英国型路面蒸機 (補遺1)
2026年4月2日 7:13 PM | 投稿者名: treasure
2年程前に製作したLNERのY6ですが、走行性能が今いちの状態でした。ARU MODELさんの動力装置、HO-23Bを使用していたのですが、これが軸バネ入りのHO-23Cに改良されましたので、更新を試みました。

HO-23Cになって、本体と本体底板を止めるネジ孔が2枚重ねになったのはいいのですが、エッチングで抜かれた内側の孔が直径1.4 mmでM1.4ネジは立てられません。表側に抜かれた下孔も直径1.2 mmで、M1.4ネジの下孔としてはちょっと大きく、頻繁に脱着しているとまた締め過ぎで抜いてしまいそうです。ということで、内側の孔の更に内側にM1.4の真鍮ナットを銀ロウ付けしてネジ山の補強としてみました。

補強部の拡大です。下から鉄皿ネジで仮固定し、表側のみからフラックスと粉末銀ローを塗布して加熱したところ、ネジ山にローが回ることなく無事に銀ロー付けを済ませることが出来ました。もしネジ山にローが回ったら… その時はステンレス容器中に満たした塩水中に漬け、鉄ネジのみを溶解除去する考えでした。
その後ネジ補強部分を折り曲げてハンダ付けして(ここで外れない様にするため、銀ロー付けする必要がありました)、ネジのピッチを狂わせない様に裏側からタップを通し、以後説明書の通り組み立てました。

前側が新型HO-23C、後側が旧型HO-23Bです。組んでみると、前のHO-23Bと比べてあちこちに「ホゾ」が追加され、直角が出し易くなっていました。しかし、ネジ孔の補強は、板バネを差し込むためのスロットを2/3程塞いでしまった点で失敗でした。仕方がないので0.15×0.8 mmのリン青銅帯板から作ったバネをフレームにハンダ付けして代替としました。後から考えると、内側の1.4 mm孔を1.5 mmに拡げ、そこに外径1.5 mm、内径1.0 mmのパイプを銀ロー付けした後、折り返し側を面一、内側を0.2 mm程残して仕上げ、折り返してハンダ付けしてからM1.4のタップを立てるのが正解だったのでしょう。
色々書きましたが、この辺の強度は前回、ネジを締め過ぎて抜いてしまったので神経質になっているだけで、「ハンダ付けなしで動力装置が組める」という製品コンセプトがらみて、無理なことを言っている自覚はありますのでお許し頂ければ幸いです。製品そのものは、実に良く考えられていると思います。
カテゴリー:工作, 江東電気軌道(KDK), 車両 | コメント(0)

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