江東電気軌道(KDK)

【12mmホイホイ】レール敷設


最小限のエンドレス部分に、レールを敷設しました。


レールを敷設する前に、地面を着色しておきました。試作モジュールでは、水性アクリル絵具を混色しましたが、結果的にはタミヤのXF-72「茶色(陸上自衛隊)」と、殆ど同じ色に落ち着きましたので、時間の節約ということで、それをムラを作り乍ら塗ることにしました。レールはKATO HOユニトラックで使用しているものを利用し、敷設前にMicro Engineering製の黒染液で染めておきました。ゲージは、直線と接続部はTillig TT Bahnに揃えて12.0 mm、曲線部は0.4 mmのスラックを付けて12.4 mmを目指しました。


敷設後、レール上面を磨きだして試運転です。曲線通過性能の確認も兼ねて、オークションで入手した乗工社の「名鉄モ510」を走らせ、スムーズに走行することを確認しました。この曲線を通過可能なボギー車の手持ちは他にありませんので、「まぁこれで良し!」ということにしました。いざ問題が発生しても、ハンドレイですから、フレキ軌框より修正し易いということもあります。


参考になるかは不明ですが、備忘も兼ねて使用器材を載せておきます。左側上はシノハラ(現在はModels IMON発売)のレール矯正器、スパイク作業中にレール曲率を微調整する際に使用しました。左側下は自作三点式トラックゲージ、実際に使ってみますとスラックが付き過ぎましたので、レールの仮押さえ位にしか役立ちませんでした。下敷きになっているのは適当なべニア板端材に10.5 mmφ非絶車輪を、ワッシャーを介して木ネジで固定したレールベンダーです。車輪位置はトライ&エラーで決め、適当なところで手で修正して用いました。微調整が利く既製品各種ある様ですが、少量作るだけならこの程度でも充分役に立ちます。

右側上は自作トラックゲージ、G(TRACK GAUGE)=12.0 mm、S(SPAN)=10.3 mmを目標に作りました(ということでC(TRACK CHECK GAUGE)=11.15 mm、F(FLANGE WAY WIDTH)=0.85 mmになっています)。ちなみにその上側は輪軸ゲージで、K(WHEEL CHECK GAUGE)=11.1 mm、B(BACK TO BACK)=10.3 mmとなっています。中央は片端から5.5 mm離して罫書線を入れた透明プラスチック板で、カーブ外側レール内側のスパイク位置を決めるのに用いました。右側下はカーブ用のトラックゲージ、スラックを加味してG=12.4 mmで作ってあります。

中央は使用したスパイクで、下が主に用いたMicro Engineering製の微小(Micro)スパイク、下が接続部の固定に使用したシノハラ製のHOn3用スパイクです。いずれも顎を短く切り詰めて使用しています。

「スマイルライター コンボ-P」完成


5月の工作会で部品を組み付けた「スマイルライター コンボ-P」を完成させました。


PICを挿入したりカバーを被せたりする前に、部品の組み付けやハンダ付けがちゃんと出来ているのかを、我流乍ら検証しました。
まず目視で、ハンダ付け箇所を点検し、ちょっとでも怪しい箇所には追いハンダをしました。次に、Nucky氏のブログを参考に、USBコネクタの端子4つの間の導通がないことを確認しました。VBUSとGND間に短時間の導通が確認されて焦りましたが、回路図をみると47uFのキャパシタが挟まっていることが確認され、一安心しました。

続いて小さなUSB ACアダプタを接続して、PIC18F2550を挿す28ピンICソケットの20番ピンと8番ピンの間に5Vかかっている(20番が+です)ことを確認しました。この時、LED1(Power)の点灯も確認できました。ここまで来ればもう大丈夫だろう… ということで、PIC18F2550をソケットに挿入して、全体を組み上げました。


さて、次はちゃんとプログラムを書き込めるのかを検証する必要があります。ターゲットとしては「ワンコインデコーダ6」の基板にPIC12F1822-I/SNのみをハンダ付けしたものでも構わないのですが、表面実装部品のハンダ付け経験が乏しいので、いざ駄目だった時に、原因の切り分けが困難になります。幸い、「スマイルライター コンボ-P」にはICSP端子がありますので、Nucky氏の記事を参考に、PIC用書込みアダプタを作り、これにDIP版のPIC12F1822を挿してターゲットにすることにしました。アダプタは、1)「純正PICKitと比較するとICSP端子が引っ込んでいる」そうなので、ピンを外側に出す様にした関係から、2)ICSPの4番ピンからの配線取り回しを変更し、ここまででかなりの変更を加えたのでついでに、3)「スマイルライター コンボ-P」と「書込みアダプタ」が一列になる様全体を修正してみました。


書き込みソフトについては、廃棄予定のWindows XPパソコンを復活させ、そこにNucky氏の記事通りにPICKit2 Programmerをインストールしました。記事にある通りデバイス定義リストを更新した後、全てを繋いでテストしたところ、ちゃんと「スマイルライター コンボ-P」を「PICKit2」と認識し、挿したPICに対しRead、Write、Verify、Erase、Blank Check全てで正常に動作することを確認しました。


