DCC

【線路工作】DS51K1のこと


ホイホイにおけるポイント制御の備忘録です。
ホイホイだと、1ボードに1つ、制御するポイントがあるかどうか、というのがこれまでの例です。この制御にDS44を使用するのはコスト面で不利かつオーバースペック、DS52やDS64ではそもそもホイホイのベースボードに収まりそうもありませんので、何とかKATOユニトラック用デコーダ(DS51K or K1)でマシンを動かせないか試行中です。今回はホビーセンターで入手した現行デコーダ、DS51K1の情報です。

①出力は最大20 V 0.5 A。DS51Kは1.0 Aだったのに比べ、半分になっている。
②動作時間は0.3 sec。
③これで電動化した490 Rポイントを動かすと、焼損する恐れがある。
④プログラミング時に黄色コードを接触させるレールはどちらでも構わないらしい。
⑤線路電源をONにした後は、黄色コードは離してしまってもよい。
⑥工場出荷時のアドレスは”001”に設定されている。
⑦DS51K1は、LenzのCompactでは動作しない。

③は製品付属の英文マニュアルに記載されていないので、注意する必要がありますね。

現在、下のようなバラック回路を組んで、リレーを動かせるか検証しています。

DSCN2682

ホイホイ増備(続)R250スパイク&AR1配線


直線に続き、R250コーナーのホイホイのレールもスパイク完了。120228-R250A
AR1とギャップ前後のレールの間とフィーダー線を付けます。並べ方が決まっていない・左右どちら向きのループにも使う、単なるエンドレスにもする、ので、AR1への配線が簡単に設定し直せるように、端子板にラグを2mmネジ留めしました。かなり古いタイプの真空管ラヂオ時代からあるような端子板を2つに切って、2mmネジのタップを立てました。
レールのギャップ部分の枕木はプリント基板で作ったので、内側のレール脇に小穴を開けて単芯線を下から挿して半田付けしています。ここも後で塗装する予定です。ギャップでレールが切れている外側に何かダミーの継ぎ目板を貼ると見栄えが良くなりそうです。120301-AR1wiring 120301-Gapwiring
ループに並べて試運転、AR1の動作確認OKです。AR1を接続のままでエンドレスにしても動作しないだけで特に問題なく走ります。

ホイホイ増備・終点ループ


終点に折り返しではなくループがあると、片運転台の車や機関車牽引のときも運転がし易いので、R250の単線にAR1を組み込んで作ってみようと・・・
今月末のこだま合運に間に合わせられるかなぁ?と、作り始めたのですが、開催中止となって気合が抜けてしまいペースが落ちています。
50mm間隔の複線の先をR250の単線でぐるっと回します。R250の単線の両脇は50mmと25mmで、形が違うホイホイ4種類になりました。両脇は全部25mmでも構わず、その場合は4枚ともR250のコーナーは同じ形になります。120215-LoopA 120215-LoopB 120215-LoopC 
ループA、Bの左右両パターンの他、単線エンドレスとしても並べられるようになっています。エンドレスにしたときは900×600のスペースに納まるので、試運転用に手頃なサイズです。 
今回AR1を少々いじくってホイホイ裏側に納めたため、1枚だけ角が出っ張っていますが、この角(画像赤の線)をカットしてAR1は別に箱に入れて外付けにすれば、更にコンパクトなホイホイ一組になります。120214-AR1

エレクトロライナー基板回路改装


2009/8に入線したときにエレクトロライナーに載せたDZ123デコーダをジャンパ接続ミスで燃やしてしまい、片方の前灯が点いたままになったので、デコーダをDN143IPに交換、ついでに基板の回路も一寸いじくってみました。120131-89-DN143IP
2段4列のジャンパコネクタが各車間にあるのですが、全台車から集電している赤黒ピン(2,3)と前灯尾灯用白黄ピン(6,7)が上下に並んでいるため、接続を誤るとすぐさまデコーダのファンクション0を壊してしまうわけです・・・
そこでデコーダの8ピンプラグから出た所に、33オーム抵抗と念のため50mAのリセッタブルヒューズも挿入しました。アナログ運転時も前後進で前灯尾灯が点灯切替するよう用意された4つのダイオードD1~D4を撤去して、その跡に置きました。画像の黄色矢印2ヶ所をヤスリで切断しています。
室内灯はRail-ONになっていると常時点灯するような配線になっていました。これも今回変更して、前灯または尾灯点灯時・ファンクション0がオンのときに点くようにしました。赤・黒から4つのダイオードD5~D8をブリッジにして供給していたものを一旦撤去し、白・黄回路の途中からワイヤをつないだダイオード2個を通して-側(4)につないでいます。+側はジャンパの青(8)を(5)に結べばOKです。U1,C2,R26,R27はおそらくアナログ運転用定電流回路と思われるので撤去しています。120131-146-CBoard
両面プリント基板に迷路のように回路が作られているので、裏表ひっくり返しながらさんざん眺めないと判読しづらいものです・・・

UT4スロットルの改造


Digitraxのスロットルのファンクション2番・F2は汽笛に使うよう想定されているので、ファンクションボタンの中でF2だけはモメンタリモード=押している間だけONになるのが工場出荷時設定です。
今まで使ってきたUT1,UT2やDTxxxスロットルでは、この設定を変更して、トグルモード=押してON/もう一度押すとOFFに出来ますが、UT4では出来ないようです。代わりに?、15秒以上押し続けているとON状態が保持されるようにはなっています。
扉開閉操作をDCCで始めた当初、小型のデコーダはDN140しかなかったため、左右の扉開閉への切り替えにはファンクションF1、F2を使い、その後も同じようにして来ました。スロットルは全て設定変更して、F2もトグルモードで使って来ました。扉開閉操作中ずっとF2ボタンを押し続けるのは難しいです。

せっかく夏にSacramentoで買って来たUT4があるので、文句言っていても仕方がないので改造しました・・・111206-UT4F2Hold
2mmアクリル板の押さえに、下のF5/F11ボタンを逃げる穴を開けて、F2/F8ボタンに被るように裏に丸穴を彫って、1.0洋白線のバーを左右側面から掛けてアクリル板の先端を押さえられるようにしています。下側の取付ベースのt0.5板は裏側の電池入れからネジ留めしてあります。これでF2をトグルモードもどき・ONにしたままに出来ます。
扉開閉が15秒以上掛かると、押さえを外してもONになったままなので、もう一度押してOFFにしてやる必要があります。UT4自体には各ファンクションのLED表示がないので、車両の側灯が頼りになります。側灯が点かない車両には使いづらいです。