2012 年 12 月

【工作会Tips】KATOユニトラックの切り詰め


工作会で得た、KATOユニトラックを切り詰める際の、ちょっとしたコツです。
① 切断治具
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ホイホイに使った余りの4mm厚シナベニアを50mm幅に切断し、中央に14.4mm幅、両側に14.6mm幅の同じシナベニアを接着し、レールを固定している”爪”に負担をかけることなく、ユニトラックを工作卓上に押さえておける様にした治具です。尚、治具製作時には、爪を押さえないように上に貼るシナベニアを現物合わせで加工・接着しまして、上記の寸法は、それを実測した結果です。

② 接着時の直線担保
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横に定規を沿えて接着すれば、直線を担保することができます。ポイントでも、写真のように操作部を外せば、定規に沿わせることができます。

③ 接着面への加圧
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接着剤の性能を発揮させる為には、接着時に接着面に圧力を加えることが必要です。肩部裏への補強材の接着では、毛鉤製作に使用する、ハックルプライヤーを使うのが宜しい様です。

【工作会成果品】簡易側線


15日の工作会では、運転会での側線の不足を解消すべく、参加者全員でKATOユニトラックを切り詰め、ホイホイに組み込める様に加工しました。
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上が加工前の246L直線と490R右分岐、下がそれぞれの直線側を225mm長に切り詰めて、合計450mm長に収まるようにしたものです。右分岐ならばスプリングポイントにしておき、左側通行の複線部で逆走することによって分岐させても宜しいのですが、運転の自由度を向上させるために、DCC制御のポイントマシンを組み込んであります。
(追記)ホイホイとユニトラックでは、レール上面に9mmの差がありますので、使用時にはユニトラックの下に、厚さ9mmのスペーサーを敷くことが必要です。今のところ、100×50mmの9mm厚ベニヤ板を所々に入れることを考えています。
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切り詰めた場所は上の通り、端から4~6本目の枕木です。これだけで全長約227mmまで縮まりますので、切断面を摺り合わせて、接着部が密着しつつ全長が225mmとなる様調整して接着します。ポイントの直線側も、同じ場所で切り詰めています。
246L直線は、片方でレール底部側面が潰されて道床と固定されていますので、その反対側を切り詰めると摺り合わせ時の手間が少なくて済みます。道床のどちら側で固定されているかを調べてみましたが、不定の様です。
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切り継ぎ箇所は、上下方向の折れに対する強度が心配でしたので、道床肩部に裏から、切り落とした道床から同じく肩部を切り出して接着しておきました。接着には全て、セメダイン㈱製のABS用接着剤を使用しました。

【旧作健在】標準ホイホイ


標準曲線×4+標準直線×2の、最小構成のホイホイです。

直線のうち1枚は、スプリングポイントの左亘り線です。ですから、左側通行専用です。
写真では判りませんが、MRC社製AD520を使って、フログから無電区間を排除しています。
ポイントはATLASのCustom-Line #4(#83)、亘り部分の敷石はWalthersのStreet Track Insertsを使って楽をしました。
完全に閉じた構成ですので、外部への分岐が今後の課題です。