【旧作健在】都電6000


10年以上前に長谷川製作所(当時)から発売された都電6000形です。同社初の16番完成品だったと記憶しています。
モデモ6000-1
速度調整用に、5本直列のダイオードを逆極性で2群並列にしたものを、モーターとレールの間に直列に挿入していたり、台車がはめ込みで固定されていたり、配線が金属板になっていたりと、当時の既存メーカー製品とは異なった作りになっている箇所が多々ありました。
一番大きな問題は、床板が柔らかいため、時間の経過とともに通電用板バネの圧力で床板が曲がり、走行不能になることでした。そこで、床板をガラスエポキシ基板に置換し、それに伴って台車取り付け方法をはめ込みからネジ止めに変更しました。速度調整用のダイオードは、DCC化によって不用となるので撤去しましたが、その他の部品は、台車・モーター等を含めて、ほぼオリジナルの部品を使用しています。搭載デコーダはLenzのLE103XFです。片面実装なので、裏側全面に両面テープを貼って、しっかり固定できる点で気に入っていました。
モデモ6000-2
ドライブシャフトだけはエンドウ製MP用に交換しましたが、他の伝導機構はほぼオリジナル通りです。ユニバーサル・ジョイントはかなり急角度に曲がっていますが、これでも130R曲線を問題なく通過します。継手の位相は正しい(中間軸の両側で揃っている)様です。この知見はdda40x氏のBlogから得ました。厚く御礼申し上げます。
モデモ6000-3

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