江東電気軌道(KDK)

2020/12/20忘年工作会のご案内(キャンセル)


グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線忘年工作会のご案内(キャンセル)

12月16日現在、ここ一週間程のCOVID-19感染症の動向をみますと、趣味の集まりで忘年会をやっている状況ではなくなった様に思えます。

鉄模関係の催しが軒並み中止となるなか、身内・少人数で集まれることを期待していたのですが、12月20日に計画していた忘年工作会はキャンセルすることと致しました。

楽しみにされていた方々には申し訳ありませんが、ご了解頂ければ幸いに存じます。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

P.E. 36′ Box Car 組立


ROUNDHOUSE製のPacific Electric 36′ Box Carを組んでいます。


下回りを組み立てて塗装しました。クイーンポスト等の接着にはScotchのプレミアムゴールド スーパー多用途2という、変性シリコーン系接着剤を使用しました。ダイカスト製床板に、ナイロン系と思しき部品を接着する状況であったため、ポリエチレン等にも接着効果を発揮するこの製品を選んでみました。ボルスター中央からネジが突出していますが、これは塗装の際、床板上面がべったり接地しない様にネジ込んだ長ビスの先が突出したものです。まぁ、台車を下からネジ止めする前に、この状態で台車の上に載せ、実車を模して遊んでみましたが…

台車を含め、塗装はミッチャクロンで下塗りした後、タミヤ製エナメル塗料 ジャーマングレイ(XF-63)で上塗りしました。この後、ボルスター表面やカプラーポケット内部等の摺動面には、P.B.L.製のNeolubeを塗り込みました。この塗料、機関車のロッド等の鉄地肌の表現に利用されることが多いのですが、ここでは本来の用途である、潤滑剤として利用しました。

画面右下に写っている2枚のワッシャは、高さ調整用に0.8 mm厚真鍮板から自作したものです。直径はボルスター径と揃えた1/4”(=6.35 mm)、内径は#43(=.089″)と、インチ規格になっています。買い揃えておいたインチ系のドリルが役立ちました。ネジの規格については色々な見解があろうかと思いますが、既にユニファイ系のネジを前提にした下孔が開いていますので、この車輌では、全てにUNC 2-56ネジを使用しています。


上回りは、屋上のルーフウォークは既に接着されていたので、上下のドアガイドを定位置に嵌め、取付ボスに裏からリモネン系接着剤を流し込めば組立完了です(孔の径は丸ヤスリで調節する必要がありました)。ルーフウォークは一部、接着されていない取付ボスがありましたので、そこにも接着剤を流し込んでおきました。

ドアやドアガイドをランナーから切り出した際に出来るゲート跡や、バリを除去した跡、車体そのものへの吹き洩らし等へのタッチアップは幸い、ドアガイド等がランナーに付いたまま塗装されていたので、そこに付着していた塗料をプラ用ラッカー系塗料のシンナー(Mr.カラーうすめ液)で溶かし、エポキシ系接着剤を注入するために作った器具で必要箇所に置いていくという手法で実施しました。同じ条件を経過してきた塗料ですので、色合わせの心配もなく、うまく行きました。

下回りの塗装で残ったジャーマングレイは更に薄めて、木の継目への墨入れとウェザリングに利用しました。それなりにプラの質感は消えた様です。


ブレーキホィールはちょっと大き過ぎ、高さも足らない感じがしますので、ここだけは修正することにします。といっても、接着しなければ差し替え可能な部品ですので、Box Carの仕上げとOre Carの組立と並行して手配することにします。

トレーラーの組立


私事ですが7~10月と、頼まれ仕事で時間がとれす。模型工作が進みませんでした。

本当ならば、SEPTA Kawasaki LRVの電装を進めるべきなのですが、何か手軽なものでリハビリを… ということで軽く、Pacific Electricの36′ Box Carと、UNLETTEREDの26′ Ore Carを組み立てることにしました。


36′ Box Carの部品はこれだけですので、比較的短時間で組み上りそうですが、類型の36′ reeferの組立記事の通り、プラの質感を消す作業が必要です。台車は、製品付属のものではなく、Kadee製Arch Bar台車に交換することにします。


