江東電気軌道(KDK)

トラック・ゲージの改軌


コンテナの片隅から、かなり錆びたトラック・ゲージが出てきました。


レールをPCB枕木へハンダ付けする際に用いた後、洗浄が不完全で錆びさせてしまい、使用中止としたものです。今回、これを改造して、別ゲージ用のトラック・ゲージを作ってみることにしました。


錆び落としには、某方面で良く使われているトイレ用洗剤、「サンポール」を使いました。3時間程漬け込んでおきますと、綺麗に錆が除去されますが、その後水洗いしても、また直ぐ錆が出てきます。そこで、どこかで言われている様に、水洗い直後に、百均で売られていた「重曹水」を吹き付けて、残っている塩酸を中和させてみますと、その後の発錆を押さえることが出来ました。


錆を落としたトラック・ゲージです。三本ある脚のうち、一番手前のものの深さを修正して、切り継いで改軌しようという考えなのですが、果たしてどうなりますでしょうか……

ワ12000のレタリング(下)


ワ12000のレタリング、続きです。


必要箇所を切り出します。どこかに、「デカールをデザインナイフで切り出すと、縁がまくれ上がって宜しくない。鋏で切り出すのが宜しい。」と書かれていたのですが、何分ブツが小さいので、鋏ではちと、無理があります。仕方がないので、縁がまくれ上がらない様注意して、デザインナイフで押し切りです。刃は45°のものを試用してみました。


貼り付け前に、加工やら運転やらで付着しているであろう手の脂を、台所用洗剤で洗い流しました。


貼り付けて、Micro Set で定着させました。レタリングを浮き出させるため、裏から黒の油性フェルトペンで塗り潰しましたが、そのインクはデカールに移らず、影響はありませんでした。また、これまでは転写したデカールを一旦乾燥させてからデカール軟化剤を塗っていましたが、今回は試しに、未だ濡れた状態でデカール軟化剤を垂らしてみました。結果として、濡れた状態で軟化剤を垂らしたほうが、楽にフィルムを消せそうです。

あと、Walthers のデカールフィルムは水が染み込みにくい感じがしますが、裏からレタリングを浮き出させるために黒の油性フェルトペンで塗り潰すと、増々水が染み込みにくくなる様です。これは水性フェルトペンで塗り潰せば影響ありませんが、デカールフィルムが膨潤して浮き上がるのと、水に漬けた際にインクが溶け出して、水が着色するのが問題です。ということで、長時間水に漬けることになるのですが(大きなドア中央部のレタリングは、10時間位漬けました)。そうすると、フィルム裏の糊は完全に溶け去ると考えられますので、ここではフィルム裏の糊には全く期待せず、デカールフィルム自体を溶かして定着させています。フィルム裏の糊に期待して貼る場合には用心した方がいいかもしれません。

ワ12000のレタリング(上)


トロリーとは関係ありませんが、GD鉄道Ore Carのついでに、長年の懸案を片付けることにしました。


モデルワム製のHO-12(3.5 mmスケール12 mmゲージ)、国鉄ワ12000です。かなり前に中古で入手したのですが、レタリングがされていません。ということで、Ore Carの自作デカールを作るついでに、余白を使ってこれのデカールも作っておきましたので、貼り付けていくことにします。


デカールの該当箇所を切り出しましたが、薄水色の台紙に白文字での印字ですと、コントラストが低くて何が何やらさっぱりです。Ore Carの場合は大面積を纏めて一体として貼り付けたので何とかなりましたが、今回は側面の手摺や各種票サシを避けて、小さなデカールを貼っていきますので、見難いと作業に支障が出ます。


ということで、Microscale Industriesのwebページに書かれている通り、裏から黒の油性フェルトペン(black ink marker)で塗り潰して、レタリングを浮き出させてみました。これまでにも既成デカールで数回やってみましたが、書かれていた通り、デカールのフィルムが損傷することもなく、インクもうつることもなく、うまくいきました。ということで、さて自作デカールではどうでしょうか……

ROUNDHOUSE 26′ Ore Car 完成


1月~3月、流行り病による引き籠り生活の所為で気力が衰え、御蔭様で罹患は免れましたが冬眠状態になってしまいました。しかし、3月20~21日の、「池袋鉄道模型芸術祭」を見学し、「これでは……」ということで再始動です。


貼り付けた自作デカールを、Mr.マークソフターやらMICRO SOLやらのデカール軟化剤でフィルムを溶かし、定着させました。写真ですと未だフィルムが目立ちますが、肉眼では相当目立たなくなっていますが、未だフィルムは認識出来る状況です。正直なところ、MICRO SOLより強力なデカール軟化剤、例えばWalthersのSlvasetの様な、デカールフィルム溶解剤とも言える製品があればと思います(日米間の小口輸送が航空便のみなので、液体の輸送が難しくなっているのが現状です)。ちょっと調べてみたら、タミヤから「マークフィット (スーパーハード)」という製品が出た様ですので、いずれ試用してみようかなと思っています。


TESTORS社のPOLLY Scale SATIN FINISHでオーバーコートして、塗装して組み立て済みの下回りと合体させました。オーバーコートをすれば、デカールフィルムは殆ど目立たない状況にまでなりました。


ということで、これでOre Carを1輌増備して、GD鉄道のレプリカ編成の完成です。色々あるのは承知で、真面目にGD鉄道の再現をされている方々からは怒られる代物かと思いますが、「某軌道のイベント用展示列車」のモデル、という位置付けですので、お許し頂ければ幸いです。更にOre Carが入手出来れば、また別番号にして編成長を稼ぐこともあるかもしれませんが、まぁ、この辺で纏まったかなぁ…… という印象です。

P.E. 36′ Box Car 仕上げ


ROUNDHOUSE製のPacific Electric 36′ Box Carを仕上げました。


ブレーキホィールはKadeeの#440、18″のものを、0.6 mmφの洋白線と、外径1.5 mmφ、内径0.6 mmφの自作カラーを介して取付けました。外径1.5 mmφの真鍮線中心に孔を開ける方法は、TMS361号の、井上 豊氏の記事に従いました。但し、ドリル刃の中心への誘導には、円錐状の先端工具を使用してみました。


前回、高さ調整用に0.8 mm厚真鍮板から自作したワッシャは、実際に組み立てた結果厚過ぎましたので、0.4 mm厚で作り直しました。カプラー高を純正ハイトゲージでチェックした結果、非ブレーキホィール側が低すぎました。じっくり見てみると、そちら側のカプラーがやや下向きに傾斜していました。そこで、カプラー下側に、外径3.1 mm、外径5.4 mm、厚さ0.25 mmのポリスライダー スラストワッシャーを入れて下支えしたところ、ほぼ規定のカプラー高に収めることが出来ました。床板と車体の向きは、色々みてみますと、ブレーキシリンダーからロッドが出ている方向にブレーキホィールが位置する様ですので、それに従いました。


ということで、完成した姿がこちらです。客車のことを考えると、同ロードネームの機関車が欲しいところですが、それは次の課題ですね。