【運転会】開催しました


9月22日に「中央区立晴海区民館」において、運転会を開催しました。いつも通り、10月に開催されます関東合運への予行を兼ねての運転会です。


今回の配置は複線エンドレス×2の構成です。先ずDCC専用部となる250R複線エンドレスを設置しました。よく使っている「最小エンドレス構成」からヤードを伸ばし、引き上げ線を延長して250R単線カーブを介し、DCC-アナログ兼用部への接続を準備して、後続の到着を待ちます。改めて眺めてみますと、エンドレスは長手方向にもうちょっと延長可能な様です。うーん… 合運ではちょっと延長してみましょうか…


別班到着後、DCC-アナログ兼用部となる500R複線エンドレスを設置しました。試運転してみますと、元々DCC専用として考えられたエンドレスなので、複線分岐で両方の線路が電気的に結ばれてしまっていて、2列車運転が出来ません。この辺は合運設置時に可能ならば対策することとし、車輛の運転状況の確認に進みました。内外の複線が電気的に結ばれてしまっている問題は本日、この分岐を修理した際の記事を確認したところ、「並行配線/対行配線の切り替えを外せばいけるのでは?」との考えを得ましたので、合運当日に試行してみることとします。


車輛運転状況確認で問題となった箇所がこちらです。490R左ポイントを利用した複線分岐内回りを走っていくと、ポイントは分岐側に転換していて、先頭のTc車は異常なく分岐していってくれるのですが、続くM車(模型でもモーター車です)はトングレールを乗り越えて直進してしまいます。分岐部のゲージと当該車輛の輪軸をチェックしたのですが、特段異常が見当たりません。ということで、180°カーブの中央に100 mm長の複線直線を挟んでみますと、乗り越えが解消されました。これで合運当日には、問題なく運転できるでしょう。めでたしめでたし、でございます。

同時に開催しました2024年度総会も無事に終了致しました。

京成電車入線


京津600形のドア


ドアの開閉試験と調整を行っております

京津600形のドア


【12mmホイホイ】カーブレール敷設方法


一例として参考までに、カーブ部分をハンドレイする方法を書いておきます。


スパイクを打つ枕木をマーキングした後、罫書線を入れた透明プラスチック板を使って、中心線から5.5 mm外側にカーブ外側レール内側のスパイクを仮り打ちします。枕木のマーキングには、細切りしたマスキングテープを使いました。


仮り打ちしたスパイクの外側に沿わせてカーブ外側のレールをスパイクします。同時に先に仮り打ちした内側のスパイクも本締めします。


カーブ内側のレールを、G=12.4 mmのトラックゲージに従ってスパイクします。

TMS990号(2024年7月号)所収の「ORION PACIFIC RAILWAY」におきましても、ほぼ同様の方法でハンドレイが行われていますので、誰が考えてもまぁこの位の手法に落ち着く、といったところでしょうか? 尚、この方法では、カーブ内側レールをずらすことでスラックを与えていますが、実物では原則、外側レールを基準として曲線内方に軌間を拡大してつける(ボリヴィア国 鉄道網整備計画調査最終報告書 付属資料 付11-80ページ)とのことですので、まぁ実物通りなので問題ないと考えます。また、接続部はTILLIGのTT用道床付き組線路に合わせてG=12.0 mmとなっていますが、ごく短い長さですので、通過に支障はない模様です。