東日本電軌(HNR)

留置線と退避線


棚の中のR175ホイホイの第3期工事で、駅の裏側直線650mm部分に留置線と退避線を作っています。
今週末に迫った関東合運にはバラスト撒きは間に合いませんが、走行は可能なので製作途中ですがこのまま持って行くことになりそうです。

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支柱が背面中央に出っ張っているため棚の中に敷くときは中央の50mm部分を外すので退避線としては使えません。運転会に持ち出すときは退避線に出来るよう、両端の分岐はスプリングポイントにしています。向かって左の分岐は棚の中に置くときは逆に切り替えられるように準備してあります(画像黄色矢印)。手動で切り替え可能にすれば、両側から2軸貨車1両かハノーバー市電くらいは留められますが、小型なので大丈夫そうに思われてしまうKATOのハノーバー市電は、単台車の軸距離が長いためにR175を回れません・・・

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分岐はフログ部にプリント基板を使ったハンドレイのFast Tracksもどきで、前回6月製作同様のR250相当ですが、トングレール長さを枕木2本分詰めてみました。分岐角度は2.4番といったところです。
留置線の有効長は15m車2両分あり、京津線260の2連が置けます。こちらの分岐にはモータードライブの自作マシン+DS51K1デコーダを付けています。この留置線の端は1両分程度の長さの車庫+修理工場?を被せて、棚の正面ホーム側から車両が目立たないようにしたい、と考えています・・・

室内灯LEDの配線


RM MODELS 193号(2011-9月号)に「”ニセ電”with LED」と題して記事が載りましたが、その中の室内灯(P.35)の記述が一部不十分かつ誤っていました。訂正します。

①「LEDは、個々に抵抗を使わずに並列接続してはいけません・・・」は、その通りで、個々のLED特性に差があるため、短時間で焼損するなど寿命を縮めます。
②「共通の抵抗で複数個のLEDを点灯したければ直列にします」と記事に書いてしまったのですが、良いやり方ではありませんでした。
②の「1つの抵抗で複数LEDを直列接続」した場合、LEDの寿命に対しては安全ですが、モータ起動時などのラッシュ電流の電圧変動の影響を受けると、明るさが暗くなるというデメリットが出てしまいます。走り始めだけであっても、これは良い眺めではありません。DCCの場合は他の車両の起動時にも暗くなります。LED2個程度の場合や抵抗値によっては、さほど目立たないようですが、4つも直列にすると特に影響が大きいようです。

抵抗と組み合わせてLEDを使う場合、好ましい配線方法は、③「複数のLEDの個々に抵抗を入れたものを並列接続する(個々のLEDと抵抗は直列)」方法です。
「個々に抵抗を使わずに並列接続」あるいは「直列」ではなく、『個々に抵抗を使って』&『並列接続』するのが最適です。

DCCではDC12V一定が使えるため、安直に抵抗を挟むだけで済ませますが、通常のアナログでCRDなどを使用の場合にどうなのかは体験していないので不明です。

110922-P5-RoomLight3b ニセ電増備車2両の室内灯を、この③方式で作り直しました。抵抗は2.4Kを使い、余り明る過ぎないようにしています。

大きな詰所と物置


先月、Ms+キットNo.510の保線掛詰所を組みましたが、2倍以上大きいNo.508の詰所も組んでしまいました。内部は事務室、控室?と倉庫が2区画並んでいて、裏側のR175エンドレスから分岐を予定している留置線横に置いて、保守・運転・その他全てまかなう建物になりそうな大きさです。110913詰所-14d 110913詰所室内-10dホーム上屋や保線掛詰所と同じく最近発売のレーザーカットのキットなので組み易く、室内照明には3mmLEDを2つ使用、天井の取付板がぴったり嵌って光漏れも出ません。設置する留置線のベースも出来あがっていないので、今回は建物内部の天井裏にダイオードと2K抵抗を置き、底板からユニトラ用フィーダー線を出しました。室内の備品類はキットに含まれるもので、椅子のクッション部に緑色のモケット紙を貼り、ストーブ上に1.5/1.0真鍮パイプで煙突を追加してあります。棚の中には一応それらしく書類綴りは納まっていますが、台所も事務机の上もまだ什器や文具類がありません。床には市販のフローリング模様印刷の紙を貼ってあります。

駅構内物置No.509も組みました。こちらは内部照明はありません。設置場所はまだ決まっていません・・・

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と、いうようなペースでストラクチャキットを買っていたら、とても小遣いが足りません。短時間で組めてしまうのも困りものです・・・

車輪止め


駅構内の片端、片渡りの先がささやかな引き上げ線で、ちょうど15m車1両分ほどあり、京阪貨電3022を留めていたりします。ここに、エコーN0.152木製車輪止めのソフトメタルパーツを白く塗って取り付けてみました。2軸貨車あたりが似合いそうなパーツで、ローカルへろへろ軌道線には余り縁の無いものかも知れませんが・・・

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対向側ホーム


対向側のホームも作りました。阪急風に言えば2号線ホームでしょうか。

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キットは、さんけい製30A延長パーツで、着色硬質紙のレーザーカット加工です。幅30mm長さ265mmの延長部分が3組分入っています。
つなぎ合わせて380mmにして、片端に階段を追加しました。キットの柵は高さも低めで中途半端な感じですし、ホームに停車して扉が開いた所を眺めるので、柵は階段上だけ(1段分継ぎ足し)として、断面を見せているということにしました。渡り線に掛かりますが、380mmあれば15m車2連まで停車可能です。
ボンドで接着組立後に、アクリル樹脂絵具を薄めに塗り、ウエザリングマスターの粉で汚してあります。
線路板のベース上には、ただ載せてあるだけで、列車の車体幅によって外側一杯にずらせばNMRA基準をクリアするようになっています。直線部なので、まず車体が当たることもなさそうですから大丈夫です。
ホーム自体の厚みは18.2mmあり、線路板ベース面からレールまでが低い(枕木2mm+レール2.25mm?)ため、ホーム面はやや高めでニセ電の床面とはほぼ同じになっています。

→ 電車を停めてみると、どうもホームの高さが少々高過ぎるようで、違和感があります。脚と階段の下を切り取って、2.4mm高さを詰めました。80倍してレール面から920mmといったところです。こんなもんでしょう。(8月31日)