ホイホイ・MTCC規格モジュール
2017年11月28日 11:09 PM | 投稿者名: treasure
プロジェクト進捗状況です。
1.複線右分岐の再生

先に報告した通り、舗装を撤去しました。曲線部分は篠原の#83フレキで敷設されていました。弊社では、「接続部はKATOレール」ということにしていますので、曲線部は枕木を含め交換することにします。直線側はユニトラックですが、ギャップが切られていたり、レールが抜けるのを防止するためエポキシ系接着剤が流されていたりと、そのまま使うのは中々辛そうです。直線側は更新して、この辺は解体のうえ、資材として曲線側へ移設することになりそうです。

クロッシング部のフランジウェイを縮小しました。元々は、カーブ内側に相当する部分のみにウィングレールが設置されていましたが、これをK字クロッシングを含む全クロッシングに設置しました。その際、ウィングレールの端をフランジウェイに喰いこませる様にして、フランジウェイを縮小しました。未だ規格より広い部分がありますが、これを狭めるとSPANが広くなり過ぎますので、NMRAゲージのSPAN測定部が引っ掛かりなく通過する、という処で妥協しました。で、この写真でお分かりの通り、曲線部は罫書かれた線路中心線とずれています。何処が原因でずれているのかは不明ですが、ポイント-フログ-ユニット内での曲線半径修正は現実的には不可能なので、ユニット後ろで分岐線路と中心を合わせようとすると… 同ユニットを約5 mm、後退させる必要があります。

ポイント-フログ-ユニットを約5 mm、後退させるには、ポイント前端のレールを約5 mm延長する必要があります。ここはジョイント部にかかる所処ですので、レールを継ぎ足すことは極めて困難です。そこで、基板から2.5 mmの位置でレールを切断し、長さ5 mmに縮小した篠原製#60レール用ジョイナーを介して接続することにしました。計算では、何とかジョイナー部にかからないで延長できそうです。
2.ループ線
目立った進捗はありません。ギャップ位置を含めて全体的な給電様式を検討し、配線材料を調達した位です。並行-対向の切替には、東日本電軌さんと同じ、ラグ板による切替を試してみることにしまして、材料を調達しています。
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2017年10月29日 11:25 PM | 投稿者名: treasure
プロジェクト進捗状況です。
1.ループ線

クロス部です。カーブ側レールに、フランジウェイを刻みます。計画通り、幅0.036″の「ナット溝切りヤスリ」で溝を切り、厚さ0.6 mmの「極平ヤスリ」で規定寸法に仕上げました。やってみますと、最初に刻む「溝」はもうちょっと広くても良さそうです。

クロッシング内側の直線レールを、フランジウェイを切削しつつハンダ付します。こちらも、ちょっと狭めにしておいて、ハンダ付け後に仕上げました。ゲージには、某所で頂いた薄い洋白エッチング抜き残し板を重ねて使っています。これだと一枚板に比べ、弾性で軽く曲がってくれるので、カーブによく馴染んでくれます。また、厚さ0.6 mmの「極平ヤスリ」はしなって曲線になじんでくれますので、助かりました。

フログ部分にウィングレールを付けました。フログ部通過の際、車輪がノーズに乗るまで、ウィングレールで支える必要がありますので、これは必須です。K字クロスでは、走行レールがウィングレールの代りをしますので不要と考え、省略しました。試しに台車を通らせてみましたが、落ち込みなしに通過しましたので大丈夫でしょう。最後に、直線側のレールを切り揃えました。切断には、幅0.010″の「ナット溝切りヤスリ」を用いました。予想通り、苦労なくボード上のレールの切断が出来ました。
2.複線右分岐の再生
舗装を撤去して、レールの状態を確認中です。ウィングレールやフランジウェイに少々、手を入れる必要があるかもしれません。
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2017年10月15日 6:45 PM | 投稿者名: treasure
2017関東合運終了から一週間が経過しました。今回の合運では、大きな問題は発生しませんでしたが、ホイホイ上面に貼ったマーメイド紙の一部が捲れ上がってきていました。

