江東電気軌道(KDK)

【関東合運向け】接続試験


例年通り、9月24日に「ほっとプラザはるみ」において、10月の関東合運に向け、予行を兼ねた運転会を開催しました。


今年度の配置です。事前にCADを使って検討した通り、ぴったりと収まりました。今年の接続試験時のトラブルは、別給電区域とした仮設ヤード部の極性が逆であることの発見が遅れたことのみでした。部分的な試運転では大丈夫であった為ですが、そこで使ったのはKATOの欧州型単車とBowserのMarket Street Railway 952号車でした。片や短軸距の単車、片や大きなフライホィール付きで、物理的に大慣性… ということで、ショート検知の間もなく別給電区域に入っていた様です。フライホィールなしの連接車が走ったらショートで立往生してしまいました。

例年と異なるのは、この段階で更に一工夫加えよう、ということになった点です。ということで、関東合運ではこれに一品追加した配置になる予定です。


恒例の仮設ヤードですが、今回は小さめの配置としましたし、線路延長は短くなり、更にもう一つヤードがありますので、こんなもので充分でしょう。普通に分岐させると、線路が丁度机の境にかかるので、間をちょっと長くして逃げました。いつも通り、KATOのUNITRACKを、適当に切った9 mm厚ベニヤ板のスペーサー上に並べた構成です。4 mm厚べニア板を適当に切り、下に5 mm厚角材を付けて簡易的にでもボードを作れば見栄えも良くなるのでしょうが、色々な条件とのトレードオフで、かかるバラック的手法に落ち着いています。


さて運転中に、車輪の汚れが話題になりました。ふと見てみると、Market Street Railway 952号車の動力車輪にかなりの汚れが蓄積しています。DCCでは、車輪が余り汚れないことと、同じように走らせているKATOの欧州型単車の車輪が全然汚れていないので、つい油断していました。合運には清掃して臨むようにしましょう。

尚、同時に開催しました2017年度総会も無事終了致しました。

【線路工作】進捗状況


プロジェクト進捗状況です。また仕事が忙しくなって停滞しそうですが、とりあえずここまで出来ました。

1.ループ線


クロス部です。直線側のレールのうち、外側部分を固定しました。一緒に写っているNMRAスタンダードゲージで、ゲージが基準値内に収まっているかを確認しつつのハンダ付けです。


続いて、カーブ側レールにフランジウェイを刻まなければならない訳ですが、それに使う工具を調達しました。幅0.010″と0.036″の「ナット溝切りヤスリ」と、厚さ0.6 mmの「極平ヤスリ」です。「ナット溝切りヤスリ」は、ギターの弦を収める溝を彫るもので、0.036″ (約0.9 mm幅)で溝を切って、「極平ヤスリ」で規定寸法まで拡げよう、という算段です。0.010″ (約0.3 mm幅)のものは、糸鋸の刃の厚みとそう変わらないことから、レール切断用にならないかと買ってみました。あと、暇な時間を縫って、補助用の単線50 mmL、200 mmL単線ホイホイにも軌框を敷設しました。

2.複線右分岐の再生


キット状態にした台枠を組み立て、塗装して完成させました。

現在、線路の固定に使用されている多数の「植え込みネジ」を通す孔を、どうやって新しいボードに写すか、を考えています。

都電のお話


実は我が勤務先から、都電荒川線(最近、「東京さくらトラム」などという、大層ハイカラな愛称がつきましたが、要するに王電です)の大塚駅前、向原、東池袋四丁目停留所は昼休みの散歩距離内です。ずっと工事をやっていまして、進んでるんだか進んでないんだかという状況が長年続いていましたが、最近ようやっと、目に見える変化が出てきました。


向原、東池袋四丁目電停間で、都市計画道路補助81号線の工事が施工されています。この道路を作る関係上、専用軌道が併用軌道に変更されるのですが、仮線を敷設して線路の基礎から改修されています。併用軌道といえども、普通は枕木が入っているものですが、コンクリート製の基礎に直接レールが敷設されています。今後舗装されて完全な併用軌道になるのか、緑化されてセンターリザベーションみたいになるのか、みていきたいと思っています。


