ユニトラック車止めの修理(1)


12mmホイホイと並行しての小工作として、ユニトラックの車止めを修理しています。

弊会では運転会時の仮設ヤード等にユニトラックを使用していますが、車止め線路(S109B)の「やぐら」の一部に肉が薄い部分があり、破損品が複数出ましたので、これらを修理したいと考えました。この車止め線路はKATOのwebサイトにある通り、「第2種車止め」を模したものですが、そのまま復旧しても壊れ易いままなですので、土を盛った、「第1種車止め」にしてみることにします。

折角ですので、真面目にスケールで作るとどんなものになるだろうかと、実物図面を探してみました。すると、国立国会図書館のデジタルコレクションで、「線路従事員必携附属図」というのが公開されており、その12コマ目に車止めが5種描かれています。このうち、「第1種乙」というのがユニトラックの道床上にうまく載りそうなので、これを基に模型化することにしました。


左が製品のままの車止め線路で、中央が破損した「やぐら」です。この「やぐら」から、枕木部分を切り出して道床に嵌めたものが右です。


ホイホイを作った時大量に出た4 mm厚シナベニアの廃材を切り出し、3枚重ねとして心材を作りました。2層目下側にはM2真鍮ナットを埋め込み、道床下からネジで固定できるようにしました。尚、真鍮ナットはニッケルメッキされたものが、「電気なべビス」との名称でホームセンター等に流通している様です。


周りの板や角材は、輸入品のHOスケール木材を使用します。元々の図面が大正2年の出版ですので、材料の指示や寸法はフィートとインチです。ですから、米国製のHOスケール木材を使えば余り苦労しないで角材を選ぶことが出来ます(ただし、6×9インチというのはなく、6×10インチで代用です)。ここに写っている他には、10インチ角材として、3 mm角材を使用します。

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