室内灯LEDの配線


RM MODELS 193号(2011-9月号)に「”ニセ電”with LED」と題して記事が載りましたが、その中の室内灯(P.35)の記述が一部不十分かつ誤っていました。訂正します。

①「LEDは、個々に抵抗を使わずに並列接続してはいけません・・・」は、その通りで、個々のLED特性に差があるため、短時間で焼損するなど寿命を縮めます。
②「共通の抵抗で複数個のLEDを点灯したければ直列にします」と記事に書いてしまったのですが、良いやり方ではありませんでした。
②の「1つの抵抗で複数LEDを直列接続」した場合、LEDの寿命に対しては安全ですが、モータ起動時などのラッシュ電流の電圧変動の影響を受けると、明るさが暗くなるというデメリットが出てしまいます。走り始めだけであっても、これは良い眺めではありません。DCCの場合は他の車両の起動時にも暗くなります。LED2個程度の場合や抵抗値によっては、さほど目立たないようですが、4つも直列にすると特に影響が大きいようです。

抵抗と組み合わせてLEDを使う場合、好ましい配線方法は、③「複数のLEDの個々に抵抗を入れたものを並列接続する(個々のLEDと抵抗は直列)」方法です。
「個々に抵抗を使わずに並列接続」あるいは「直列」ではなく、『個々に抵抗を使って』&『並列接続』するのが最適です。

DCCではDC12V一定が使えるため、安直に抵抗を挟むだけで済ませますが、通常のアナログでCRDなどを使用の場合にどうなのかは体験していないので不明です。

110922-P5-RoomLight3b ニセ電増備車2両の室内灯を、この③方式で作り直しました。抵抗は2.4Kを使い、余り明る過ぎないようにしています。

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