ワ12000のレタリング(下)


ワ12000のレタリング、続きです。


必要箇所を切り出します。どこかに、「デカールをデザインナイフで切り出すと、縁がまくれ上がって宜しくない。鋏で切り出すのが宜しい。」と書かれていたのですが、何分ブツが小さいので、鋏ではちと、無理があります。仕方がないので、縁がまくれ上がらない様注意して、デザインナイフで押し切りです。刃は45°のものを試用してみました。


貼り付け前に、加工やら運転やらで付着しているであろう手の脂を、台所用洗剤で洗い流しました。


貼り付けて、Micro Set で定着させました。レタリングを浮き出させるため、裏から黒の油性フェルトペンで塗り潰しましたが、そのインクはデカールに移らず、影響はありませんでした。また、これまでは転写したデカールを一旦乾燥させてからデカール軟化剤を塗っていましたが、今回は試しに、未だ濡れた状態でデカール軟化剤を垂らしてみました。結果として、濡れた状態で軟化剤を垂らしたほうが、楽にフィルムを消せそうです。

あと、Walthers のデカールフィルムは水が染み込みにくい感じがしますが、裏からレタリングを浮き出させるために黒の油性フェルトペンで塗り潰すと、増々水が染み込みにくくなる様です。これは水性フェルトペンで塗り潰せば影響ありませんが、デカールフィルムが膨潤して浮き上がるのと、水に漬けた際にインクが溶け出して、水が着色するのが問題です。ということで、長時間水に漬けることになるのですが(大きなドア中央部のレタリングは、10時間位漬けました)。そうすると、フィルム裏の糊は完全に溶け去ると考えられますので、ここではフィルム裏の糊には全く期待せず、デカールフィルム自体を溶かして定着させています。フィルム裏の糊に期待して貼る場合には用心した方がいいかもしれません。