江東電気軌道(KDK)

【運転会】開催しました

2月8日に、中央区立晴海区民館にて、運転会を開催しました。
12月の忘年会を、工作会併催としましたので、グループとしては、関東合運以来、4ヶ月振りの運転会となりました。

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今回の線路配置です。お気楽モードの運転会でしたので、250R複線ホイホイのエンドレスに、ユニトラックで仮設した小ヤードという簡単な構成にしました。ポイント転換等、全てDCC制御ですので、何処かにフィーダーを繋げる以外の配線は不要です。これは、短時間での設置撤収を大きく助けてくれています。

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参加車輛です。全てDCC制御ですので、ギャップなしのヤードに、実物通りに詰め込むことが可能です。で、注意を怠ると、「ごっつんこ」してしまうのも実物通りです。

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今回、ユニトラックの490Rポイントに後付けして使う、DCCポイントマシンが、車輛が走行している最中に転換しない、という問題が発生しました。転換時に0.5 Aと結構な電流を消費するため、今回使用した比較的小さな電源では賄い切れなかった様です。(でも、車輛の走行スピードは変化しませんでした。不思議といえば不思議です。)電源容量をもっと大きくするか、ヤードを別ブロックにして、ブースターをひとつ割り当てるかの対策が必要でしょう。

いつもの線路にいつもの車輛を使っても、運転会をする都度、何等かの問題が発生します。だから楽しいんですけど…

2015/2/8運転会のご案内

グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線運転会のご案内

【日時】2015年2月8日(日) 9:00 ~ 17:00

【場所】中央区立晴海区民館(東京都中央区晴海一丁目8番6号 晴海トリトンスクェア内(http://www.tafuka.co.jp/tokyo_chuo/tsukishima_harumi.html) 2号室(洋室)
・都営大江戸線勝どき駅下車A2a出口 徒歩10分
・都バス「都05東京駅丸の内南口-晴海埠頭」「都03四谷駅-晴海埠頭」
晴海トリトンスクエア下車 徒歩3分
・都バス「東15甲・乙東京駅八重洲口-深川車庫」「東12東京駅八重洲口-晴海埠頭」「錦13甲・乙錦糸町駅-晴海埠頭」晴海区民館前下車1分
・有料(400円/時・最大1,600円)ですが、駐車場があります。
地図はこちらです。

【スケジュール】
2月8日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。また、事前の参加表明も不要ですが、一報頂けますと幸いに存じます。
【運転会詳細】
・参加費:会場使用料金(午前1,100円・午後1,500円)の、各時間帯参加者での均等割
・曲線半径250 mmのエンドレス+仮設車庫線を準備します。
・参加者におかれましては、DigitraxのDCCスロットルと分岐コネクターをご持参頂けると助かります。

奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

【合運始末】ATLAS製スナップポイントの検討

平成26年関東合運において、ATLAS製スナップポイントは、ストックレールとトングレールの接触点の前後(凡そ2 mm程度)において、ゲージが広くなっていることが明らかになりました。

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NMRAゲージで測ってみますと、写真のように落ち込みます。ノギスで計ってみますと、ゲージは17.25 mm程になっています。

トングレール先端の厚さをゼロにすることは不可能なので、その影響を回避するために、1)ストックレールを削って凹みを作る、2)トングレール先端をレール面-フランジ高より下げる、という工夫があります。2つのうち、どちらかを行っていれば充分だと思われるのですが、このポイントには両方の工夫が適用されています。これが脱線等の原因になる様でしたら、舗装する前に何らかの手当てをせねばなりませんので、その辺りを考察してみました。

先ず、この程度のゲージの違いで輪軸が落ちるかどうかを検討してみます。

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図で示した通り、線路に対して輪軸がぎりぎりまで偏った状態が、最も落ち込みやすい状況です。ここでゲージが、輪軸のチェックゲージ+車輪厚を超えると落ち込んでしまいます。NMRAのS-4.2によれば、チェックゲージ(K)の下限は15.14 mm、車輪厚(N)の公称値が2.79 mmですので、ゲージが17.93 mmより広くなると落ち込んで脱線する場合があることになります。そのような場合でも、車輪はレールに0.5 mm以上掛っていますから、まぁ大丈夫ではなかろうか、と考えられます。実際のところ、BowserのPCCカーに使用されている輪軸のチェックゲージは15.3 mm、車輪厚は2.8 mmなので、更に余裕があるものと考えられます。

