車両
2019年6月9日 10:23 PM | 投稿者名: treasure
5月19日の工作会で、Pacific Electricの“BLIMP”のDCC化にむけ、内部を探ってみました。
床板を外してみると、側板は一枚板で、補強のアングルはありません。それは製造者の好みの問題とか、塗装済完成品である故の部品点数、工数削減の影響があるでしょうから、特に問題ではないと考えます。問題は、床下固定の2.0 mmφネジを緩める際、回転に対して周期的なトルク変動を感じた点です。これは、雄ネジ、雌ネジの精度が出ていないことを意味します。そこで、ネジは国産品と交換することにしました。交換した結果は良好でしたので、雌ネジは問題なかった様です。
モーターと伝動軸ですが、アライメントが出ていません。写真では判りませんが、配線ハンダ付時けに飛散したフラックスを処理していなかったのか、モーター端子周辺が粉を吹いていました。この辺は、CRC 2-26を綿棒に染ませて清掃しました。配線を固定しているセロテープも経年劣化が著しく、アセテートテープに替える必要があります。デジタル化するのであれば、配線はもう少し細くてもいいと思います。
モーターは一見、どこにでもある様なオープンフレームモーターで、長軸フライホイール付でしたので、伝動シャフト長の関係から、これは交換しないでそのまま使うことになると考えていました。
これが、問題のあった部品一覧です。先ず伝動シャフト。シャフトとジョイントの固定が緩く、クルクル回ってしまいます(写真は緩いことを示すべく、ずらしています)。これはジョイントの位相云々以前の問題ですので、適当なエンドウ製Uジョイントと交換することにしました。そうするとモーターも交換することが可能になるため、悩みが増えました。
次は以前修理したポールです、絶縁ブッシュを挟んで、屋根に開けられた孔に1.4 mmビスを通し、下からネジ止めして固定する構造なのですが… 絶縁ブッシュの嵌る部分の直径が2.6 mm、屋根の孔の直径は2.4 mmと、入りません。おまけに、このポールの太さでは、ポールフック先端と屋根の間をくぐらせることが出来ません。つまり、ポールを下げた状態で固定できないということです。ということで、屋根の孔には1.5- 2.4 mmのモーターシャフトブッシュを挿入し、Custom Traxxから発売されているポールを使用することにしました。
最後は左端の赤いパーツです。実車写真を色々見てみますと、妻窓室内側に掲出された運行番号表示器(?)のようです。実車では、番号の背景は黒色なのですが、ここでは赤一色です。TAMIYAのエナメル塗料で色差しをする必要がありそうです。
当初は、単純にデコーダを載せて配線すれば、お邪魔カーになると目論んでいましたが、そうは問屋が卸してくれない様です。
あと、一応、NMRAゲージで輪軸を検査してみますと、S-4.2はクリアしていました。手を入れればちゃんと走る希望がみえてきました。
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2019年3月3日 10:46 PM | 投稿者名: treasure
東江戸川電軌さんに倣って、曲線通過試験中です。
The Car Works製のPacific Electric “BLIMP”、#308です。今は閉店してしまったお店に、格安で出ていました。デジタル化する前に、アナログで250 mmRを通過するか試しているところです。結論としては、何とか通過可能でしたので、デジタル化しようと思います。で、ポールは? といいますと…
無残にも曲げられてしまったポールです。材質が柔らかいので、右下に近い状態から、何とか左上の状態に修正しました。右下のものも修正しなければなりません。
ポールが曲がってしまったのは恐らく、収納の際、スポンジに対して上下逆に収納してしまったためかと思っています。上に切り込まれたスペースにポールを収める筈ですが、よく、「台車~連結器のスペース」と勘違いしてしまいます。という私も、Bowser製Market Street Railway 952号車を収容する際、良く勘違いします。幸い、柔らかいスポンジではなくて、硬いプラシートの真空成型品に収容されますので、無理矢理押し込んで変形させる、ということがないので助かっています。
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2019年1月8日 6:06 PM | 投稿者名: OSARU
試運転を行っております。
東江戸川電軌
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2018年12月31日 11:12 AM | 投稿者名: kingyo
10x10mm快削真鍮角棒の使い残しを切って、車輪圧入用のジグを新調しました。10.5mm径あるいはそれ以下の車輪用で、それ以上の蒸機用クランク付車輪などには適しません。
ジグはタイヤの間のバックゲージを合わせるU字溝ブロックと、軸端用ブロックの2種類です。
U字溝ブロックは、NMRA Wheel規格S4.2のバックゲージ 14.55mmのものと、急カーブを通過しやすくするために狭めにした14.3mmの2種類のものを作りました。
軸端用ブロックは、10x10x10mmのサイコロ状で、4面には3種類の穴が開けてあります。
1)φ2.2ドリル穴を両面貫通 軸を押さずにタイヤが押せます
2)φ1.6ドリルの深さ2.0mm穴のプレーン軸端用
3)テーパー穴の底にφ1.2ドリル穴を貫通させたピボット軸端用
バイスで保持しやすくするための支え板はM1.4ネジで留めてあり、穴の向きが変えられます。
U字の溝は、車軸にギアや集電用銅パイプなどが付いたままでも入れられるサイズになっています。
車軸の片方を1)のブロックに挿し、反対側には2)または3)のブロックを挿して、バイスにセットします。U字ブロックを挟んで圧入して、バックゲージを合わせます。
両側に出た軸端の長さが揃わないときは、U字ブロックを挟んだままで、左右のブロックを取り替えて、再度長さが合う位置まで押し直します。
車輪の圧入にはプレスが良いという話もあります。サイズの問題や好み?もあるのかも知れませんが、昔からいつもバイスで締め付けてきました。軸を垂直方向にセットするよりも、水平にセットするほうが楽だと思います。このサイズのジグの場合、顎が45〜50mm開く大きめのバイスが必要です。
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2018年12月25日 10:20 PM | 投稿者名: treasure
SEPTA Kawasaki LRVの動力化進捗具合です。
1 mm厚真鍮版から台車サイドフレーム取付用スペーサを切り出し、集電板にハンダ付けし、納まり具合を確認したところ。どうも集電板が上開きになります。調べてみますと、集電板を下部左右から挟んでる輪軸押えが狭い様です。そこで、当たる部分を斜めにヤスって対処することにしました。付随台車に関しては、台枠側面の陽刻が集電板の上開きを助長している様子でしたので、こちらもヤスってみました。写っているハンドバイスの開口部には、工作物が傷付くのを防ぐため、木の薄板を貼ってあります。
対処後の納まり具合です。丁度良い具合に収まりました。
集電板をスペーサもろとも、「めっき工房」で黒ニッケルめっきしました。以前のBowser製動力では、集電板はプレス抜き黒メッキ済みだったのですが、今回購入した動力キットのものは、エッチング抜き生地仕上げでした。ハンダ付けには生地のほうが楽なのでエッチング抜きのものを使いましたが、完成後に集電板が目立つのも嫌だったので、黒ニッケルめっき処理をした次第です。で、この「めっき工房」、発売開始直後に購入したと記憶していますが、未だ現役商品の様です。めっき液もかなり古いものですが、冷蔵庫での保管が功を奏したのか、異常なく使用することが出来ました。
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