江東電気軌道(KDK)

【線路工作】線路を敷きました

複線右分岐に軌框を敷きました。


帰京後に検討すると、枕木は21個あれば足りることが解りました。ということで、レールをベンダーで曲げて、曲線を敷設しているところです。


直線も敷設し、PCB枕木を1本追加して、足りなかったギャップを切った状態です。実は、250R標準ホイホイが1枚足らない状況でして、いざとなれば、分岐を固定して仮配線し、代用しようという算段です。まぁ、パーツはほぼ揃っているので、できれば正攻法で行きたいものです。


こちらは直角クロスです。敷設した後にフランジウェイを刻む、「主本線」側のレールを敷設しました。今後は副本線側のレールを、これとうまく噛み合う様に削らなければならないのですが、その数なんと16本… うーん、こつこつやっていくことにしましょう。

【線路工作】停滞中…

工作がちょっと停滞しています。


6月下旬から7月上旬迄の3週間、出張続きになっています。日帰り出張だと、帰宅後に工作する元気は残っていませんが、幸い、6月最終週は泊り込みの出張ですので、宿に工具と材料を持ち込んで、下拵えを進めることにしました。ということで、出先からの書き込みです。


今回持ち込んだ工具です。ピラニア鋸、プラスチック用ヤスリ、ピンバイスと1.8φ錐、位置決め用治具、です。これで、複線右分岐を再生する際、カーブ敷設に使うユニトラック枕木の切り出しと孔開けをやろうという算段です。いつも、在庫が心細くなってきたら、平日夜とかの中途半端な時間を利用してやっている作業なのですが、今回は出先での時間を活用することにします。


昨日迄で、これだけ(31個)切り出しました。この後、周辺の「かえり」や、下面の不要物をヤスリ取り、治具を使用して中心に1.8 mmφの孔を開ければ終了です。31個で足りるかどうかは、7/1の一時帰京の際、確認してみましょう。

【線路工作】直角交差製作中

90°クロスが少しづつ、形になってきています。


クロッシング部のベースとなる30×30 mmの1.6 tプリント基板に、絶縁用の溝を彫るため、こんな治具を作ってみました。単にプリント基板を上から押さえただけでは、溝を彫る力で滑って動き、残念な結果になるのが目にみえていましたので、4 mm tのシナべニアの一端に1×4 mmの角材を貼り、これに引っ掛けて、滑らない様にしようという考えです。下側には、万力に銜えられる様に10×10 mmの角材を貼り、固定の便を図りました。使用してみたところ、そこそこの効果はあった様です。


肩を落としたユニトラック道床とプリント基板の中心に孔を開けて、定位置に仮止めしてみました。プリント基板は、下に30×30 mmに切った、情報カードを挟んで、高さをユニトラック道床と揃えてあります。


使用するレールのうち、通しで敷設した後にフランジウェイを刻む、「主本線」側に使用するレールを準備しました。後々、直角クロス部分をバラバラに出来たほうが何かと便利そうなので、一本のレールで通すのではなく、80 mm長のレール2本に分割することにしました。ボード長が縦横150 mmですので、75 mmあれば大丈夫なのですが、誤差吸収のために、各々5 mmの余裕をみました。

さて、2本のレールを繋ぐのに、従来からシノハラ製#60レール用ジョイナーを使用してきましたが、今後の入手が困難になりましたので、代替品を探しました。その結果、Micro Engineering製#40用ジョイナーが使用できることが判りましたので、それを使ってみました。両者を比較しますと、Micro Engineering製#40用ジョイナーは、シノハラ製#60レール用ジョイナーより長いので、直線を保持しながらの接続には、より適している印象です。ということは、「レールを繋いで曲線に曲げる」場合には不適かもしれない、ということです。弊社には未だ、シノハラ製#60レール用ジョイナーは在庫していますので、今後は使い分けていくことになるでしょう。

【線路工作】直角交差製作開始

工作会から2週間が経過しました。早速、工作会で製作した「ホイホイ基板キット」のうち、90°クロス用を組み立てました。


このキットは、ユニトラック接続部収容用の切り欠きと、その下面の補強材との関係を、内部スペース確保のため、他のものと違えています。通常、端面から8 mm入ったところに位置している補強材が、端面から5 mmにところに入っていて、ユニトラ接続部を収める切り欠きが、上下スルーになっていません。ということで、組み立て後に切り欠きを仕上げることが困難なので、先ず、べニア板の段階で、きちんとした寸法に仕上げました。


その後は、何時ものよう、ベニヤ板下面に補強材、上面に周辺保護角材を接着し、油性ニスを染み込ませました。たったこれだけのために刷毛を持ち出すと、その後の洗浄等で使用する溶剤の量が相対的にバカにならないので、少量のキムワイプを丸めたものをピンセットで摘んで、刷毛替わりにして塗ってみました。シャブシャブにしたものを染み込ませる様に塗りますので、問題はないだろうと予測した通り、同等の仕上がりとなりました。それどころか、木口から染み込ませる場合には、その上でキムワイプを絞ることで、刷毛より多量のニスを一度に供給することができて、効率的でした。


周辺保護角材の寸法を微調整して、ユニトラック接続部を収め、クロッシング部のベースとなる30×30 mmの1.6 tプリント基板を並べて様子をみているところです。プリント基板には未だ、絶縁用の溝が彫られていません。

まぁ、複線分岐の更新もあるのですが、できるだけ早く進めたいと思っています。

【工作会】開催しました

5月27日に、「中央区ほっとプラザはるみ」において、工作会を開催しました。
今回は基本に戻って、「ホイホイのボードを作ろう」という御題で実施しました。


工作会に持って行った「ミニカッティングソウ(電動)」の活躍です。騒音もさほど大きくありませんし、工作時間の節約、という面では有用な機材ではないかと思います。

周囲の保護部材を切り出すべく45°カットを実施中です。手前に転がっているのは、許される精度で45°カットを実施すべく、「試し切り」をした平角材の残骸です。どこかに書いた通り、正確に45°角に切断するには、「引っ繰り返して合わせて90°」にするべく、「試し切り」をしつつ調整する必要があります。では直角に切るには…  「引っ繰り返して合わせて180°」にすれば宜しい訳です。


さてこちらは、レール方向を糸鋸で切り込み、枕木方向をNTパネルカッターで切り落として、「ユニトラック接続部」を収める切り欠きを作っている状況です。粗々ですが、原則的にはニスを塗って固めた後に、「ユニトラック接続部」は幅28.4 mm、複線間隔50 mmにヤスって仕上げます。例外は90°クロスで、切り欠きと下の補強角材が重なった設計にしてますので、ニスを塗る前(=補強角材接着前)に、「ユニトラック接続部」の寸法を仕上げる必要があります。


最終的に完成した、「ホイホイ基板キット」です。90°クロス×1、350L、100L複線ホイホイ×各2、というのが今回の成果でした。。90°クロスはまぁ、それ以外に成り様もありませんが… 350L、100L複線ホイホイは、「亘り線」、「リレーを利用したリバース区間」等々、色々と応用が利くので、まぁぼちぼち考えながら仕立てていこうと思っています。