江東電気軌道(KDK)

【新車購入】MSR952

Bowserから発売された、Market Street Railwayの952号車を購入しました。
Market Street Railwayでは「?」という方もおられるかと思いますが、PCCカーをSan Francisco MUNIのF Lineで運用しているNPOです。

元々は、Louisiana州のNew Orleans市を走っていた電車ですが、紆余曲折の末、現在は、Market Street RailwayのHistoric Streetcarsの一員となっています。
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実はこの製品、一昨年に予告されていまして、その時点でウィスコンシン州のお店に予約を入れてありました。それから二年が経過し、どうも発売された様子なのですが、物が来ません。挙句の果てには、それ以後に発表されて予約したPCCカーが来る始末です。「これはおかしい…」ということで、改めてメリーランド州のお店に「残1輌」で在庫していたものを注文し、入手したものです。
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未だ、色々と弄ってはいませんが、サウンドデコーダがSoundtraxxのTsunamiから、ESUのLoksoundになっています(この直後に発売されたPCCカーも同様です)。また、架線集電/レール集電の切替スイッチが床下に移動したり(以前は車内のプリント基板上にスイッチがあり、分解しなければ切替られませんでした)、給油済みになっていたりと、また一世代進化したなぁ… という印象です。この辺は、この後発売された、Loksound搭載のPCCカーも同様です。
あと、気付いた点としては、ポールの上昇バネが弱くなっています。従来は架線集電を考えたのか、かなり強い上昇力で、下げてポールフックに掛けておくと、竿が曲がりかねない、フックが飛びかねない、といった不安がありましたが、これで解消されました。でも、架線集電で運転する事例が多い本国のファンにはどの様に受け止められているのでしょうか…

【合運始末】トラブルシュート2014

合運終了から10日余りが経過しました。今回の片付けは次回の準備… ということで、反省を含めてトラブルシュートをやっています。

① 分岐コネクター(24-827)

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合運直前にコードを一回り太いものに交換した分岐コネクターですが… 使ってみると微妙にショートします。まぁ、こんなこともあろうかと、新品をひとつ持っていっておりましたので大したトラブルには発展しませんでしたが…
帰宅後、ケースを開けてみたら、中途半端な分解で作業したため、復元時に手探りで押し込んだ内部結線の銅線が歪み、接触しておりました。今回、完全にケースを分解し、歪みのない状態で収めました。その代償として、上下固定のピンが折れ、両端の接着が外れてしまいましたので、不細工にもアセテートテープで巻くことになってしまいました。

② UT-1

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以前から不調だったUT-1ですが、今回使用してみたら列車を選択して走行させ始めた直後に選択が解除され、「unable control」となってしまいました。修理に出そうと思ったのですが、「もうUT-1はないからUT-4に交換ではないか? ポイント制御が出来なくなるので、それ用に維持しておいたら」という意見を受け、その方針でいこうと決断しました(UT-4はもうあるのです)。
で、帰宅後、ポイント制御が出来ることを確認する最中、動力車の制御状況もテストしてみると、側面に増設した3.5 mm ミニジャックに指が触れると、選択が解除されることが突き止められました。

実は、弊社のUT-1は、逆行スイッチのON/OFFを外部で制御すべく、3.5 mm ミニジャックで外部に引き出しています。検出装置でこれををON/OFFすることで、電車1輌を自動で往復運転させることを目指していたのですが、磁石とリードリレーを使ったシステムでは誤動作が頻発して使いものになりませんでした。そこで、赤外線での検出を考えて部品等を集めたのですが、LENZの「Asymmetrical DCC」が発表されるに至り、「これ使えばいいんじゃない?」ということで、すっかり意欲を失ってしまいました。

つらつら考えるに、既にこれ用の検出装置を設置するために制作した150 mm複線標準ホイホイは給電用に転用され、磁石とリードリレーを使ったシステムの実験回路も、DS51K1によるリレー駆動実験に転用されてしまっています。ということで、最早このミニジャックを維持する必要もないと判断し、撤去しました。

これで列車選択解除がどうなるか、暫く様子をみようと考えています。

③ ホイホイの仕上げ

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昨年も反省点として挙げたのですが… 今年も新作部分の仕上げが間に合いませんでした。勤め人なので、もっと早くから手をつけなければいけないことを痛感しました。来年までには舗装を済ませる所存です。で、この分岐は、鹿児島市電の武之橋車庫に倣い、複線併用軌道から単線専用軌道が分岐する形に仕上げる予定です。
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また、昔作った部分の敷石が剥がれてきていました。写真は、剥がれた部分が車輛に引っ掛かるので急遽撤去した部分です。昔作った部分は、全面的に更新する必要を感じています。

【関東合運】参加してきました

今年も、関東合運に参加してきました。

台風19号の影響で、終了が2時間前倒しとなりましたが、準備日の11日から3日間、遊びまくってきました。
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今回の線路配置です。前年度までとは異なり、ループ線を多用したレイアウトです。
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準備日には一部こんな状況でしたが…
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当日にはこの様に、ホイホイで置換されました。
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準備日でのレールクリーニング状況です。このクリーニングカーは便利です。できることならば偽装して、始終、線路上を巡回させるべきでしょう。自走化すれば、なお宜しかろうと思います。

【線路工作】合運準備

本日は、第14回関東合運までの、最後の休日となりました。ですので、合運に向けての最終整備を実施しました。
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ループ線を、取り敢えず見られる程度にまで舗装しました。レール間の敷石は、通常の複線カーブと同じ状態にまでしてあります。
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今回、仮設線路の複線間隔をしっかり保持する必要があるところが出来てしまいました。ということで、複線間隔を50 mmに規制すべく、下敷き用の9 mm厚べニアに角材(2×8 mmと2×2 mm)を貼ってみました。目分量と実物合わせでやりましたので、べニア板の端とはちょっと平行が狂ってしまいましたが、実用上差支えありません。
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長い距離の通電に、KATOの延長コード(24-825)を何本も連結するのは感心できませんので、在庫していた一回り太い、同配色のコード両端に、遊休品のKATO純正コネクタを取り付けた延長コードを作りました。ついでに、分岐コネクター(24-827)のコードも、太いものに交換しました。作業には、一緒に写っている。(株)エンジニア製汎用ピン抜き工具(SS-31)を使いました。これまでは、糸鋸の歯を使って、四苦八苦してコネクタ内部のピンを抜いていましたが、これを使うと一瞬で取り外せますので、「時間を買う」と考えれば廉いと思います。

(多分、ちょっと廉価なPAS-31でも大丈夫な筈ですが… 在庫切れでした…)

【関東合運向け】接続試験

9月28日に「ほっとプラザはるみ」において、10月の関東合運に向け、予めの計画に従ってホイホイを接続してみました。
前年度は、線路の接続確認に留まってしまいましたが、今年度は給電系統も接続し、運転会とすることができました。
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今回初登場のループ線です。未だ舗装が未了ですが、問題なく運転できる状態になっています。フィーダー線は、ラケットの根本側から、先端側の1ブロックへの給電線です。先端側ブロックには、MRCのAUTO REVERSEが仕込まれていて、リバース区間の極性切替を担っています。昔のものとは、基板上のリレー配置が異なり、そのままではホイホイに収まらない為、リレーを横倒しに接続し直して収めてあります。
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江ノ電も、合運に向けて足慣らしです。
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同時に開催した2014年度総会も無事終了致しました。