江東電気軌道(KDK)

【運転会】開催しました

2月12日に「中央区立晴海区民館」において、運転会を開催しました。


今回の線路配置です。昨年10月に開催された関東合運に使用した配置を、長手方向にちょっと縮小した格好です。

実は今回の運転会、線路担当者の体調が思わしくなく(前夜道路歩行中に転倒して打撲傷を負いました)、会場に最低限の線路しか持っていけなかったのですが、別口で線路を持参して頂けたため、通常の規模での運転をすることが出来ました。厚く御礼申し上げると同時に、線路担当者が単独であることの危険性を痛感した一日でした。


当日の全キャストです。外回りが米国型、内回りが都電に統一されました。複線間隔50 mmの標準ホイホイより、複線間隔40 mmの都電ホイホイのほうが、都電のイメージには合致しているのですが、いかんせんエンドレスと引き込み線への分岐×2と亘線しかありませんので、線路配置を複雑に出来ません。曲線半径も180 mmですから、通過車両が限定される可能性が高いので、メインに使用するにはちょっと躊躇します。


今回は某模型店で開催された、欧州型断捨離大会で貰ってきたキットと部品を出席者に引き取って頂きました。キットはベルギーの路面電車(H0m×2)で、これは興味を示されたHさんに、部品はENDOの都電7000用下回りセットで、かなり欠品がある代物でしたが、上回りキットの在庫を抱えているYさんに引き取られました。めでたしめでたし、といったところです。

次回は、5月に工作会を計画しています。ご参加をお待ち申し上げております。

ユニトラック車止めの修理(3)

前々回工作会前回と修理を続けてきましたが、とりあえず形になりました。


ウッドパテで成形した土盛り部分を土色に塗装し、植生再現のためにスポンジ粒を撒きました。土色は12mmホイホイと同様、ローアンバー、プライマリーブルー、チタニウムホワイトで作りました。スポンジ粒は、KATOのナノプランツからブレンドカラー(緑)を選びました。右が塗装しただけの状態、左がナノプランツを撒いた状態です。スポンジ粒の固定には、水で薄めたTitebondを使用しました。


ナノプランツをうまく撒けなかったところを補修した後、土と木部の境目等に「日本の草はら(ブレンド)」をあしらいました。撒布はマニュアル通り、「繁茂・深雪ボトル」と「草はら糊」を使い、草を立たせました。


最後に、実物では連結器とぶつかる高さに設けられている角材を接着して完成です。HOスケール寸法では、2本の角材の接触部分がレール面上10.1625 mmとなりますので、10×20 mm角材にマスキングテープを貼って高さ10.15 mmとし、それを治具として上側角材の高さを出しました。その後、それに沿わせて下側の角材を接着し、全工程終了です。あとは気分に応じて、植生部に手を加えるかもしれませんが、とりあえず完成ということにしておきます。

かくして破損車止めが2つ、現役復帰することになりました。

ユニトラック車止めの修理(2)

ユニトラック車止めの修理、続きです。


12月に開催した工作会で、側板に杭を接着しましたが、その側板を心材に接着します。その後、上縁の角材を接着していくのですが、最前方の角材(枕木方向)は杭と組み合わさっているため、切り欠かねばいけません。木目の影響もあり、うまく行くか懸念していたのですが、幸い使用したバスウッドは柔らかい素材なので、デザインナイフで簡単に切り欠くことが出来ました。

側板の心材への接着作業の最中、杭の接着面からTitebondが派手にはみ出している箇所を発見しましたが、染色に使ったSTカラーのシンナー割り(1:1)での拭き掃除で、除去することが出来ました。あと1ヶ所、杭の直角が出ていない箇所がありましたが、こちらも周辺を細切したキムワイプで覆い、前述したSTカラーのシンナー割りを含ませて暫く放置してみると、簡単に剥離・再接着することが出来ました。


最前方の角材を接着した後、側方(レール方向)の角材を接着しています。接着過程で、2インチ角の直角ブロックを重錘に使用していますが、こんな小さなものでも、接着面にしっかりと加圧することが、強度を保つ上で大切な様です。

この角材も、どこかにぶつけた様で凹んでしまっていたのですが、卓上にあった炭酸水を垂らして染み込ませてみたところ、元通りに復元してくれました。水分で軟化して復元したのか、または溶解炭酸ガスが分離する際の圧力が効いたのかは定かではありませんが、前述の剥離・再接着の件も併せ、バスウッドとTitebond、STカラーの組み合わせによるストラクチャー製作は失敗に対するリカバリーが比較的容易な様です。


斜めの上縁角材を接着した後、心材上面をウッドパテで埋めます。実物ではここは土盛りですから、きちんと平面を出したり、エッジを立てたりする必要はありません。というか、或る程度ラフなほうが実感が出ると思います。しかし、パテの盛り付けにおいて出てしまったヘラの跡は、サンドペーパー(#100)を使ってざっと均す必要がありました。パテを盛り付けた状態が中央、均した状態が左です。

2023/02/12運転会のご案内

グループ軌道線事務局

★グループ軌道線運転会のご案内
【日時】2023年2月12日(日)
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。

【場所】中央区立晴海区民館(東京都中央区晴海一丁目8番6号 晴海トリトンスクエア内 3号室(洋室))
・都営大江戸線勝どき駅下車A2a出口 徒歩10分
・都バス「晴海トリトンスクエア」バス停下車 徒歩3分
「都05東京駅丸の内南口-晴海埠頭」
「都03四谷駅-晴海埠頭」
・都バス「晴海区民館前」バス停下車 徒歩1分
「東15甲・乙東京駅八重洲口-深川車庫」
「東12東京駅八重洲口-晴海埠頭」
「錦13甲・乙錦糸町駅-晴海埠頭」
・有料(400円/時・最大1,600円)ですが、駐車場があります。
地図はこちらです。

【費用】
・会場使用料金午前1,600円・午後2,100円の、各時間帯参加者での均等割り

【その他】
・新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、風邪症状など体調不良が見られる場合は、参加を自粛して頂きたくお願い申し上げます。また、参加時には、マスクの着用をお願いします。
・参加者におかれましては、 DigitraxのDCCスロットルと分岐コネクターをご持参頂けると助かります。

★奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。

【忘年工作会】開催しました

12月18日に「中央区立晴海区民館」において、忘年工作会を開催しました。


私のプロジェクトは、先に書いた「ユニトラック車止めの修理」の続きです。切り出した材料をエコーモデルのSTカラーで染めたものを、水で薄めたTitebondを使って接着しています。直角を出すために、原寸図を入れたクリアファイル上で作業をしています。


Yさんのプロジェクトは、「在線検知」装置の作成です。部品を流用する百均製品から基板を取り出し、回路をあたっているところです。


Sさんのプロジェクトです。今年の「日本鉄道模型ショー」で販売されていた名古屋鉄道 モ600形のペーパーキットの窓抜きです。「とれいん」誌に掲載された記事を基に、型紙の別刷と記事のコピーで構成されたキットです。この車輛、前後の絞り部が難しい様に感じられますので、その辺がどう処理されるのか、楽しみです。

工作会終了後、晴海トリトンスクエア内の居酒屋で忘年会を開催し、お開きとなりました。