都電ホイホイ右亘り(3)


軌框を敷いた都電右亘りホイホイの工作を続けます。

スプリングポイントの復元バネを0.5 mm径のスプリング用ステンレス線で作ります。過去に書いた様に、スプリングの長さをできるだけ長くとるのがコツです。スプリングの材質と線径は、過去の実績に従いました。

続いて線路の中敷となるWalthersのStreet Track Insert Setの長さを調整します。長さと直角に注意して一歩一歩擦り合わせます。

線路間舗装の下敷きを作ります。100均等でも売っている学校教育工作用紙を2枚重ねにして寸法を整え、その上にマーメイド紙を貼って舗装を表現します。工作用紙は間にTitebondを塗って厚手のシナベニアに挟んで圧着し、反りを防止します。マーメイド紙は発泡スチロール用接着剤を使って接着しました。発泡スチロール用接着剤は主成分が酢酸ビニル樹脂、溶剤がエタノールとアセトンですので、紙を伸ばす心配が小さいので愛用しています。昔、同じ酢酸ビニル樹脂ですが、水性のエマルジョン系接着剤を使って表層のマーメイド紙を貼ったところ、盛大に反ってやり直しになったことがありますので用心しています。マーメイド紙の色調はここに書いた通り、「グレー2」です。写真に写っている部分は、両横を枕木で支えられていますし、線路外側の部分は完全に枕木上ですので、これで充分という判断です。

弊社プロジェクトにしては珍しく、3ヶ月程で完成しそうです。

コメントを残す

コメントフィード

トラックバックURL: http://jp-mtcc.com/wp-trackback.php?p=4878