東日本電軌(HNR)

函館市電の分岐を観察


線路板ホイホイ作りの参考資料として、函館市電の軌道の分岐器周りを観察。舗装された併用軌道敷の分岐・ポイントにはあまりディテールを付けずに済ませてしまうが、もうちょっと何とかしたいものだな、と・・・ (2018/12/15・函館)

函館どっく前のは終点折り返しのスプリングポイントで先端レールは片側だけしかない。併用軌道では古くからよく見られるタイプだが、模型の車輪はフランジが厚いので、このタイプはオーバースケールになってしまい、中々形良く作りにくい。

この駒場車庫前のような併用軌道分岐の先端部分は見たことがなかった。上: 渡り線のスプリング式。

下:右へ折れ反対側をクロスして車庫へ入るもので、板の下に転轍機があるのだろう。このタイプの先端レール部分のほうが模型化しやすいように思える。

十字街の左・谷地頭、直進・函館どっく前への複線分岐。転轍機は左側の歩道にあるようでロッドの上にカバーが並んでいる。先端レールは左側・曲線内側にしかない。複線反対側の合流するほうにはスプリングも入っていないようだが内側だけは先端レールがある。

車輪圧入用のジグ


10x10mm快削真鍮角棒の使い残しを切って、車輪圧入用のジグを新調しました。10.5mm径あるいはそれ以下の車輪用で、それ以上の蒸機用クランク付車輪などには適しません。
ジグはタイヤの間のバックゲージを合わせるU字溝ブロックと、軸端用ブロックの2種類です。
U字溝ブロックは、NMRA Wheel規格S4.2のバックゲージ 14.55mmのものと、急カーブを通過しやすくするために狭めにした14.3mmの2種類のものを作りました。
軸端用ブロックは、10x10x10mmのサイコロ状で、4面には3種類の穴が開けてあります。
1)φ2.2ドリル穴を両面貫通 軸を押さずにタイヤが押せます
2)φ1.6ドリルの深さ2.0mm穴のプレーン軸端用
3)テーパー穴の底にφ1.2ドリル穴を貫通させたピボット軸端用
バイスで保持しやすくするための支え板はM1.4ネジで留めてあり、穴の向きが変えられます。
U字の溝は、車軸にギアや集電用銅パイプなどが付いたままでも入れられるサイズになっています。
車軸の片方を1)のブロックに挿し、反対側には2)または3)のブロックを挿して、バイスにセットします。U字ブロックを挟んで圧入して、バックゲージを合わせます。
両側に出た軸端の長さが揃わないときは、U字ブロックを挟んだままで、左右のブロックを取り替えて、再度長さが合う位置まで押し直します。
車輪の圧入にはプレスが良いという話もあります。サイズの問題や好み?もあるのかも知れませんが、昔からいつもバイスで締め付けてきました。軸を垂直方向にセットするよりも、水平にセットするほうが楽だと思います。このサイズのジグの場合、顎が45〜50mm開く大きめのバイスが必要です。

最近の工作


2月運転会前後に行った工作について記しておきます。

1.Dual Frog Juicerの試用


組み込んであったMRC製のAuto Reverse Moduleがうまく動作しなくなってしまった「ループ線」ですが、新たに購入したDual Frog Juicerを、フィーダー間に挿入できるように仕立てて試用してみました。結果として、無事にストレスなく使用できることが確認されました。

2.DCC 電流電圧計の拡張


ユニトラック用フィーダーを接続して小型ケースに収納し、ブースタからホイホイの間のどこにでも挿入できるように仕立てたDCC Specialties製のRRampMeterですが、レール上における任意の位置で電圧を測定できる様に、入力側に接続できるようなクリップを作ってみました。これは、2月運転会で、仮設ヤードにおける電圧を測定している様子です。
で、ここで作ったクリップと、パワーパックやDCCブースタからのフィーダを試験的に接続するためのクリップを組み合わせると、ブースタからホイホイの間に各種回路を挿入してテストすることが出来ます。そこで、先にKingyoさんから譲って頂いたDual Frog Juicerにリード線をハンダ付して、ループ線モジュールに組み込む前にテストしてみて、問題ないことを確認しました。
ここで、もうひとつ改造しておいた、MRC製のAuto Reverse Moduleもテストしてみると、問題なく動作することが確認されました。これを使う筈だった右亘り線の製作は中断となりましたので、こちらに流用することにしましょう。

