江東電気軌道(KDK)

【線路工作】2017進行中プロジェクト

2017年を迎え、昨年実施したプロジェクトおよび、今年実施予定のプロジェクトを整理しておきたいと思います。

1.車庫分岐の舗装

昨年当初からのプロジェクトでしたが、既報通り目出度く完成しました。

2.調整用直線ホイホイ

昨年途中で割り込みになったプロジェクトですが、既報通りなんとか完成しました。

3.右亘り線

昨年当初からのプロジェクトでしたが、検討の結果、コストパフォーマンスに疑問が出てきたため、既報通り途中中断としました。

この3つは、とりあえず始末が付きました。

4.ループ線

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これも昨年当初からのプロジェクトでしたが、ボードを罫書いて切り出したところで、全体をp形からq形に反転させることにしました。既報通り、ボードの組立等が進行中です。本年のメインプロジェクトです。

5.複線右分岐の再生

 
Kingyoさんから譲って頂いた、旧い複線右分岐の再生計画です。当初は、「最低でも、クロッシング部分はp形ループ線に流用できるだろう…」という目論見だったのですが、線路配置がp形からq形に反転したため、この線路配置のまま再生することにしました。今後作るかもしれない複線左分岐を考えると、直線は分岐前にあったほうが色々と好都合なので、ボードは作り換えることになるかと思います。ポイントマシンや、極性切替回路等、使える部品は全て他に流用されていますので、その辺も新規に考えなければなりません。こちらについては、ぼちぼち手を付けていこうかと思います。

今年も線路関係のプロジェクトが目白押しですが、どこまで出来ますでしょうか…

2017/2/12運転会のご案内

グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線運転会のご案内

【日時】2017年2月12日(日) 9:00 ~ 17:00

【場所】中央区豊海区民館(東京都中央区勝どき六丁目7番8号2号室和室
●都営地下鉄大江戸線勝どき駅下車A3 出口 徒歩10 分
●都バス「豊海区民館入口」バス停下車徒歩3 分

「都04 東京駅丸の内南口-豊海水産埠頭」
「門33 亀戸駅-豊海水産埠頭」

【地図】

【スケジュール】
2月12日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。また、事前の参加表明も不要です。

【運転会について】
参加費:会場使用料金(午前2,300円・午後3,000円)の、各時間帯参加者での均等割り
●曲線半径250 mm のエンドレス+仮設車庫線を準備します。
●参加者におかれましては、Digitrax のDCC スロットルと分岐コネクターをご持参頂けると助かります。

奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

【忘年工作会】開催しました

ご報告が遅くなりましたが、12月18日に「ほっとプラザはるみ」において、忘年工作会を開催しました。

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今回は、工作会終了後に忘年会を計画していたことから、大掛かりな工作ではなく、下拵えに徹しました。これは、肩を落として平面にした246 mm長のユニトラック道床を、カーブを敷設するために枕木2つ分ずつに切断しているところです。

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続いて中心に0.8 mmφの孔を開けます。以前は「少量だから…」ということで、0.8 mmφ孔を開けた治具にそのままドリルを通していたのですが、周辺が削れて孔が大きくなってしまいましたので、慎重に孔を拡げてパイプを圧入してハンダ付して修復しました。先ず折れた1.0 mmφドリルの根本を研いだポンチで中心を印し、それをセンターにして0.8 mmφドリルで孔を開けました。結構な量の道床がありましたので、これで1日経過してしまいました。

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工作会終了後、ほっとプラザはるみ内のレストラン、フェリーチェに飛び込んで忘年会を開催しました。

それでは、良いお年をお迎え下さい。

【線路工作】進捗状況

プロジェクト進捗状況です。そろそろ年末で忙しくなってきましたが、正月休みに集中して作業できる様にしようと、周辺作業を進めています。

1.調整用直線ホイホイ

既報通り完成しました。

2.車庫分岐の舗装

これも既報通り完成です。

3.右亘り線

既報通り途中中断としました。

4.ループ線

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ボードの組立を進めています。交差部は表裏逆転させて、全体をp型からq型へ変更しました。ボード表面の罫書きは、直線はべニア端部からの距離をカーソル付スケールで写し取り、間を直線で結ぶことで、曲線部は、線路中心線に18 mm間隔で0.8 mmφ孔を垂直に開け、間を半径250 mm曲線のテンプレートで結ぶことで表裏反転させました。18 mm間隔というのは、ユニトラック枕木仮止め用のスパイク間隔です。孔を垂直に開けるには、Northwest ShortlineのSENSIPRESSと、それに付けて使うDRILL/TAP HOLDER(Micro Mark製品)を使用しました。まぁ、実用上充分な精度で表裏反転が出来たのではないかと考えています。

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クロスに使用するPCB枕木も、写真の様に切り出しました。幅はちょっと広いのですが、1)昔サンプルとして買った、英国製路面用分岐が、4 mm幅のPCB枕木を使っていたこと、2)下に挟む予定の情報カード裏面に5 mm方眼が印刷されていて、5 mm幅の帯ならば、切り出す手数が大幅に省けること、3)どうせ舗装の下に埋めてしまうのだから、幅なんかどうでもいいこと、という3つの理由から、5 mmにしてみました。端材も写っていますが、これらは利用する日もあるかもしれない… ということで保管しています。正方形の板は、近い将来作ろうと計画している、直交クロス用です。

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PCBは、使われている方多い、PROXXONのミニサーキュラソウテーブルに、60 mmφのダイヤモンドブレードを付けて切り出しました。材質は、どうも紙フェノール基板では、熱を加えた時にパチンと銅箔が浮くことが多々あったので、ガラスエポキシ基板を驕りました。「腕が悪い」とか、「オーバースペック」とか色々言われておりますが、1)数量的にはそう多くない、2)きちんとした代物を作るのが先決、ということで、材料単価が高いことは甘受しております。

さてこのペースで、正月休みに線路敷設が出来ますでしょうか…

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作⑤)

引き続き、ホイホイ基板の製作方法を備忘録的に書いていきます。

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ここからはある意味、時間との競争になりますので、写真が充分ではありませんが、とにかく、ホイホイ側面に位置する角材を白ボンドで接着し、ずれ止めの#70用スパイクを打ったら、この様に平面の出た、厚手べニア板の上に置きます。弊社では9 mm厚のべニアを使っており、特に上板に接する面はシナべニアとして、平面を出しています。

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その後直ちにべニア板を重ね、更に重錘を載せて圧着します。重錘には何時も手軽なところで、雑誌を載せています。本は結構重いので、これで充分かと思っています。

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で、接着後の姿がこちらです。この後、肋材の長さをNTドレッサーで調整して、黄ボンドで接着し、上と同様に圧着します。