クラブ行事報告

【工作会】開催しました


5月28日に、「ほっとプラザはるみ」において、工作会を開催しました。


弊社のプロジェクトです。完成したループ線ボードへの線路敷設です。べニア板に車輪をネジ止めしたベンダーでレールを曲げ、線路中心線上に18 mm間隔で開けた孔に、ユニトラックの枕木2本を切り出したものの中心に開けた孔を合わせて、スパイクで仮止めしていきます。


とりあえず、1/4円周を仮止めしました。


こちらはクロス部です。先に曲線を仮止めして、ユニトラ枕木をずらしつつPCB枕木に置換し、次いで直線側を敷設してフランジウェイを切削し、最後にギャップを切ろうという作戦です。この辺は、Trolleyvilleに掲載されている方法でやろうと考えています。

【運転会】開催しました


2月12日に、中央区立豊海区民館にて、運転会を開催しました。本当に久しぶりの、和室での運転会です。


今回の線路配置です。昨年一昨年同様、250R複線ホイホイのエンドレスに、ユニトラックで仮設した小ヤードという、いつも通りの構成です。今回は、エンドレスの短辺長辺方向に、様々な複線ホイホイを挿入し、エンドレスを机2本一杯まで拡大してみました。これで机2本一杯ですので、この配置でのこれ以上の拡大はないでしょう。


和室ですので、机があるかないかが不明でした。机があったとしても、下が畳ですので、きちんと高さを揃えられるかが懸念事項でした。幸い、豊海区民館の和室には「舞台」があることが判っていましたので、「いざとなれば舞台上に展開すればいいや…」という腹案の元に開催しました。結果として、机は備品としてあり、脚が洋室のそれと違って短いので、かなり安定した土台となりました。懸念された机相互の高さ不均衡は、脚下部に、工作用紙を40×40 mmに切ったスペーサーを挟み込むことによって、全く問題ない程度に補正することが出来ました。ただし、机3本の調整に、準備していった10枚殆どを消費してしまいましたので、もうちょと用意しておいた方がいいのかもしれません。


さて、いつもうまく走ってくれない某氏の欧州型連接車ですが、色々観察した結果、「どうもバックゲージが狭すぎるのではないか?」ということになり、実測してみると、B(Back to Back)=14.2 mm、T(Flange Width)=0.7 mmという結果でした。これでは、C(Check Gauge)=B+T=14.9 mmで、NMRA S-4.2の、「チェックゲージの許容範囲は15.14~15.37 mmで目標値は15.32 mm」という規格から大幅に逸脱しています。Bを許容限界ぎりぎりの14.6 mmまで拡げても、Cは14.6 mm+0.7 mm=15.3 mmで、規格をクリアします。ということで、輪軸を抜いて、バックゲージを拡げている最中の写真です。修正後、試運転してみると、そこそこストレスなくポイント等を通過しましたので、「きちんとCを調整すれば、欧州型でも問題なく運転できる」目途が立ちました。欧州型既製品は、コストダウンの為でしょうか、大抵ストレート車軸で、各ゲージ等の修正は容易に出来る範疇にあります。とすれば、唯一残された問題が、D(Flange Depth)が最大0.71 mmという制限ですが… 実態は如何なものなのでしょうか?

今回の運転会には、写真には写っていませんが、もっと小半径のエンドレスも持ち込まれました。色々試運転してみると、外国製の既製品は、意外と小半径曲線を通過可能なことが判りました。貴重な知見として、将来への糧としたく思っています。