3.ループ線フログ部の配線


2月運転会で試運転をすべく、その前日にクロス部分の配線を済ませました。組み込んだDual Frog Juicerは、リード線をハンダ付けした後、上で問題ないことを確認したものです。並行-対向の切替には先に述べた通り、ラグ板を試用してみました。とりあえず現在は、対向配線で接続してあります。
2月運転会では、圧着端子の根元は裸のままでしたが、その後、3 mm径 10 mm長のヒシチューブを被せて補強しました。黒色のヒシチューブには表面に艶のあるものとないものがありますが、販売店に聞いてみたところ、艶のないものは難燃性だということでした。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作⑦完)


引き続き、ホイホイ基板の製作方法を備忘録的に書いていきます。昨年5月11日から6回書き連ね、今回が第7回になりますが、これで終了です。


接着が完了したら、塗装に移ります。この塗装の目的は、「木材内部に残されている道管、師管を潰し、水分の出入りを抑制して木材の収縮を防止する」ことにあります。ということは、道管、師管の内部を塗膜で覆う必要がありますので、1)木材の寸法変化を導かない油性ニスを、2)内部まで浸透する様にシャブシャブに溶いて、3)道管、師管の断面が露出している「木口」から、可能な限り浸み込ませる、という方法で塗装しています。この方法はベストではないと思いますが(多分ベストは、本式のオイルステインへの漬け込み、ではないかと思っています)、これまで著しく変形したボードはありませんので、実用上充分な処理、と考えています。


塗装終了後の状態です。余り色は付いていませんが、シャブシャブに溶いた油性ニスを、小口を中心に、可能な限り浸み込ませた結果です(ですから、前回3枚目の写真と比較しますと、小口にあたる所が、著しく濃く着色されています。側面のべニア断面も、小口が露出している中央層の着色が著しいです)。この後、溶剤臭(ペイント薄め液を使用していますので、ずばり言えば「灯油臭」です)が抜けるまで、風通しの良いところに放置します。臭いが抜けたら完成です。


この後は、先に記した方法に従って、線路を敷設していきます。このときは、線路とレールには、これまでの工作で出た切れ端を切り継ぎして充当しました。

ということで、基板製作方法の解説、終了です。

エレクトロライナーあれこれ


出来あがったR250単線ホイホイに載せて試運転と、床上で連接面のコネクタを繋いだら、またまた誤接続でデコーダを焼いてしまい・・・ 対策として、4車体の連接部3か所の内前後2ヶ所は1.4ネジとパイプなどで固定してしまいました。これでリスクが1/3になります。運搬時も2車体ずつ箱に入れるのでいいのです。上下の折れ曲がりでコネクタが外れないように片方のピンは抜いています。
走らせると、どうも前後方向で速度に差があり、M側が後になると速いようです。動力台車を見るとKATO/HOのとよく似た構造です。どうもウォーム軸の前側の支えのガタが多いようで、M側前進時に抵抗が大きくなっているのかな?と思いました。フレーム全体の前後を逆にして、軸にt0.25のワッシャを入れたら、大分改善されたような走りになりました。120317-2d
120317 005前後方向を逆にするので、台車枠などを一旦分解したのですが、試運転するとしばらく走ってショートしています??? こういう構造の台車なので、てっきり両絶車輪かと思いこんでいましたが、何と!片絶で、互い違いに入れていたのでした。片側の軸はゴムタイヤなので、しばらく走るとフランジが当ってショートするというわけでした・・・ 分解時に台車枠取付ピンを1ヶ所折ってしまいましたが、何とか大丈夫なようです。