こちらはZIFソケットに挿したPIC12F1822-I/Pへ、「ワンコインデコーダ6」用プログラムを書き込んでいる様子です。

宇都宮ライトレール


先月19日に、昨年8月26日に開業した宇都宮ライトレールを訪ねてきました。


宇都宮駅東口に停車するHU305編成です。雑誌掲載写真等での印象と違わず、細身な印象です。

初訪問なので、とりあえず終点の芳賀・高根沢工業団地まで全線を乗り潰しました。終点のひとつ手前(かしの森公園前)で、「終点の芳賀・高根沢工業団地まで乗られる方は、周辺に何もないことをご承知下さい」というアナウンスが流れ、思わず笑ってしまいました。


終点から車庫のある平石に戻ってきますと、車庫出口にトップナンバー(HU301)編成が待機していました。こうやって正面からみますと意外に太身で、富山地鉄のポートラムと同じ血筋が感じられます。


平石は、双方向に追い抜きのための待避線と入出庫線が併設された大規模な駅です。2面4線の駅というのは、日本の路面電車では極めて珍しい規模ではないかと思います。そもそも、路面電車で先行電車を追い抜ける駅、というのは現状、なかった様に記憶しているのですが…

停留所内のレールには、専用軌道にもかかわらず溝付レールが用いられていました。継目板を観察しますと、内外で高さが違い、「工事等での員数管理の手間は増えてるんだろうなぁ…」と感じました。


こちらは平岩から宇都宮大学陽東キャンパスの間で、高架専用軌道から路面併用軌道に出る直前の線路です。継目板のボルト数から推察するに、50kgレールの様です。


宇都宮駅東口直前の分岐器での、リードレールとトングレールの関節です。以前みた富山地鉄のそれとは異り、境目が直線状になっています。模型化にはこれが一番簡単でしょう。また、近傍の敷板には、「VCKIHN」という陽刻が確認されます。


トングレールの転換装置の様子は、富山地鉄のものと同じで、「HANNING & KAHL」との陰刻があります。

ETTG (European Transportation Technology Grou)にある資料によると、「VCKIHN」は「Vossloh Cogifer Kihn」の略称でレールメーカー、「HANNING & KAHL」は転轍機のメーカー、である様です。ついでに書いておくと、線路の写真でみられる、見慣れないレール締結装置は、edilon)(sedraグループの製品、である様です。

実見してみますと、宇都宮ライトレールは大河川を専用橋で越えたり、併用/専用軌道の境目が立体交差になっていたり、幹線道路を立体交差で右左折していたりと、非常に立体的な路線でした。これを模型的に再現するとなりますと、HO/16番サイズではちょっと大きくなり過ぎ、Nゲージサイズが適当ではないかという印象です。

2024/5/12工作会のご案内


グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線工作会のご案内

【日時】2024年5月12日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。

【場所】中央区立晴海区民館(東京都中央区晴海一丁目8番6号 晴海トリトンスクエア内) 3号室(洋室)
・都営大江戸線勝どき駅下車A2a出口 徒歩10分

・都バス「晴海トリトンスクエア」バス停下車 徒歩3分
 「都05 東京駅丸の内南口-晴海埠頭」
 「都03 四谷駅-晴海埠頭」

・都バス「晴海区民館前」バス停下車 徒歩1分
 「東15甲・乙 東京駅八重洲口-深川車庫」
 「東12    東京駅八重洲口-晴海埠頭」
 「錦13甲・乙 錦糸町駅-晴海埠頭」

・有料(400円/時・最大1,600円)ですが、駐車場があります。
地図はこちらです。

晴海トリトンスクエア内での公民館の場所はこちらです。

【工作会について】
・参加費:会場使用料金(午前1,600円・午後2,100円)の、各時間帯参加者での均等割り
・今回の工作会も、特にテーマを決めないでやりたいと思います。
・工具、材料等は各自、ご自身のプロジェクトに合わせてご持参下さい。

★奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

【12mmホイホイ】地面作成ほか


3月は所属別クラブで第9回鉄道模型芸術祭に参加したり、第22回国際鉄道模型コンベンションで走らせた乗工社ポーターの新たなる被牽引客車を組んだりしていました。客車の組立は、「レーザーカットや3Dプリントを取り入れた最新のペーパーキットの組み具合はどんなもんだろうか?」という好奇心も後押ししてのことです。ということで、トロリー関係の進捗は殆どありませんでした。


とは言うものの、何もしていない訳ではなくて、地面を作っていました。運搬を考えて軽量紙粘土で造形していったため、一気に厚塗りできないので時間がかかりました。とりあえずこれで、180R曲線ユニット4つ、225 mm直線ユニット1つの地面が出来ましたので、試作225 mm直線ユニットと併せて最小限のエンドレス部分の地面はできたことになります。


さて、この12mmホイホイを走らせる簡単な車輛として、JAM2023で発売された「田舎電車+貨車」を考えていたのですが、オークションに乗工社の「名鉄モ510」のキット組立品が出ていたので落札してしまいました。この製品、発売当時の模型ショーで、150Rの8の字エンドレスを軽快に走っておりまして、感銘を受けたものです。当初候補にしていたBStBのCe2/2は、輪軸がお手製ですので、メーカー製輪軸を持つこちらを優先しようと思います。


さて弊社にやってきたこの車輛、組立からやや年月が経過している模様で、上の写真の側からみるとそこそこですが、この写真の側は窓ガラスが脱落しています。連結器と車側表示灯も欠落し、車側表示灯は欠落後に取付孔が拡大されたことが伺えます。恐らく前オーナーは何か代用品を使って修復しようと画策していたのでしょう。それらを含めて整備し、再走行を目指そうと思います。