【忘年工作会】開催しました


ご報告が遅くなりましたが、12月18日に「ほっとプラザはるみ」において、忘年工作会を開催しました。

dscn4340
今回は、工作会終了後に忘年会を計画していたことから、大掛かりな工作ではなく、下拵えに徹しました。これは、肩を落として平面にした246 mm長のユニトラック道床を、カーブを敷設するために枕木2つ分ずつに切断しているところです。

dscn4342
続いて中心に0.8 mmφの孔を開けます。以前は「少量だから…」ということで、0.8 mmφ孔を開けた治具にそのままドリルを通していたのですが、周辺が削れて孔が大きくなってしまいましたので、慎重に孔を拡げてパイプを圧入してハンダ付して修復しました。先ず折れた1.0 mmφドリルの根本を研いだポンチで中心を印し、それをセンターにして0.8 mmφドリルで孔を開けました。結構な量の道床がありましたので、これで1日経過してしまいました。

dscn4345
工作会終了後、ほっとプラザはるみ内のレストラン、フェリーチェに飛び込んで忘年会を開催しました。

それでは、良いお年をお迎え下さい。

【関東合運】参加してきました


今年も、関東合運に参加してきました。

今回の線路配置です。前年度のドッグボーン型エンドレス+通常エンドレスに、枝線を付随させたレイアウトです。枝線は、エンドレスの内側に分岐後、平面交差で外側に飛び出しています。下は準備日15時頃の状況で、線路の敷設、配線を完了し、さぁ試運転!というところです。設置時間の節約には、敷設時に極性に注意しておけば、配線は唯、ブースターに繋ぐだけという、DCC制御の利点が大きく利いています(ポイントへの配線も共用ですので、特に別配線をする必要もありません)。全体をドッグボーン型にすると、極性に注意する必要もなくなりますので、仮設レイアウトにはより好都合です。ちなみに、予行では給電を放棄したホイホイ(スプリングポイントの向きが原因で、逆方向にしか接続できませんでした)にも、逆位相給電ケーブルで給電してみました。
dscn4176

予行では基板のべニア板が剥き出しだった部分も、舗装を済ませて披露することができました。あとはドッグボーン型エンドレスと通常エンドレスを結ぶポイントが、ユニトラックで仮設する状況を何とかしたいものです。
dscn4188

参加した欧州型車輌+αです。欧州型車輌は、微妙な調整が功を奏したのか、大きなストレスなく運転できる様になりました。脱線しがちなコンビ―ノ(奥から2本目)も、先頭車の重量バランスが問題ということが判りました。先頭車の後方に車輪なし中間車が載っているので、先頭車の先頭車軸に殆ど重量がかからず、半ば浮いている状態でした。これでは直ぐレールを乗り上げて脱線してしまいます。そこで試しに、先頭車内に10円硬貨を入れて補重してみますと、かなり安定しました。オーバーハングにウェイトを入れれば、更に軸重バランスを改善することが出来ますので、今後の修正に期待したいと思います。
dscn4187

とりあえず大きなトラブルなく終了しましたが、反省点が色々あるのは例年通りです。次回に向けて、また精進することにしましょう!

【関東合運向け】接続試験


9月18日に「ほっとプラザはるみ」において、例年通り10月の関東合運に向け、予行を兼ねた運転会を開催しました。

dscn4138
これは、机を配置計画通りに並べた段階で、この上にホイホイを展開する直前の状況です。

dscn4144
今年度の配置です。今年度も給電系統を接続し、運転会とすることができました。これは運転開始直後、試運転を兼ねて、レールクリーニングカーを走らせてい る状況です。で、この試運転で、色々とトラブルが明らかになり、その解決に少々時間をとられました。しかし、本番前に問題点を洗い出せたので、接続試験の 目的は充分達成されました。関東合運では毎年、違った線路配置を披露しています。事前にCADを使って検討しておくのですが、本当にうまく繋がるのか、給電は大丈夫か、短絡はないか等を、実際に確認しておく必要があると考え、恒例としています。

dscn4149
あと、某所よりこんなホイホイセットが持ち込まれました。S氏が製作したものをK氏が引き取ったものということですが、「保管場所がなくなった!」ということで持ち込まれたものです。幸い、自動車で来場されていたH氏に無事、引き取られていきました。

尚、同時に開催しました2016年度総会も無事終了致しました。