては、過去に発生して交換した旨の報告(web記事)がありましたので、D101の底蓋を開けて確認してみました。狭い隙間から覗いた結果、防爆弁の開放や基板の汚損、臭気は確認されませんでした。未だ大丈夫な様子です。

閑話休題、関東合運も終了しましたので、12mmホイホイの製作を再開します。手始めに塗装を剥離した名鉄モ510を再塗装したいと思います。


入手したモ510のパンタをよく見ますと、碍子が上下反対に組まれています。またパンタそのものも、うまく上昇してくれません。碍子は一旦外して上下反転させるとしてパンタを観察しますと、どうも台枠が歪んで上窄まりとなっていて、上昇が阻害されている様子です。


これはもう、姑息な手段では矯正不能ですから、温めてハンダ付けを緩めて主軸と碍子を外し、台枠単体にしてから歪みを矯正して組み直しました。ハンダ鏝を持ち出したついでに、中心から外れた位置に付けられていたシューの位置も修正しました。ご覧の通り、上昇位置で、ちゃんとした格好で止まる様になりました。別口で入手してあった予備の同型パンタもあったので気楽な作業でしたが、もう新品で入手することが不可能なパンタですので、復旧することができて何よりでした。


欠落後に取付孔が拡大された車側表示灯は、裏側から真鍮小片を当ててハンダ付けして塞ぎました。ちょっとでも下にずれると窓枠が嵌らなくなり、上にずれると孔が塞がらないという、中々シビアな位置関係になっていますが、何とかうまく行きました。写真では、下が少し空いていますが、ここには窓枠上端が顔を覗かせます。こうして出来た丸い凹みに塗装後、直径1.5 mmの薄い赤レンズ(エコー#2681)を嵌めて、車側表示灯に見立てる計画です。

これで一応、車体の修理は完了しましたので、塗装に移ります。赤白塗り分けの急行塗装は映えて格好良いのですが、塗り分けがちと面倒なので、今回は赤一色としてみます。塗装では、台車やステップ、フェンダー等も黒色から灰色にしたいですねぇ…

関東合同運転会にて


関東合同運転会にて

関東合同運転会にて


関東合同運転会にて