これが捲れ上がった部分です。今年二月の運転会で気付いていたのですが、すっかり忘れていました。

横から発泡スチロール用接着剤を押し込み、ポリ袋を上から被せた後、接着剤が剥離面全体に回る様にローラーをかけた後、上から重錘で圧着しました。ポリ袋を被せるのは、接着剤のはみ出しが必須なので、それを表面へ回さないためです。

ちょっと皺が残ってしまいましたが、問題ない程度まで修復することができました。よく見ると、外側線のレール間の敷石とか、レール外側の敷石とか、色々と補修の跡が認められます。弊社では一番古いホイホイですが、きちんと補修していけば、まだまだ使えそうです。
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2017年9月26日 9:41 PM | 投稿者名: treasure
例年通り、9月24日に「ほっとプラザはるみ」において、10月の関東合運に向け、予行を兼ねた運転会を開催しました。

今年度の配置です。事前にCADを使って検討した通り、ぴったりと収まりました。今年の接続試験時のトラブルは、別給電区域とした仮設ヤード部の極性が逆であることの発見が遅れたことのみでした。部分的な試運転では大丈夫であった為ですが、そこで使ったのはKATOの欧州型単車とBowserのMarket Street Railway 952号車でした。片や短軸距の単車、片や大きなフライホィール付きで、物理的に大慣性… ということで、ショート検知の間もなく別給電区域に入っていた様です。フライホィールなしの連接車が走ったらショートで立往生してしまいました。
例年と異なるのは、この段階で更に一工夫加えよう、ということになった点です。ということで、関東合運ではこれに一品追加した配置になる予定です。

恒例の仮設ヤードですが、今回は小さめの配置としましたし、線路延長は短くなり、更にもう一つヤードがありますので、こんなもので充分でしょう。普通に分岐させると、線路が丁度机の境にかかるので、間をちょっと長くして逃げました。いつも通り、KATOのUNITRACKを、適当に切った9 mm厚ベニヤ板のスペーサー上に並べた構成です。4 mm厚べニア板を適当に切り、下に5 mm厚角材を付けて簡易的にでもボードを作れば見栄えも良くなるのでしょうが、色々な条件とのトレードオフで、かかるバラック的手法に落ち着いています。

さて運転中に、車輪の汚れが話題になりました。ふと見てみると、Market Street Railway 952号車の動力車輪にかなりの汚れが蓄積しています。DCCでは、車輪が余り汚れないことと、同じように走らせているKATOの欧州型単車の車輪が全然汚れていないので、つい油断していました。合運には清掃して臨むようにしましょう。
尚、同時に開催しました2017年度総会も無事終了致しました。
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2017年9月19日 9:36 PM | 投稿者名: treasure
プロジェクト進捗状況です。また仕事が忙しくなって停滞しそうですが、とりあえずここまで出来ました。
1.ループ線

クロス部です。直線側のレールのうち、外側部分を固定しました。一緒に写っているNMRAスタンダードゲージで、ゲージが基準値内に収まっているかを確認しつつのハンダ付けです。

続いて、カーブ側レールにフランジウェイを刻まなければならない訳ですが、それに使う工具を調達しました。幅0.010″と0.036″の「ナット溝切りヤスリ」と、厚さ0.6 mmの「極平ヤスリ」です。「ナット溝切りヤスリ」は、ギターの弦を収める溝を彫るもので、0.036″ (約0.9 mm幅)で溝を切って、「極平ヤスリ」で規定寸法まで拡げよう、という算段です。0.010″ (約0.3 mm幅)のものは、糸鋸の刃の厚みとそう変わらないことから、レール切断用にならないかと買ってみました。あと、暇な時間を縫って、補助用の単線50 mmL、200 mmL単線ホイホイにも軌框を敷設しました。
2.複線右分岐の再生

キット状態にした台枠を組み立て、塗装して完成させました。
現在、線路の固定に使用されている多数の「植え込みネジ」を通す孔を、どうやって新しいボードに写すか、を考えています。
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