ユニトラック互換小半径曲線の組立

2025年12月14日の忘年工作会で実施した、STRV’s Studio製小半径曲線の組立記録です。


先ずR730曲線旧製品(品番2-240)からレールを抜き、曲率を調整して小半径曲線の道床に合うよう調整します。全ての枕木に、実際に機能しているレール締結装置がモールドされていますので、多少の不一致は問題になりません。

作業してみますと、1)ユニトラック旧製品でのレールと枕木は、新製品よりきつくカシメられていること、2)レールの曲げは甘く、内側レールに至っては直線のままのものがあったことに気付きました。


曲率を調整したレールの先端(カシめられていなかった側)をヤスって尖らせ、新しい道床に挿入します。レールの両端にはどうしてもベンダーにかからず、直線のまま残る部分が出来ますので、その部分はレール長を調節する工程で切り落としてしまうことにしました。具体的には写真にある通り、レールがユニジョイナーを嵌める切り込みと並行になるまで端面から突出させ、その位置で#6/0の糸鋸を使って切断しました。レール切断後、切断面は軽くヤスり、面取りをしておきます。レール挿入のために尖らせた部分は、ここで切り落とされますので、仕上がりには影響しません。レール後端(カシめられていた側)は、直線のままの部分は新道床にかかりませんので、こちら側も端面は綺麗な曲線になります。

R7301本のレールでR130-45°2本分、R250-45°1本分のレールを賄えますので、直線のままの部分を切り落とす作業が必要となるのはR250の両端とR130の片端です。つまり、ユニトラック曲線からレールを移植する場合には、R130よりもR250のほうが手数がかかる、ということです。900 mm長のHO PCフレキシブル線路(品番2-001)を利用する場合はまた違った評価になると思います。


ということで、ほぼ1日かけてR250 8本とR130 8本の組立を完了することが出来ました。この後、全ての接続部にユニジョイナーを取り付け、完成としました。