工作
2017年5月30日 6:18 AM | 投稿者名: treasure
5月28日に、「ほっとプラザはるみ」において、工作会を開催しました。

弊社のプロジェクトです。完成したループ線ボードへの線路敷設です。べニア板に車輪をネジ止めしたベンダーでレールを曲げ、線路中心線上に18 mm間隔で開けた孔に、ユニトラックの枕木2本を切り出したものの中心に開けた孔を合わせて、スパイクで仮止めしていきます。

とりあえず、1/4円周を仮止めしました。

こちらはクロス部です。先に曲線を仮止めして、ユニトラ枕木をずらしつつPCB枕木に置換し、次いで直線側を敷設してフランジウェイを切削し、最後にギャップを切ろうという作戦です。この辺は、Trolleyvilleに掲載されている方法でやろうと考えています。
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2017年2月26日 11:40 PM | 投稿者名: treasure
引き続き、ホイホイ基板の製作方法を備忘録的に書いていきます。昨年5月11日から6回書き連ね、今回が第7回になりますが、これで終了です。

接着が完了したら、塗装に移ります。この塗装の目的は、「木材内部に残されている道管、師管を潰し、水分の出入りを抑制して木材の収縮を防止する」ことにあります。ということは、道管、師管の内部を塗膜で覆う必要がありますので、1)木材の寸法変化を導かない油性ニスを、2)内部まで浸透する様にシャブシャブに溶いて、3)道管、師管の断面が露出している「木口」から、可能な限り浸み込ませる、という方法で塗装しています。この方法はベストではないと思いますが(多分ベストは、本式のオイルステインへの漬け込み、ではないかと思っています)、これまで著しく変形したボードはありませんので、実用上充分な処理、と考えています。

塗装終了後の状態です。余り色は付いていませんが、シャブシャブに溶いた油性ニスを、小口を中心に、可能な限り浸み込ませた結果です(ですから、前回3枚目の写真と比較しますと、小口にあたる所が、著しく濃く着色されています。側面のべニア断面も、小口が露出している中央層の着色が著しいです)。この後、溶剤臭(ペイント薄め液を使用していますので、ずばり言えば「灯油臭」です)が抜けるまで、風通しの良いところに放置します。臭いが抜けたら完成です。

この後は、先に記した方法に従って、線路を敷設していきます。このときは、線路とレールには、これまでの工作で出た切れ端を切り継ぎして充当しました。
ということで、基板製作方法の解説、終了です。
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2017年2月8日 11:25 PM | 投稿者名: treasure
引き続き、ホイホイ基板の製作方法を備忘録的に書いていきます。

接着が完了したら、ずれ止めに打った#70用スパイクを抜いてしまいます。以前は#100スパイクを使用していたので、抜くのに結構苦労したのですが、「#70でもずれ止めの効果は同じ」ということに気付いて以降は、楽をさせて貰っています。

スパイクを抜いた孔は、「コクソ」で埋めてしまいます。「コクソ」とは、伝統的な木パテのことで、本来ならば「おが屑」と「ご飯粒」の混合物のことを指します。ここでは、シナベニヤ板を木工用ヤスリで削った「削りかす」と、水で概ね半分に薄めた黄ボンド(Titebond)の混合物を使用しました。ちなみに、「コクソ」は漢字で、「刻苧」、もしくは「木屎」と書くらしいです。ところで、私はどこでこのテクニックを知ったのか、全く記憶にないのですが… 結構固くなりますし、手軽ですので、色々と応用が利くと思います。

続いて、周辺保護用の3×3 mm桧角材を側面上部に接着します。接着に黄ボンド(Titebond)を使った関係上、上の「孔埋め」直後の作業となりました。
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2017年1月29日 9:54 PM | 投稿者名: treasure
2017年を迎え、昨年実施したプロジェクトおよび、今年実施予定のプロジェクトを整理しておきたいと思います。
1.車庫分岐の舗装
昨年当初からのプロジェクトでしたが、既報通り目出度く完成しました。
2.調整用直線ホイホイ
昨年途中で割り込みになったプロジェクトですが、既報通りなんとか完成しました。
3.右亘り線
昨年当初からのプロジェクトでしたが、検討の結果、コストパフォーマンスに疑問が出てきたため、既報通り途中中断としました。
この3つは、とりあえず始末が付きました。
4.ループ線

これも昨年当初からのプロジェクトでしたが、ボードを罫書いて切り出したところで、全体をp形からq形に反転させることにしました。既報通り、ボードの組立等が進行中です。本年のメインプロジェクトです。
5.複線右分岐の再生

Kingyoさんから譲って頂いた、旧い複線右分岐の再生計画です。当初は、「最低でも、クロッシング部分はp形ループ線に流用できるだろう…」という目論見だったのですが、線路配置がp形からq形に反転したため、この線路配置のまま再生することにしました。今後作るかもしれない複線左分岐を考えると、直線は分岐前にあったほうが色々と好都合なので、ボードは作り換えることになるかと思います。ポイントマシンや、極性切替回路等、使える部品は全て他に流用されていますので、その辺も新規に考えなければなりません。こちらについては、ぼちぼち手を付けていこうかと思います。
今年も線路関係のプロジェクトが目白押しですが、どこまで出来ますでしょうか…
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2016年12月31日 8:38 PM | 投稿者名: treasure
ご報告が遅くなりましたが、12月18日に「ほっとプラザはるみ」において、忘年工作会を開催しました。

今回は、工作会終了後に忘年会を計画していたことから、大掛かりな工作ではなく、下拵えに徹しました。これは、肩を落として平面にした246 mm長のユニトラック道床を、カーブを敷設するために枕木2つ分ずつに切断しているところです。

続いて中心に0.8 mmφの孔を開けます。以前は「少量だから…」ということで、0.8 mmφ孔を開けた治具にそのままドリルを通していたのですが、周辺が削れて孔が大きくなってしまいましたので、慎重に孔を拡げてパイプを圧入してハンダ付して修復しました。先ず折れた1.0 mmφドリルの根本を研いだポンチで中心を印し、それをセンターにして0.8 mmφドリルで孔を開けました。結構な量の道床がありましたので、これで1日経過してしまいました。

工作会終了後、ほっとプラザはるみ内のレストラン、フェリーチェに飛び込んで忘年会を開催しました。
それでは、良いお年をお迎え下さい。
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