工作

工作会のホイホイ作成の続き


5月の工作会で譲ってもらったベースボードに線路を取り付ける作業の続きを私なりにまとめてみました。
サンプルは300mmのボードとなります。
なお、作業は刃物を多用しますので作業される方は個人の責任で怪我にはご注意ください。

KATO線路の加工

300mmのボードにはKATOの369mmの直線線路をそのまま使用することにしました。今回のレールはすでに両肩の部分を切り落としている状態から始めます。

まず裏側の補強部分を切り離す作業です。

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線路裏に出ている補強の梁と釘さしのガイド(円筒)を切り落とします。梁はPカッターで、円筒は糸のこで地道に切り落とす作業を約5分、結構簡単に取れます。バリが出ているようであればやすりで削ってください。私の場合はこの段階でやすりは不用でした。

次に線路端の加工です。

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MTCCの規格では29mm幅でベースボードを切り出していますので、それ以下まで削る必要があります。
写真右の状態まで削ると28.5mmぐらいになるので、きれいに出張って(でばって)いる部分を削ります。今回はボードが若干狭めだったため、さらに削りました。

最後に線路長の調整です。

KATOレールにはストッパーとして線路の片方にキズが付いています。こちらをメインにして道床を反対の線路端の1.5cm~2cmのところで切り落とします。さらに反対側については現物合わせ(^^:で道床を切り出し、線路に取り付けます。
その後、余分な線路を糸のこで切り落とし、やすりをかけて線路部分が完成です。

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この後、路面電車らしく加工するわけですが、本日はここで時間切れ。

東山温泉電軌でした。

【線路工作】レール接続法


関東合運の参加者個人登録も始まり、弊社も参加に向けてホイホイの延長に邁進中です。主な工事は、各エンドレスを結ぶ分岐なのですが、採用しているポイントが多岐に亘っている関係上、種々のレールを接続する必要に迫られています。今回は、それについてのTipsです。
①アトラス#83とKATOユニトラックレール
RIM00007
篠原製#83レール用ジョイナーがちょっときつめですが、アトラス製#83レールに嵌りますので、これを使用します。KATOユニトラックレールとの差は、レール外側に、0.6 mmφの洋白線を挿入し、ジョイナーごと半田付けすることで解消しています。
②篠原#70とKATOユニトラックレール
RIM00006
KATOユニトラックレールの腹部外側に、1.2×0.2 mmの洋白帯板を半田付けすると、腹部の幅がほぼ等しくなり、篠原製#70レール用ジョイナーにしっくり嵌る様になります。その後底部を、レール高さが1.8 mmになる迄削り、篠原製#70レールに嵌めた#70レール用ジョイナーに差し込んで半田付けします。
③アトラス#83同士
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純正ジョイナー(手前)がありますが… 余りに不恰好なので、弊社では篠原製#83レール用ジョイナーを使って接続しています。
④KATOユニトラックレール同士
今回はこの例がありませんので写真はありませんが… 篠原製#60レール用ジョイナーで接続できます。ただし、腹部を押さえる迄の高さがありませんので、通りを揃えて半田付けする必要があります。

カーブホイホイR370


まいどっ!
きらぁです。

工作会でホイホイを増備されているのに触発され
上町電軌でもホイホイの増備を行いました。

ホイホイR370

ユニトラックのR370を使用した専用軌道区間ホイホイです。
90度で制作すると1枚のホイホイのサイズが大きくなるので
1枚45度で制作しました。
1枚45度としたことの副産物として、同じ向きのホイホイを
組合せてS字カーブとしても使用できそうです。
内側曲線の出口には30mmの直線をプラスしていますので
ホイホイとしてのサイズは400R相当となっています。

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上町電軌
きらぁ/佐藤
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【線路工作】ホイホイの工作①(線路敷設)


ホイホイ基板への線路敷設・舗装方法を備忘録的に書いていきます。
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標準ホイホイの1/3、150 mm長の完成基板です。
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246 mm長のユニトラックを2本、道床の肩と内側の補強を除去して、長さを切り詰めて敷設します。余談ですが、レール同士を接続する必要がある時は、シノハラの#60レール用ジョイナー(9 mmナロー用)を利用するのがいい様です。
レールは、シノハラの#70レール用スパイクで固定します。このスパイクの頭部はいささか大きいので、ニッパで半分位に切り詰め、タミヤのペイントマーカー(艶消し黒)で錆止め処理をして使用しています。レール脇に0.5 mmφの小孔を開け(基板には開けません)、レールを頭部で確実に挟むようにして固定します。そうすれば、かなりしっかり固定されます。
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固定後の基板裏側です。使用したスパイクは全部で32本、うち半分の16本がベニヤ板から下に突き出ています。これはこの後切除して、使用時に指を刺したりする事故を防止します。

【工作会その後】簡易側線用下敷


厚さ9 mmのベニヤ板廃材を50×100 mmの長方形に約45枚切り出しました。12月の工作会で作成した簡易側線をホイホイに組み込む際、高さを合わせるための下敷として使用します。
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ユニトラックの道床幅が42 mm、標準ホイホイの複線間隔が50 mmですので、長手方向に置けば線路の下に入り、横手方向に置けば1枚でユニトラック複線を支えられる、ということから、この寸法(50×100 mm)にしてみました。
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実際の使用イメージです。標準直線ホイホイ1枚分のスペースに組み込みます。写真では手元にあった550R曲線で元の線路と平行に戻しているので、線路中心間隔が79.2 mmになっています。490Rで戻すと、間隔が74.6 mmとなり、側線の道床脇がホイホイの側面ぎりぎりになりますので、こちらのほうがスペースの節約になります。最低でも71 mmの間隔が必要なので、430Rや370Rですと、間隔がちょっと足らなくなります。