ホイホイ・MTCC規格モジュール

【線路工作】サーボ制御のこと


ホイホイにおけるポイント制御の備忘録です。

従来から、「ポイントマシンにラジコン用のサーボモータを利用できれば、コスト削減になる」というアイデアがありました。今回、DS51K1でラッチングリレーを駆動できることが明らかになりましたので、これで超小型のサーボモータを二値制御すれば、目的は達成されます。ホイホイ裏面に収まる、シノハラのマシンが入手できなくなった現在、幅(=横向きにしたときの厚み)が10 mm以下のサーボモータが利用できれば大いに助かります。

本来ならば、このサイトにある様に、PIC等で直接サーボモータを制御するステーショナリーデコーダを作るのが筋なんでしょうが、今回は安直に、タイマIC(LMC555)を発振させてサーボモータの制御パルスを作り、そのパルス幅をリレーによって抵抗値を変化させることによって目的を達成しようと思います(LMC555の発振周期やパルス幅は、外付けの抵抗及びキャパシタの値で制御されています)。

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ジャンク部品や手持ち在庫品をできるだけ活用して作成したバラック回路です。サーボモータは、エンルート製のA4PGという、幅8 mmのものを使用してあります。Webで探すと、この程度の幅のものは結構あるようです。

回路及び部品定数は、このサイトの例に倣いました。この回路に電源回路として、1 Aの高速ブリッジダイオード(RDF02)と、定電圧レギュレータ(TA7805S)を組み合わせてあります。どこかで読んだ話では、「DCCの供給電力を整流して利用する場合、高速ダイオードを使用しないとブースターに負荷がかかる」そうです。

各所の波形確認には、DSO nanoという、超小型オシロスコープを使いました。結論として、DCCの供給電力を整流すると、かなり綺麗な直流となることを確認することができました。テスト中、ブリッジと定電圧ICの間に入れたキャパシタ(25V耐圧)が飛んで(ジャンクのタンタルキャパシタだったので、故障すると導通→ショートです。こんなとこにタンタル使っちゃいかんのですなぁ…)往生しましたが、テストに使ったKATOのパワーパックジュニアが、0~12 Vという表示にもかかわらず、無負荷では12~23 Vを出力している為でした。可変抵抗を使った電流制御なんでしょうねぇ… 誤接続等の可能性を考え、この位の過電圧に耐えられる様にするか、悩むところです。

今後はサーボモータの取り付け方法を考えつつ、消費電流等の特性を調べていこうと思っています。

2024-4-5追記 回路及び部品定数のリンク先が消滅したので、下記に要点を示しておきます。回路図中、0.22μF/50Vは積層メタライズドポリエステル、0.1μF/25Vは積層セラミックです。

【線路工作】DS51K1のこと


ホイホイにおけるポイント制御の備忘録です。
ホイホイだと、1ボードに1つ、制御するポイントがあるかどうか、というのがこれまでの例です。この制御にDS44を使用するのはコスト面で不利かつオーバースペック、DS52やDS64ではそもそもホイホイのベースボードに収まりそうもありませんので、何とかKATOユニトラック用デコーダ(DS51K or K1)でマシンを動かせないか試行中です。今回はホビーセンターで入手した現行デコーダ、DS51K1の情報です。

①出力は最大20 V 0.5 A。DS51Kは1.0 Aだったのに比べ、半分になっている。
②動作時間は0.3 sec。
③これで電動化した490 Rポイントを動かすと、焼損する恐れがある。
④プログラミング時に黄色コードを接触させるレールはどちらでも構わないらしい。
⑤線路電源をONにした後は、黄色コードは離してしまってもよい。
⑥工場出荷時のアドレスは”001”に設定されている。
⑦DS51K1は、LenzのCompactでは動作しない。

③は製品付属の英文マニュアルに記載されていないので、注意する必要がありますね。

現在、下のようなバラック回路を組んで、リレーを動かせるか検証しています。

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【上町電軌】専用軌道ホイホイ


まいどっ!きらぁです。
上町電軌の専用軌道ホイホイをすべて敷設してみました。
と言っても御覧のように先日作成のR370ホイホイが180度と
直線ホイホイが3枚、毎度おなじみの終端駅が1駅分ですから
まだまだ線路延長は短いですね。

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とは言うものの、併用軌道区間がメインですから、まぁ専用軌道区間は
そのバリエーションって位置づけですので、あまり欲張らずに…とは
思っているものの、伊予鉄のように専用軌道と併用軌道のクロスを作る
のも面白そうですね。
いろいろ考えると夢は膨らむばかりです。

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上の写真は、弊社の社名の元になった、南海電鉄大阪軌道線の車両達です。

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大阪八尾 上町電軌
 きらぁ/佐藤
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工作会のホイホイ作成の続きの続き・・・


と言っても前回の続きではちょっとありません。
もう一枚もらって帰った450mmのモジュールボードの加工です。
前回も申しましたが、作業は刃物を多用しますので作業される方は個人の責任で怪我にはご注意ください。

KATO線路の加工

450mmのモジュールボードにはKATOの246mmの直線線路2本をつなげて加工します。前回同様裏面の凸部をカット・やすりを行います。写真は加工前・加工後の様子です。

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今回使用したやすりはこんな大き目なもので、目も粗いです。

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モジュールボードの加工

KATOのユニトラックはジョイント部分がよくできていて、通電性も良好ですのでこれを使わない手はないと思い、モジュールボードに30㎜×17㎜の穴をあけてジョイント部分が収まるように加工しました。若干横手方向が長めなのは、ボード接続時に線路端を動かせるようにした工夫です。ですから線路自体は接着せず、あとで貼り付ける路面で押える構造にします。
余談ですが、この作業だけで糸鋸の歯を6本追ってしまいました。修業が足りませんね。

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これに先ほどの裏面をヤスったレールを載せて、あとは長さを調整して線路加工は完成です。と言いながら、本日は長さ調整には手が出せませんでした。
またまた続くことでしょう。

東山温泉電軌でした。

工作会のホイホイ作成の続き


5月の工作会で譲ってもらったベースボードに線路を取り付ける作業の続きを私なりにまとめてみました。
サンプルは300mmのボードとなります。
なお、作業は刃物を多用しますので作業される方は個人の責任で怪我にはご注意ください。

KATO線路の加工

300mmのボードにはKATOの369mmの直線線路をそのまま使用することにしました。今回のレールはすでに両肩の部分を切り落としている状態から始めます。

まず裏側の補強部分を切り離す作業です。

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線路裏に出ている補強の梁と釘さしのガイド(円筒)を切り落とします。梁はPカッターで、円筒は糸のこで地道に切り落とす作業を約5分、結構簡単に取れます。バリが出ているようであればやすりで削ってください。私の場合はこの段階でやすりは不用でした。

次に線路端の加工です。

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MTCCの規格では29mm幅でベースボードを切り出していますので、それ以下まで削る必要があります。
写真右の状態まで削ると28.5mmぐらいになるので、きれいに出張って(でばって)いる部分を削ります。今回はボードが若干狭めだったため、さらに削りました。

最後に線路長の調整です。

KATOレールにはストッパーとして線路の片方にキズが付いています。こちらをメインにして道床を反対の線路端の1.5cm~2cmのところで切り落とします。さらに反対側については現物合わせ(^^:で道床を切り出し、線路に取り付けます。
その後、余分な線路を糸のこで切り落とし、やすりをかけて線路部分が完成です。

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この後、路面電車らしく加工するわけですが、本日はここで時間切れ。

東山温泉電軌でした。