2022 年 09 月
2022年9月29日 8:33 PM | 投稿者名: treasure
9月25日に「中央区立晴海区民館」において、運転会を開催しました。今回は来る10月に開催されます関東合運への予行を兼ねての運転会となりました。
今回の線路配置です。今年は10月の関東合運が開催されますので、1)亡くなられた中澤さんの遺された線路を使用することで故人を偲び、2)曲線半径を大きくすることで他クラブの方々の車輌も走行可能としたい、という意図から、遺されたホイホイから曲線半径500Rのものを選び、足りない部分は新規製作して補いつつ構成しました。製作してくださりましたOSARUさん、ありがとうございました。
当日の運転車輛です。BLIMPが大きいのはまぁ当然として、1/80の名鉄モ520と3.5 mmスケールのMSR952がほぼ同じ断面なのは、16番ゲージの狙い通りということかと思います。で、それに比して都電7500(1/80)の小さいこと… 関西の方々に揶揄されるのも無理ないところです。
今回の関東合運では、他クラブの方々の車輌にも走行して頂きたく、従来からのアナログ運転も出来る様にシステムを組みました。で、DCパワーパックを繋いで試運転をしようとしたら、誰もアナログ車輛を持ってきていなかったというチョンボが発覚… しょうがないので、偶然あった天賞堂の新型パワートラックを単体で使用して運転可能なことを確認しました。いい機会ですので、車輪幅(N)を確認したところ、NMRA STANDARD GAGE(MARK IV:何でここだけ英国流なんだろう…)をパスすることが確認できました。ついでに、チェックゲージ(K)とフランジ高(D)も問題ないことを確認しました。10月の関東合運では、DC運転の時間をとりたいと考えています。
また今回の関東合運では、ご家族のご好意により、中澤さんの遺されたパーツ類をご希望の方々にお頒けすることになりました。ご興味を持たれた方々におかれましては、209号室までお越し頂ければ幸いに存じます。
同時に開催しました2022年度総会も無事に終了致しました。今後の運営に関する有意義な意見交換が行われたことに深謝申し上げます。
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2022年9月15日 10:00 PM | 投稿者名: treasure
先に検討した結果を受け、緑化を済ませた試作ホイホイに〈ナノ〉バラストのブラウンを撒布してみました。
バラストのは、水で5倍程に薄めたTitebondにドライウェルを添加した溶液を滴下して乾燥させ、固定しました。「まぁこんなもんかなぁ…」という仕上りです。固定した直後は、ちょっと色が濃過ぎる印象でしたが、水分が蒸発するにつれて落ち着いた様です。
続いてもう一つの試作ホイホイに、大昔の「とれいん」誌に書かれていた様に、地面を作って着色し、レールをスパイクする前にバラスト(ライトグレー)を撒布してみました。やってみますと、こちらの方がバラストを整える手間は省ける様です。またこちらでは、Titebond溶液を滴下する前に、ドライウェルを添加した水を霧吹きで散布してみました。端部から順番に染み込ませていけばそんなにも型崩れは起きませんでしたが、先に水で湿らせておく方が、多少なりとも手間を省ける様です。
バラスト撒布後、レールをMicro Engineering製の微小(Micro)スパイクでスパイクしました。巷で言われている通り、先にドリルで穴を開けておかないとスパイクが入ってくれない様子ですので、弊社では0.4 mmφのドリルで下穴を開けました。レールの保持力が心配でしたが、数(枕木4本毎)に助けられ、実用上充分な強度は確保できた様です。
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2022年9月4日 7:56 PM | 投稿者名: OSARU
合運ノルマ最終板
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2022年9月2日 12:23 AM | 投稿者名: treasure
先の書き込みで実物例として上げたせいではありませんが、江ノ電の保存車を見てきました。山梨県の利根川公園で保存されている801号車(元山梨交通7形)です。この電車は、昭和23年(1948年)に山梨交通モハ8として汽車会社で製造され、同線廃止後に上田交通モハ2342、江ノ電801となり、昭和61年(1986年)廃車後に当地に保存されたものです。
塗装は山梨交通のものに変更されていますが(色見本帳を持っていくのを忘れました)、上屋が架けられ、廃車後36年を経過したにしては状態が良好です。屋根のカーブがそこそこ割り出せないかと、できるだけ遠くから撮ってみました。
江ノ電時代の連結面です。こちらは少々傷んでいますが補修され、大事にされている様子が伺えます。立派な看板も設置され、来歴やかつての駅名も表示されています。
上田移籍時に設置された*1か、江ノ電再移籍時に改造されたかは不明ですが、側面ステップの様子です。こういった細部は、図面等では解らないため、保存車の存在は有難いものです。また、本車が載せられている軌框の枕木は、長さ2080 mm、幅190 mmと、一般のものより一回り細くなっていました。保存車展示によくある、適当な寸法で作ったものと思うとさにあらず、端に「割れ止め」が打ち込められ、犬釘の跡も残っている正規の(?)古枕木です。保存開始時に江ノ電から貰ってきたものでは… と想像されるのですが、現在の枕木規格とはちょっと違っていますので、江ノ電の現行枕木と比べてみたいものです。
さてこの電車、僅か2輌の製造ですが、もう1輌も静岡県内で保存されている由。現役38年を勤め上げ、その後36年が経過した後でも、全車健在ということは、中々幸運な車輌達かと思います。
*1 宮田道一・諸河 久(2024), 上田丸子電鉄, RM Re-Library(21). P43.
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