次に、果たして長さ2 mm程度の凹みに、輪軸が嵌り込むかどうかを検討してみます。

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路面電車等で使用される26’φ(HOで7.6 mmφ)で、フランジ高0.71 mmの車輪を考えると、図示の通り、フランジがレール面以下になっている長さは4.86 mmです。フランジ高0.71 mmというのは最大値なので、これを0.5 mmとしてみても、約4 mmがレール面以下になります。ということは、長さ2 mm程度の凹みに嵌り込むことはなさそうです。

ということで、じゃぁどれだけの厚さの車輪ならば落ちずに済むのか、を計算してみました。

凹んでいる箇所の直前のゲージは16.8 mmです。片側はフランジが凹みの前後に引っ掛かりますから、ゲージは実質的には(16.8+17.25)÷2≒17.03です。これからチェックゲージの最小値を引くと1.89… チェックゲージが合致していれば、ここはかなり薄い車輪でも大丈夫でしょう。ちなみに、NMRA Standards Gageで、車輪チェック用スリット(入ってはいけない)の幅を計ってみると、2.7 mmでした。

最後にNMRA規格をもう一度眺めてみました。

S-3.2では、確かにゲージは16.49~16.79 mmとなっています。しかし、S-1.2をみてみると、ゲージは16.50~17.07です。おまけに、S-3.2には「Gage at Frog」での値、S-1では、ゲージは「a length of track」でのレール頭部間の距離とあります。「a length of track」がどの程度なのかが問題なのですが、2番目の検討の通り、フランジがレール面以下になる長さは意外と長いので、2 mm程度の間、少々凹んで、ゲージが拡がっていることは問題にはなりそうもありません。大体、何処でも規格通りのレール頭部間隔を維持しなければならないのであれば、直交クロスはフランジウェイを越える部分(フランジウェイの最大幅は1.27 mmです)で規格を満たしていないことになります。直交クロスだとこの位で済みますが、4番ポイントだとこの長さは5 mmm以上になります。そういった問題をクリアするためにも、規格的には「a lenth of track」になっているのでしょう。

ということで、実用上問題ない範囲と判断しましたので、先の工作会のレポートにありました通り、特に修正はせず、舗装工事に入っております。

本稿を記すにあたり、ddx40氏Kiyo Inaba氏ワークスK氏のblogやwebページを参考にさせて頂くと同時に、多大な知見を頂きました。厚く御礼申し上げます。

【工作会】築地2014年忘年工作会

12月20日に、中央区立築地社会教育会館において、工作会を開催しました。
昨年は運転会を開催したのですが、その後の忘年会の際、余りの荷物の多さに難儀しましたので、今回は工作会ということにしました。

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私のプロジェクトです。「合同始末」にも書きました、標準ホイホイからの車庫分岐の舗装です。標準ホイホイで線路を構成する場合、使用頻度が高そうですので、優先して舗装することにしました。

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Sさんのプロジェクトです。16番のペーパー車体の製作中です。これだけでは何を製作中なのか皆目不明ですので、「乞うご期待」というところです。

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途中で中座したり、材料の買い出しに行ったりで捗りませんでしたが、とりあえず下層の2 mmスチレンボードは貼り終えることができました。現物合わせで切り出すしかない、ポイント分岐側外側の部分を完了できたので、あとは家でぼちぼちやっていこうと思います。

工作会終了後は月島へ移動し、恒例通り、もんじゃ焼きで忘年会を開催しました。

2014/12/20忘年工作会のご案内

グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線忘年工作会のご案内

【日時】2014年12月20日(土) 9:00 ~ 17:00

【場所】中央区築地社会教育会館(東京都中央区築地4丁目15番1号)5号洋室

東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線 東銀座駅下車6番出口・徒歩5分
都営大江戸線築地市場駅下車 A3番出口 徒歩5分
都バス「築地」「築地三丁目」バス停下車徒歩3分
「都03 四谷駅-銀座四丁目-晴海埠頭」
「都04 東京駅南口‐銀座四丁目-豊海水産埠頭」
「都05 東京駅南口-有楽町駅・銀座四丁目-晴海埠頭」
「業10 新橋駅-銀座四丁目・勝どき駅前-とうきょうスカイツリー駅前」

【スケジュール】12月20日(土)9:00 ~ 17:00

※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。
17:00以降、都営大江戸線で月島に移動し、恒例の「近どう」で18:00から忘年会を開催する予定です。

【工作会について】

参加費:会場使用料金(午前1,800円・午後2,400円)の、各時間帯参加者での均等割り
・今回の工作会は、特にテーマを決めないでやりたいと思いますが、その後、忘年会を控えていることから、小規模な荷物にまとめられるものが好ましいかと思います。
・工具、材料等は各自、ご自身のプロジェクトに合わせてご持参下さい。

奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

P.S.忘年会出席人数把握のため、参加予定者はその旨ご一報頂ければ幸いに存じます。