ホイホイ・MTCC規格モジュール

【旧作・健在?】都電ホイホイ


標準ホイホイの規格が作成される直前に設計された、曲線半径180 mm、複線間隔40 mmのホイホイです。都電をイメージして寸法を定めたため、「都電ホイホイ」と名付けました。
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当初、シノハラ製#70フレキとKATO製固定線路用ジョイナーを用いる前提で着工しましたが、直線路盤を2枚作ったところで、ユニトラックの接続部を利用する方法が開発されたため、接続部に下からアクセスできるように変更して完成させたものです。接続方法の変更に伴い、軌框をHOユニトラック用レールとPECO製#70100フレキの枕木を組み合わせたものに変更しました。ユニトラック用レール相互の接続には、シノハラ製#60レール用ジョイナーを用いました。
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先の運転会で久し振りに使ってみましたが、経年変化でレール間の舗装が浮き上がっていて不調でした。PECOの枕木に、接着テープがよく効かなかったことが原因です。それ以後に用いたユニトラックの枕木には接着テープが良く効きますので、近い将来、更新することを考えています。
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当初、路盤にフィーダーを作りつけることに思い至らず、接続部にフィーダー付ユニジョイナーを挿入して給電していましたが、収納に不自由を感じていました。その後の経験で、接続端下側に角材を貼ってしまった路盤にもユニトラック接続部を収める凹みを作れることがわかりましたので、製作を中止した路盤を利用してフィーダーを設ける予定で工作中です。

【旧作健在】単コロホイホイ


未だホイホイの構想もDCCもなかった頃、架線集電の試験用に作った小半径の単線エンドレスを、ホイホイ規格の路盤に移植したものです。レールは篠原の70番で、ガードレールにはPECOの75番を使っています。
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カーブ半径は130mmなので、単車もしくは小型ボギー車でないと通過が困難ですが、最小限のエンドレス、ということで維持しています。一応、架線柱は建てられるようになっていて、テストもしましたが、このような組み立て線路では、架線をピンと張って実用とすることはかなり困難であることが解りました。
側線が一本付いていますが、残念乍ら行き止まりです。ポイントは片トングのものを自作してみました。ポイントの転換器には、Caboose Industriesのスプリング・SPDT接点付きのものを使い、フログへの給電を切り替えて無電区間を排除してあります。転換器は路盤をくりぬいて一枚分沈み込ませましたので、レール面上には殆ど出ていません。ですから、仕舞う時に神経を使うことなく重ねて収納できます。

【工作会成果品】簡易側線


15日の工作会では、運転会での側線の不足を解消すべく、参加者全員でKATOユニトラックを切り詰め、ホイホイに組み込める様に加工しました。
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上が加工前の246L直線と490R右分岐、下がそれぞれの直線側を225mm長に切り詰めて、合計450mm長に収まるようにしたものです。右分岐ならばスプリングポイントにしておき、左側通行の複線部で逆走することによって分岐させても宜しいのですが、運転の自由度を向上させるために、DCC制御のポイントマシンを組み込んであります。
(追記)ホイホイとユニトラックでは、レール上面に9mmの差がありますので、使用時にはユニトラックの下に、厚さ9mmのスペーサーを敷くことが必要です。今のところ、100×50mmの9mm厚ベニヤ板を所々に入れることを考えています。
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切り詰めた場所は上の通り、端から4~6本目の枕木です。これだけで全長約227mmまで縮まりますので、切断面を摺り合わせて、接着部が密着しつつ全長が225mmとなる様調整して接着します。ポイントの直線側も、同じ場所で切り詰めています。
246L直線は、片方でレール底部側面が潰されて道床と固定されていますので、その反対側を切り詰めると摺り合わせ時の手間が少なくて済みます。道床のどちら側で固定されているかを調べてみましたが、不定の様です。
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切り継ぎ箇所は、上下方向の折れに対する強度が心配でしたので、道床肩部に裏から、切り落とした道床から同じく肩部を切り出して接着しておきました。接着には全て、セメダイン㈱製のABS用接着剤を使用しました。

【旧作健在】標準ホイホイ


標準曲線×4+標準直線×2の、最小構成のホイホイです。

直線のうち1枚は、スプリングポイントの左亘り線です。ですから、左側通行専用です。
写真では判りませんが、MRC社製AD520を使って、フログから無電区間を排除しています。
ポイントはATLASのCustom-Line #4(#83)、亘り部分の敷石はWalthersのStreet Track Insertsを使って楽をしました。
完全に閉じた構成ですので、外部への分岐が今後の課題です。

ホイホイ増備(続)バラスト撒き&地面完了


バラスト撒きと地面の色付け完了!120311-Finish
線路の周辺に、アクリル塗料の焦げ茶・黒・黄・灰をまだらに混ぜたものを塗ってから、アンダーコート・アースを下塗りしたところにパウダーを振り撒き、ボンド水溶液を垂らして、地面を整えます。一部、フォーリッジクラスタをちぎったものとコースターフをボンド付けして草地を作りました。
バラストは、Rストーン#452ローカルⅡを使い、小筆で枕木の間に均して洗剤入りボンド水溶液を滲み込ませ、乾燥後に艶消しクリアのスプレイを吹付け、さらに固着。レール面のクリアは後から削り取っておきます。
線路板側面のニス塗りを残す部分や、ジョイナーに挿し込むレール両端はマスキングしてから作業します。