2023 年 11 月

英国型路面蒸機 (6終)


仕上げを進めます。


色々と調整していたところ、アルパワー本体と本体底板を止めるネジを締め過ぎて抜いてしまいました。合運で話をしたところ、「板厚0.5 mmの真鍮板にM1.4のネジで抜けたことはないなぁ…」という意見の方がおられましたが、エッチング抜きの下孔ですから、径が少々大きかったのかもしれません。ということで、遊休部品として転がっていた同型本体に振り替えることにしました。ネジが抜けるのはもう勘弁して頂きたいので、ランナーで裏打ちして板厚1.0 mmを確保しました。機械設計の常識としては、「雌ネジにはピッチの3倍以上の板厚が必要」とのことですが、M1.4ネジのピッチは0.3 mm。何とかクリアできました。

何故本体が余っていたかといいますと、製作途中で本体底板を落とし、紛失してしまったため、無動力のアルパワーを購入して底板のみを使用したためです。モーターの有無のみの違いで、エッチング板は同一のものが使用されていて助かりました。


機関車ですから、他車を牽引できる様に「連結器」を工面しなければなりません。恰好を大きく崩すのも嫌ですし、小編成を牽引できれば充分ですので、バッファー下部に0.3 mmφ洋白線を渡し、Sprat & Winkleカプラー AC3/3を引っ掛けることにしました。大昔使用されていたベーカーカプラーに似ていますが、下からフックが掛るのが特徴です。簡単な様で、ケーディに出来ることは一応出来るという優れものです。小さくて目立たないので、実物がピン&リンク式である場合には適しているかと思います。


0.3 mmφ洋白線はこの様に、車体下面を平板上に仮止めし、そこにスペーサを重ねて寸法と平行を出し、両端をバッファーに引っ掛かる様に成形した線材をスペーサ上に押さえながら、エポキシ系接着剤で固定しました。ということで、貨車が牽引出来るところまで仕上がりました。

【12mmホイホイ】曲線部の枕木配置


前回書き込みが2022年11月20日ですから、1年近く放置してしまったことになりますが… 12mmホイホイの製作を再開します。まぁここまでにも、ジョイント部を増やしたり、レールのディテール工作をしたりという少々の進捗はありましたが、目立った進捗はありませんでしたので、再始動といったところです。


ということで、曲線部のベースボードにも、直線部と同様の方法で枕木位置をマーキングしました。


直線部と同様に、水で薄めたTitebondで枕木を貼りました。残余の直線部にも同様に枕木を貼付しました。これで最低限のエンドレスを敷設する準備が出来ました。


さて、本12mmホイホイでは、枕木端より2 mm外側まで、バラストを撒くことにしています。その目安として2×2 mm角材を枕木端に沿わせて、その外側に地面を軽量紙粘土で造形するのですが、真っ直ぐな角材では半径180 mmの曲線に沿わすには無理があります。木材は100℃程度まで温めると曲げることができますので(木造ボートの船首材等は、水蒸気で蒸すことで曲げ加工をしていますので…)、凧糸で2×2 mm檜角材を適当に曲げ、鍋で煮た後電子レンジ600Wで60秒で加熱してみた結果、見事に曲げることに成功しました。まぁ、1)鍋で煮る際、蓋で少々傷付けてしまったことと、2)そもそも煮る必要はあったのか? 水を染ませて電子レンジでも充分温度は上昇したのでは? という反省はあありますが、1)については、「まぁ目安の治具だから問題なし!」、2)については、「次回実施時に検証しよう。」ということにしてあります。

まぁともあれ、12mmホイホイの製作、再開であります。丁度8月のJAM2023で、「田舎電車+貨車」のキットが発売されましたので、これを組んで配置してやろうかと夢想している次第です。

2023/12/17忘年工作会のご案内


グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線忘年工作会のご案内

【日時】2023年12月17日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。
17:00以降、晴海トリトンスクエア内の飲食店で、忘年会を開催する予定です。

【場所】中央区立晴海区民館(東京都中央区晴海一丁目8番6号 晴海トリトンスクエア内) 3号室(洋室)
・都営大江戸線勝どき駅下車A2a出口 徒歩10分
・都バス「晴海トリトンスクエア」バス停下車 徒歩3分
「都05東京駅丸の内南口-晴海埠頭」
「都03四谷駅-晴海埠頭」
・都バス「晴海区民館前」バス停下車 徒歩1分
「東15甲・乙東京駅八重洲口-深川車庫」
「東12東京駅八重洲口-晴海埠頭」
「錦13甲・乙錦糸町駅-晴海埠頭」
・有料(400円/時・最大1,600円)ですが、駐車場があります。
地図はこちらです。

晴海トリトンスクエア内での公民館の場所はこちらです。

【工作会について】
・会場使用料金(午前1,100円・午後1,500円)の、各時間帯参加者での均等割り
・今回の工作会も、特にテーマを決めないでやりたいと思います 。
・工具、材料等は各自、ご自身のプロジェクトに合わせてご持参下さい。

★奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。