工作
2020年11月23日 7:22 PM | 投稿者名: treasure
ROUNDHOUSE製の26′ Ore Carの組立です。

床板のバリ取りをしました。良くみてみると、ダイカスト鋳物に欠陥があり、カプラーポケット上面に孔が開き、ポケット後方上面のリブが一部欠損しています。写真には写っていませんが、反対側のリブにも欠損がみられました。これらは脱脂後、Holtsのメタルパテを盛り、硬化後に削って修復しました。

3回程盛ったり削ったりを繰り返した結果、目立たない程度まで修復することができましたので、エアタンク等のディテールパーツをScotchのプレミアムゴールド スーパー多用途2で接着しました。多少はみ出しが見られますが、この辺はトラス構造物の内側になってしまい、目が届かなくなる箇所ですので、これでOKとしました。カプラーポケットは、内側に塗料が吹き込んで首振りを妨げない様に、テープを貼ってマスキングしました。この後、パーツクリーナーで脱脂して塗装に備えました。

履かせる予定の、Kadee社製造HGC製Bettendorf台車の塗装準備です。3mmの長ネジ先端にナット2個で台車を固定し、車輪踏面とボルスタ摺動部をマスキングしました。こちらもこの後、このままパーツクリーナーで脱脂して塗装に備えました。
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2020年11月12日 8:38 PM | 投稿者名: treasure
ROUNDHOUSE製のPacific Electric 36′ Box Carを組んでいます。

下回りを組み立てて塗装しました。クイーンポスト等の接着にはScotchのプレミアムゴールド スーパー多用途2という、変性シリコーン系接着剤を使用しました。ダイカスト製床板に、ナイロン系と思しき部品を接着する状況であったため、ポリエチレン等にも接着効果を発揮するこの製品を選んでみました。ボルスター中央からネジが突出していますが、これは塗装の際、床板上面がべったり接地しない様にネジ込んだ長ビスの先が突出したものです。まぁ、台車を下からネジ止めする前に、この状態で台車の上に載せ、実車を模して遊んでみましたが…
台車を含め、塗装はミッチャクロンで下塗りした後、タミヤ製エナメル塗料 ジャーマングレイ(XF-63)で上塗りしました。この後、ボルスター表面やカプラーポケット内部等の摺動面には、P.B.L.製のNeolubeを塗り込みました。この塗料、機関車のロッド等の鉄地肌の表現に利用されることが多いのですが、ここでは本来の用途である、潤滑剤として利用しました。
画面右下に写っている2枚のワッシャは、高さ調整用に0.8 mm厚真鍮板から自作したものです。直径はボルスター径と揃えた1/4”(=6.35 mm)、内径は#43(=.089″)と、インチ規格になっています。買い揃えておいたインチ系のドリルが役立ちました。ネジの規格については色々な見解があろうかと思いますが、既にユニファイ系のネジを前提にした下孔が開いていますので、この車輌では、全てにUNC 2-56ネジを使用しています。

上回りは、屋上のルーフウォークは既に接着されていたので、上下のドアガイドを定位置に嵌め、取付ボスに裏からリモネン系接着剤を流し込めば組立完了です(孔の径は丸ヤスリで調節する必要がありました)。ルーフウォークは一部、接着されていない取付ボスがありましたので、そこにも接着剤を流し込んでおきました。
ドアやドアガイドをランナーから切り出した際に出来るゲート跡や、バリを除去した跡、車体そのものへの吹き洩らし等へのタッチアップは幸い、ドアガイド等がランナーに付いたまま塗装されていたので、そこに付着していた塗料をプラ用ラッカー系塗料のシンナー(Mr.カラーうすめ液)で溶かし、エポキシ系接着剤を注入するために作った器具で必要箇所に置いていくという手法で実施しました。同じ条件を経過してきた塗料ですので、色合わせの心配もなく、うまく行きました。
下回りの塗装で残ったジャーマングレイは更に薄めて、木の継目への墨入れとウェザリングに利用しました。それなりにプラの質感は消えた様です。

ブレーキホィールはちょっと大き過ぎ、高さも足らない感じがしますので、ここだけは修正することにします。といっても、接着しなければ差し替え可能な部品ですので、Box Carの仕上げとOre Carの組立と並行して手配することにします。
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2020年10月30日 5:14 PM | 投稿者名: treasure
私事ですが7~10月と、頼まれ仕事で時間がとれす。模型工作が進みませんでした。
本当ならば、SEPTA Kawasaki LRVの電装を進めるべきなのですが、何か手軽なものでリハビリを… ということで軽く、Pacific Electricの36′ Box Carと、UNLETTEREDの26′ Ore Carを組み立てることにしました。

