プロトタイプ例
2018年10月31日 7:33 PM | 投稿者名: treasure
ようやっとダイキャスト製床板を調達したSEPTA Kawasaki Single-End LRVですが、塗装のため、動力装置を一旦取り外しました。
床板とモーターです。いい機会なので重量を測定してみたところ、ダイキャスト製床板が66 g、3Dプリント製床板が13 gでした。モーターは動力装置付属のものが25 g、それにA-Line製フライホィールを組み込んだものが41 gでした。ダイキャスト製床板とフライホィールで、かなり重量を稼げそうです。
電飾のために、YouTubeとBowser PCCの取説から、各ライトの役割を調べました。屋上の黄色は緊急回転灯(Emergency Beacon)、屋根肩のものは車幅灯、前面窓上のは地下用ライト(Subway Light)、前面窓下は上からウィンカーとヘッドライト(Headlight)と判断しました。
後妻です。背面窓上のは判りませんでしたが、多分、後退時の地下用ライトでしょう。屋根肩のものは車幅灯、背面窓下は上からブレーキライト、テールライト(Taillight)とウィンカーと判断しました。
BowserのPCCでは、ヘッドライトとテールライト(F0)、地下用ライト(F3)、緊急回転灯(F4)、室内灯(F5)が点灯します。このモデルでは、緊急回転灯と車幅灯は塗装で表現されたダミーですから、点灯は諦めます。ウィンカーとテールライトは小さいのでこれも点灯加工から外しました。ということで、ヘッドライト、(前面の)地下用ライト、ブレーキライト、室内灯を点灯させようと思います。
寸法をあたってみますと、いずれにも手持ちの3020型チップLEDが使えそうですので、取付基板となる0.5 mm厚の生PCBを購入しました。ブレーキライトは左右交互に点滅しますので、それ用の回路としてNgineeringのN8015を、ブレーキライトを設定できるDCCデコーダとして、TCSのM4を調達中です。
カテゴリー:プロトタイプ例, 江東電気軌道(KDK), 車両 |
コメント(0)
2018年2月24日 7:01 AM | 投稿者名: treasure
都電荒川線の動向です。
大塚駅前で、併用軌道のレールが交換されました。旧レールの断面をみると、ガードレールのフランジウェイ側がかなり摩耗しています。ということは、車輪の裏側と結構接触しているということでしょうか…
JR大塚駅南口側の公園外側の部分は舗装されて、併用軌道に戻りました。
JR大塚駅北口側における、「大塚ビル」の解体は終了しました。昭和12年(1938年)竣工、平成29年(2017年)解体ですから、79年使われたことになります。お疲れ様でした。
カテゴリー:プロトタイプ例, 江東電気軌道(KDK) |
コメント(0)
2018年1月26日 6:33 AM | 投稿者名: treasure
一般的に、分岐器のフログが鋳造であれば、接続するレールの太さや角度の情報が陽刻されています。で、良く観察してみると、路面電車用のフログにも同様の情報が記されています。
大塚駅前の亘り線の例です。「50-13°」と記されていますので、「50kgレール用で、分岐角13°」という意味かと思われます。そこで、荒川線全線でどのようなフログが使われているのか、昨年第四四半期に踏査してみました。
これが結果一覧です。各所で、普通レールからの組立式になっているのが目につきます。これは最近、NC加工技術の進歩で、路面電車の分岐器が、鋳物から組立式へ移行しているからでしょう(RRR Vol.70 No.12.)。サイディングという表記が適当かどうかは不明ですが、前後逆にすれば同じなので、そう表現してみました。
図面番号は、分岐器の銘板に記載されていました。これは三ノ輪橋の例で、RT50NM#5と読めます。おそらく、(“M”の意味がちょっと不明ですが…)「Right Turnout 50Nレール #5」という意味かと思います。13°という角度は番数で、4.39番に相当します。ということで、荒川線の本線では4~5番相当のフログが使用されていることが判りました。例外的に、荒川車庫への分岐がこれらより急ですが、既に組立式に更新されていますので、フログから番数や角度を知ることはできませんでした。銘板もあったのですが、汚れで判読不能でした。幸い、「風雅松本亭」さんのwebページで、ここの上から5番目の荒川線分岐器のフログと、ここの上から5番目のフログは同じものの様にみえますので、それが正しいとすれば、「20°59’」という角度になります。番数では2.70番に相当します。
これが組立式フログを使った分岐器です。鋳物時代の写真は、ここにあります。先人達は、鋳造ポイントの再現に色々と苦労されていました(二井林(1967).トロリーラインのレイアウト.レイアウト全書 p101-125.、ダブルクロッシングとポイントの自作)が、これならばレールのみを材料にして製作できそうです。
参考までに、これら組立式フログを使った分岐器のメーカーwebサイトを記しておきます。ここの製品情報→特殊分岐器の項には、参考となる情報が色々と掲載されています。
カテゴリー:プロトタイプ例, 江東電気軌道(KDK) |
コメント(0)
2017年11月13日 9:32 PM | 投稿者名: treasure
都電荒川線の動向です。
向原~東池袋四丁目電停間は、仮線から改修された本線へ戻りました。切替の経過をみると、片方ずつ戻していました。
枕木を使わない軌道(インファンド軌道、というらしいです)の線路間には、砕石と土らしきものが入れられました。ということは… 少なくともコンクリート舗装ではない様です。乗車してみましたが、乗り心地は「極めて良好」です。で、この区間、「溝付きレール」が敷設されているのですが、何処製なんでしょうか?
さて、東池袋四丁目から早稲田寄りでは、都電雑司ヶ谷~千登世小橋(目白通り)では、線路を仮受けした上で、開削工法で地下自動車道を造成中です。子供の頃に見た、地下鉄工事を思い出しました。
カテゴリー:プロトタイプ例, 江東電気軌道(KDK) |
コメント(0)
2017年9月6日 9:22 PM | 投稿者名: treasure
実は我が勤務先から、都電荒川線(最近、「東京さくらトラム」などという、大層ハイカラな愛称がつきましたが、要するに王電です)の大塚駅前、向原、東池袋四丁目停留所は昼休みの散歩距離内です。ずっと工事をやっていまして、進んでるんだか進んでないんだかという状況が長年続いていましたが、最近ようやっと、目に見える変化が出てきました。
向原、東池袋四丁目電停間で、都市計画道路補助81号線の工事が施工されています。この道路を作る関係上、専用軌道が併用軌道に変更されるのですが、仮線を敷設して線路の基礎から改修されています。併用軌道といえども、普通は枕木が入っているものですが、コンクリート製の基礎に直接レールが敷設されています。今後舗装されて完全な併用軌道になるのか、緑化されてセンターリザベーションみたいになるのか、みていきたいと思っています。
JR大塚駅南口側のカーブです。ずぅっと工事中だったのですが、地下駐輪場が完成したことにより、公園として整備されました。レイアウトを考える際、急カーブ内側をどう処理するかは悩ましい問題かと思いますが、ヒントのひとつになるかと思います。
大塚駅南口側では公園が竣工しましたが、北口側では、昭和12年から王電横に建ってきた「大塚ビル」が解体されます。1Fに「あおい書店」さんが入っていた時は良くお世話になりましたが、そんな古いビルとは思ってもいませんでした。実は、元「白木屋大塚分店」という由緒ある建物だった様です。
カテゴリー:プロトタイプ例, 江東電気軌道(KDK) |
コメント(0)
« 古い記事
新しい記事 »