DCC
2024年5月13日 5:46 PM | 投稿者名: treasure
5月12日に「中央区立晴海区民館」において工作会を開催しました。

今回のプロジェクトの最終目標、Nucky氏頒布の「ワンコインデコーダ6」の基板です。弊社には小型電車が多く、集電に不安を抱える車輛が多いので、「Keep Alive機能がある安価なデコーダ」ということで以前から興味を抱いていたのですが、幸い別購入の部品が全部揃うタイミング(3216サイズの10uF/50Vのチップコンデンサに品切れが多かったです)がありましたので作ってみることにしました。ちなみにこれの旧版、ワンコインデコーダ4はkitasugaさんが組み立てられています。
しかし、実際に作るとなるとプログラム書き込みに使用する「PICKit/SNAPアダプタ」が部品の入手ができず頒布停止になっています。書き込み装置も、安価なPICKit3互換品は頒布中断、後継機のPICKit4、5やMPLAB SNAPは結構な値段がします。幸い、この類の機器は何も持っていませんので、思い切って「スマイルライター コンボ-P」を導入することにしました。

ということで、ほぼ一日掛りでプリント基板に部品を組み付けました。残るPIC18F2550は、フラックスで基板がベタベタですので、洗浄後に組み付けることにしました。
さてこの機会に、温度調整機能付の半田ごてを新規導入してみました。秋月電子で扱っているALIENTEK(正点原子)製T65です。USB接続ですので軽量小型、非常に取り回しが良く、気に入りました。まぁUSB接続といってもPD(Power Delivery)機能がある、則ち5Vを超えた電圧を供給できるUSBアダプタが必要なのは誤算でして、それも新調することになってしまいました。尚、フルスペックを発揮させるべく65 Wのものを購入しましたが、本体の設定次第では13.5 Wのものでも動作可能な様です。また、静置しておくと自動的にSleep→Stdby→Shutdownと推移し、温度を自動的に下げてくれますので、安全性向上やこて先の寿命延長にも効果的かと考えます。あと、フルスペックを発揮させると、あっという間に使用可能温度に達しますので、時間節約という点でも有難いです。

Yさんのプロジェクトです。KATOのFL12先頭車用デコーダを単独で使用して、ヘッド/テールライトを点灯させようという計画です。苦労の連続でして、時間内に目的を達すること叶いませんでした。うーん、これはいずれ、「お題」を電子工作として、その辺の機材(赤い箱とか部品アナライザとかLEDテスターとか…)を揃えて皆で考える機会が必要かもしれません。
今回は参加人数を少なく、こじんまりした工作会でした。次回以降どうなりますことやら…
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2023年6月6日 7:52 PM | 投稿者名: treasure
下回りを組み立てて艤装しました。

床板上面は平面を保たなければいけないので、DCCデコーダ等を含め、全てを床板より下に収めました。床板と動力フレームには最終組立前に「黒染め」を施したのですが、色々試行錯誤するうちに大分剥がれてしまいました。まぁ宇宙機で言うところの「PM (Prototype Model)」ですから、致し方ないところです。本来ならば、ここでの試行錯誤を反映した「FM (Flight Model」を作って、それを使用すべきなのですが、予算および時間的な制約がありますので、これで良しとします。

モーターからの配線は、フレーム側面の孔(折り曲げてモーターブラケットになった部分の跡)から引き出しました。コードとフレームが接触する箇所には、ヒシチューブを嵌めて摩耗防止を図っています。こちら(左側)は非絶縁側ですが、二軸車ですので、少しでも集電を良くするために集電ブラシを付けてあります。集電ブラシは動力キット付属のものではなく、長いものを新調して装着しました。

絶縁側(右側)です。集電ブラシは床板との接触面に、方眼紙小片をエポキシ系接着剤で貼り、プラ製M1.4ネジ(動力キットの付属品です)でネジ止めすることで絶縁してあります。薄紙とエポキシ系接着剤で絶縁層を形成する方法は、故Kingyoさんからご教示頂いた方法です。
DCCデコーダ(DZ123)は、後ろの懸架金具内部に押し込み、後ろ側に配線中継を兼ねたPCB基板を両面テープで固定して抜け止めとしました。この後、DCCデコーダの諸CVをセットし、黒染めした動輪輪芯を、方眼紙を挟んでエポキシ系接着剤で固定して、下回り完成と相成りました。
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2022年11月6日 11:48 AM | 投稿者名: treasure
2022関東合運で、kingyoさん製作の500R左複線分岐の調子が思わしくありませんでした。分岐方向表示用のLEDも直線側の青が点灯せず、どこかで不具合が発生している様ですので、修理を試みました。

保管担当者から引き取ってきた500R左複線分岐です。KATOの490R分岐を2つ使い、自作フログと組み合わせて複線分岐に仕立てています。全体としては、500Rの45度曲線と組み合わせ、500Rの90度曲線とします。ですから、曲線分岐した先の複線間隔は50 mmになっていません。

