【都電のお話】お茶の水橋上の線路


お茶の水橋の上で、都電の線路を掘り起こして撤去しているという話を聞きまして、見学してきました。


JR中央・総武線の御茶ノ水駅の、御茶ノ水橋口が面しているお茶の水橋の歩道を拡張して、バリアフリーにする様です。


で、これが掘り起こされた線路です。既に道路カッターで切れ目が入れられていますが、良くみてきた都電の敷石とは組み方が違います。

で、「こんなとこ走ってたかなぁ…」ということで、「都営交通100周年 都電写真集 都電」の付録CD所収の系統図を調べると、昭和15年5月には、池袋駅から春日町を経由して東京駅東口にいく21系統が通っていた様子ですが、それ以後は御茶ノ水~駿河台下の運転はない様です。とすると、これは都電の線路じゃなくて、市電時代に廃止され、そのままアスファルト下に埋められた線路なのかもしれません。そうならば、敷石の組み方が違うのも納得できます。


工事は令和7年3月までの予定ですが、既に道路カッターで切れ目が入れられていますので、間もなく撤去されるのではないかと思います。

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