JR大塚駅南口側のカーブです。ずぅっと工事中だったのですが、地下駐輪場が完成したことにより、公園として整備されました。レイアウトを考える際、急カーブ内側をどう処理するかは悩ましい問題かと思いますが、ヒントのひとつになるかと思います。


大塚駅南口側では公園が竣工しましたが、北口側では、昭和12年から王電横に建ってきた「大塚ビル」が解体されます。1Fに「あおい書店」さんが入っていた時は良くお世話になりましたが、そんな古いビルとは思ってもいませんでした。実は、元「白木屋大塚分店」という由緒ある建物だった様です。

【線路工作】進捗状況


プロジェクト進捗状況です。3月の報告以来、なかなか模型工作が出来ない状況が続いてきましたが、ようやっと復活です。

1.ループ線


クロス部です。工作会で仮止めした曲線部のユニトラ枕木を、PCB枕木に置換しました。あちこちに仮止めの孔を開けて、#100レール用スパイクで仮止め&位置決めをしてあります。試行してみた結果、一旦外しても、完全に元の位置に戻せそうです。

2.複線右分岐の再生


旧い複線右分岐の再生計画です。先に述べた通り、ボードを作り換えることにしたので、450×450 mm の4 mm t シナべニアから、ボードを切り出しました。


ユニトラジョイナーを収める欠取りを作り、10×20 mm 角材を所定寸法に切り出し、キット状態にしました。

あとは早いとこ組み立てて、具体的な移設方法を考えることにしましょう。

2016/9/18総会および運転会のご案内


グループ軌道線事務局

★グループ軌道線MTCC総会および工作会のご案内
【日時】2017年9月24日(日)

【場所】中央区ほっとプラザはるみ(東京都中央区晴海五丁目2番3号)3+4号室
都営大江戸線勝どき駅下車 A3番出口 徒歩16分
都バス「ほっとプラザはるみ前」バス停下車徒歩3分
「都05 東京駅南口-有楽町駅・銀座四丁目-晴海埠頭」
「都03 四谷駅-銀座四丁目-晴海埠頭」
「錦13甲 錦糸町駅-豊洲駅-晴海埠頭」

【スケジュール】
※集合時間は自由です。総会開会時間までに、ご都合に合わせておいでください。
9月24日(日) 9:00 ~ 16:00 運転会
16:00 ~ 17:00 年次総会

【総会について】
※総会出席予定者は「総会出席票」を、欠席予定者は「委任状」を、必要事項ご記入の上ご返送下さい。総会成立のため、ご協力をお願いします。

【議題について】
会計報告
今後の活動方針
その他

【運転会について】
参加費:無料(総会併催のため)
今回の運転会は、10月の関東合運で使用する、ホイホイの連結試験を兼ねています。関東合運でホイホイを供出される方は持参をお願いします。
その他の関東合運参加者各位は、合運で使用するDigitraxのDCCスロットルと分岐コネクター等をご持参頂き、動作試験をして頂けますと助かります。

【会費について】
会計役員宛送金又は総会会場でお受けいたします。
金額:3,000円(予定)

【その他】
総会成立のため、長期会費未納者・長期音信不明者については退会等の措置を講ずる場合があります。

※「総会出席票」または「委任状」返送については、郵便の他、電子メールをご利用ください。
☆ 電子メールをご利用の方は、捺印を不要と致します。
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【出席の方】
総 会 出 席 票

私は、2017年9月24日に開催される「グループ軌道線総会」に出席します。
尚、本票提出後、都合により当日欠席する場合は、    氏を代理人と定め、議決権を行使することを委任いたします。
上記に代理人を定めない場合は、議長に委任いたします。

2017年  月  日

氏  名:           印

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【欠席の方】
委 任 状

私は、    氏を代理人と定め、2017年9月24日に開催される「グループ
軌道線総会」において議決権を行使することを委任いたします。
上記に代理人を定めない場合は、議長に委任いたします。

2017年  月  日

氏  名:            印

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