36′ Box Carの部品はこれだけですので、比較的短時間で組み上りそうですが、類型の36′ reeferの組立記事の通り、プラの質感を消す作業が必要です。台車は、製品付属のものではなく、Kadee製Arch Bar台車に交換することにします。

台枠です。バリが酷く、型も表裏でずれているような様子がありますが、様になる程度にバリを落とす程度にしたいと思います。ボルスター表面にもバリがありますので、走行性能を考え、ここだけはきっちりと仕上げようと考えています。

26′ Ore Carの部品です。前作は、Kadeeのダイカスト製Bettendorf台車を履かせましたが、今回はHGC製のそれを履かせてみることにします。レタリングは前作と同じにしたいので、デカールを自作する必要があります。まぁ、その前に下回りの組立と全体の塗装が必要です。
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2020年7月7日 4:56 PM | 投稿者名: treasure
前回罫書いた車輌ケースを完成させました。

材料は1 mm厚のスチレンボード(発泡スチレンの両面に紙を貼ったもの)です。大型カッターナイフと、OLFAのコンパスカッター(57B)で切り出します。

薄いスチレンボードは反っていることが多いので、これを2枚Titebondで貼り重ね、ホイホイと同じ要領で押さえて反りを矯正します。強度も2枚重ねにすることで、かなり向上します。これを井桁に組んで、右に写っている、100均で購入したB5書類ケースに入れます。
この車輌ケースの原設計者は、別クラブでご一緒させて頂いているIさんです。原設計ではA4書類ケースを利用しているのですが、弊社では40’のBoxCarかReeferが入れば充分なので、B5に縮小してみました。屋根上に突出したBrake Wheelが上下仕切板に干渉するので、そこだけは切り欠いて避けています。ということで、一番上は、Brake Staffが短い車輌か、妻にBrake Wheelが付けられている車輌、或いは背が低いGondolaやFlatcar限定です。

1又は2 mm厚スチレンボードを適当に重ねて下敷を作り、車輌を入れてから、それに合わせて前後を10 mm厚セルスポンジ(黒色の合成ゴムスポンジです)と、スチレンボードや学校教育工作用紙から作ったスペーサで埋めて完成です。周辺にもセルスポンジの余りを入れて、書類ケースの中で井桁が動かない様にしてあります。結果として長さ170 mm(設計値)、高さ51 mm(設計値)、幅36.4 mm(実績値)迄の車輛が5輌、収納できる様になりました。
収容したBoxCarとReeferは、右に写っている銀色の紙箱に入っていたものです。で、この箱をP.E.のBlimpの収容に使おうということで、車輌ケースを作った訳です。
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2020年6月30日 6:36 PM | 投稿者名: treasure
前回から一週間ですので、余り進んでいません。

ヘッドライトとテールライトのLED基板を作りました。上がヘッドライト用、下がテールライト用で、左側が車体に接する面(こちら側を車体に貼り付けます)、右側が室内側(こちらにリード線をハンダ付けします)。基板は厚さ0.5 mmのPCBで、筋目を入れて絶縁してから、0.8×0.2 mmの真鍮帯板を介して3020サイズの表面実装用LEDを、裏向きにハンダ付けしました。上がヘッドライト用基板は、更に筋目を入れて、CRDを実装する必要があります。

こちらは室内灯のLED基板です。厚さ0.5 mmのPCBであることは同じですが、絶縁のために入れた筋目を跨いで、3020サイズの表面実装用LEDを、表からハンダ付しました。大きな基板では、LEDが跨いでいない筋目がありますが、この片方は、電流制限用のCRDで繋ぐ計画です。そして全体を直列に配線し、4つのLEDを直列に接続して点灯させようという目論見です。
SEPTAの特徴であるSubway Light(運転席上部のライトで、地上走行時は消灯しています)の点灯は諦めていましたが、ふと、「1.6 mm厚PCBの断面にLEDを付けたらいけるんじゃね…」というアイデアが閃きましたので、試作してみます。

トロリーとは直接的な関係はない(つまり、間接的には関係ある、という訳です)のですが、車輌ケースも作り始めています。
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