裏側には、Tam Valley Depot社製のDual Frog Juicerと、Digitrax社製のDS52が仕込まれています。症状は内回り線が時々ショートする、というもので、合運では対応するポイントを全通式から選択式に設定し直し、Dual Frog Juicerへの給電を停止させることで何とか動作させることが出来ました。配線を辿って回路を把握してみても、いまいち問題点がはっきりしません。
全体の結線を明らかにしてから、改めて試運転してみますと、車輛が特定のギャップを通過する際、直線側の分岐方向表示用LED(青)が点滅することに気付きました。「給電先から給電元へ電気が回り込んでいる… つまり給電元周辺どこかでの接触不良だなぁ…」ということで色々探りますと、赤丸で囲った部分に問題があることが判明しました。
ここはM2ネジの脱着によって、ポイント内部の配線を全通式/選択式に切り換える部分です。このネジにラグ板を共締めすることによって、Dual Frog Juicerへと給電しているのですが、ここの接触が不良の様です。よく観察しますと、根本に被せられたヒシチューブの厚みによってラグ板が浮いていました。長年、不完全な接触で通電してきたせいか、接触部も酸化している様子でしたので、1)ラグ板の根本を上側に曲げ、平面同士がきちんと接触する様に修正し、2)接触部をGOO GONEで清掃して酸化膜を除去してみました。これで直線側の分岐方向表示用LED(青)も正常に点灯するようになりました。

備忘録を兼ねて、レールへの給電様式を示しておきます。左側が並行配線、右側がドッグボーン配置で使用する対行配線です。全部で4箇所あるフログは全て無電区間となっていて、2箇所あるK字クロッシングは、並行配線ではNSは固定、対行配線ではDual Frog Juicerを介してNSを切り替えています。

並行配線/対行配線の切り替え部です。現在は並行配線で、ラグ板根本のヒシチューブと同じ色のコード(紫≒青、ということです…)が出ているところにネジ止めします。ドッグボーン配置では、下側の緑色コードが出ているところにネジ止めすることになります。
故障個所探索の途中で、電流制限抵抗を介さずに直接給電してしまい、LED(青)を焼いてしまいましたが、kingyoさんから頂いたボードから外したものが在庫していましたので、それを加工(表面をフラットに削り落とす)して復旧しました(こちらのほうが手間を喰いました)。ということで一応、修理完了です。
カテゴリー:DCC, ホイホイ・MTCC規格モジュール, 江東電気軌道(KDK), 関東合運 |
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2022年1月14日 7:43 PM | 投稿者名: treasure
あけましておめでとうございます。SEPTA Kawasaki LRVの続きです。

上回りと下回りを組み合わせてテストします。前面のヘッドライトとサブウェイライトはデコーダからの電流で無事、点灯することが確認されました。あと、サブウェイライトの光が漏れていますので、アセテートテープを貼って遮光しておくことにします。

テールライトも、交互点滅回路を経由したデコーダからの電流で点灯することを確認しました。室内灯も点灯することを確認しています。全LEDの点灯が確認されましたので、車体へLED基板を取り付ける際、ダメージはなかった様です。

あと残るディテールは、ダミーの連結器を残すのみですが、これを付けると収納時に引っ掛かったり、箱内で前後に詰めるクッションで押されて外れそうです。床板の塗装を剥がして金属地肌を出し、変性シリコーン系接着剤でがっちり固定する必要がありそうです。
さて、この段階でNCEのPower Cabで試運転している最中に惰行設定が利き過ぎている様に感じ、コントローラーのMOMENTUMボタンを押してみると、どうもデコーダの設定を書き換えにいった様で、テールライトの設定がおかしくなってしまいました。うーん、これは1回、デコーダをリセットする必要がありそうです……
カテゴリー:DCC, 工作, 江東電気軌道(KDK), 車両 |
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2021年11月4日 5:34 PM | 投稿者名: treasure
以前、Kingyoさんから頂いた機材のなかに、DCC用のポイント制御機器があります。Digitrax社製のステーショナリーデコーダDS52が内蔵されている(裏側にそう書かれていますので…)とのことですが、詳細が不明です。そこで内部を確認し、構造や使用方法を明らかにしようと思います。

接続用コードが出ている側です。向かって左の孔から右の孔にかけて、赤黒コード二本、青白コードが二本、赤黒コードが一本出ています。左の孔には「31」、右の孔には「32」と番号が振られています。左と中央の孔からそれぞれ出ている二本のコードの先には、それぞれKATO接続用コードに使用されているソケットとプラグが、右の孔から出ている赤黒コードの先にはソケットが付けられています。書かれている数字は、確認は未だしていませんが、デコーダアドレスと考えられます。尚ここでは、給電側をソケット、受電側をプラグと記述しています。

内部構造です。DS52は、ジャンパーピンによってソレノイド形ポイントマシン、即ち、短時間通電して転換させるタイプに設定されています。向かって右と中央の孔を潜ったコード(計3本)は直接、DS52に接続されていますが、左の孔を潜ったコード(2本)は、ユニバーサル基板上に組まれた回路を介してDS52に結ばれています。基板上にはSDI2100(ショットキーバリア・ダイオードブリッジ)とG6J-2P-Y(シングル・ステイブル形リレー)が載っています。

分解して調べた回路図がこちらです。一番下の赤黒コードが接続されたプラグからKATOユニトラックポイント用の操作電流が入った時には、その電流がそのままソケットに出力されます。同様の操作電流がDS52から入った場合には、その電流でリレーを動作させて回路を切り換え、DS52からの電流がソケットへ出力されます。つまり、プラグにKATOのポイントスイッチからの操作電流を入れられる様にすれば、DCCによるリモート制御と、ポイントスイッチによるマニュアル制御が両立する、ということになっています。
また、青白コードの接続は、DCCバス配線への割り込み接続が出来る様に工夫されています。汎用性が高い機材ですので、今後活用していきたいと思っています。
カテゴリー:DCC, 江東電気軌道(KDK) |
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