台枠です。バリが酷く、型も表裏でずれているような様子がありますが、様になる程度にバリを落とす程度にしたいと思います。ボルスター表面にもバリがありますので、走行性能を考え、ここだけはきっちりと仕上げようと考えています。


26′ Ore Carの部品です。前作は、Kadeeのダイカスト製Bettendorf台車を履かせましたが、今回はHGC製のそれを履かせてみることにします。レタリングは前作と同じにしたいので、デカールを自作する必要があります。まぁ、その前に下回りの組立と全体の塗装が必要です。

【運転会】開催しました


9月27日に「中央区立晴海区民館」において、運転会を開催しました。これまで使っていた「ほっとプラザはるみ」が、大規模改修工事のため長期休館になっていますので、こちらに変更しての開催です。


今回の配置です。10月の関東合運が中止となりましたので、例年のような予行ではなく、2月運転会に準じた、小締まりした配置にしてみました。ヤードについても、UNITRACKで構成しているので、「必要になったら増設すりゃぁいいか…」という怠慢な考えで、最小限に留めました。


この機会を利用して、複線直交ホイホイの試運転をやってみました。エンドレス中に、150 mm直線ホイホイの代わりに組み込み、車輌を通過させてみました。うん、直角クロス通過時のジョイント音が中々宜しい様です。


通過状況です。問題になりそうな「車輌の揺れ」もなく、順調に通過することが確認されました。勿論、途中で接続を替え、二方向いずれにおいても検証してあります。結論として、線路状況、配線ともに問題は認められませんでした。ちょっと車輌のバラエティという面からは不充分かもしれませんが、舗装にかかることと致したく思います。


参加車輌の勢揃いです。COVID-19感染症の防疫を心掛けねばならない時節柄、時間を限って出席された方が多かった様子ですが、久し振りに対面でお会いできましたので、有意義ではなかったかと考えています。まぁでも、「換気して下さい」とか、「体温測って、参加者の名簿作っておいて下さい」とか、色々大変でした。(←こういうことを書いておくのも、時節の記録として何時役立つか解りませんので、書いておく次第です)

同時に開催しました2020年度総会も無事に終了致しました。今回は、グループの今後についての議論がありました。

富山の路面電車再び


昨年に引き続き、頼まれ仕事で富山に行ってきました。そこで、今年3月に富山ライトレールと富山地方鉄道富山軌道線が接続された後、どの様に変化したのかを見てきました。


富山駅北側、旧富山ライトレール側の線路です。昨年はコンクリートの基礎だけでしたが、このようになっていました。周辺は未だ整備中で、昨年の位置からの撮影は出来ませんでしたが、最近流行り(?)の、曲線を組み合わせた滑らかな線路配置になっています。


昨年の写真とほぼ同位置からの撮影です。南北直通後は、以前から走っているポートラム(PORTRAM)に加え、ここに写っているサントラム(SANTRAM)とセントラム(CENTRAM)も、旧富山ライトレール区間を走行しています。セントラムはポートラムと同系なので不思議はないのですが、サントラムが乗り入れていたのは意外でした。


こちらは旧富山軌道線側の富山駅~新富町を走るポートラム(PORTRAM)です。富山駅を潜ってこちらにも顔を出す様になりました。


富山駅に掲示されていた路線図です。系統的には、旧富山ライトレール区間と旧富山軌道線区間は分離されている様ですが、実際には旧富山ライトレール区間から富山駅に入った車輌はそのまま、旧富山軌道線区間に入線します。で、行先表示は富山駅で変更する様で、3系統の環状線は岩瀬浜行きの表示になります。で、富山駅~環状線分岐点の間は、反対側から富山大学前で折り返した岩瀬浜行きが走ってくる訳で… 目的地が同じ車輌がすれ違うという、中々愉快な状況になっています。

あと路線図には、富山駅~インテック本社前、インテック本社前~奥田中学校前の二箇所にシールが貼られて目隠しがされています。新停留所の準備かと思われますが、駅前や八田橋付近の工事進捗状況をみると、暫く先の様に思えます。

まぁいずれにしろ、サントラムには未だ乗れていませんので、いずれまた行きたいものです。