関東合運

【線路工作】合運準備


本日は、第14回関東合運までの、最後の休日となりました。ですので、合運に向けての最終整備を実施しました。
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ループ線を、取り敢えず見られる程度にまで舗装しました。レール間の敷石は、通常の複線カーブと同じ状態にまでしてあります。
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今回、仮設線路の複線間隔をしっかり保持する必要があるところが出来てしまいました。ということで、複線間隔を50 mmに規制すべく、下敷き用の9 mm厚べニアに角材(2×8 mmと2×2 mm)を貼ってみました。目分量と実物合わせでやりましたので、べニア板の端とはちょっと平行が狂ってしまいましたが、実用上差支えありません。
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長い距離の通電に、KATOの延長コード(24-825)を何本も連結するのは感心できませんので、在庫していた一回り太い、同配色のコード両端に、遊休品のKATO純正コネクタを取り付けた延長コードを作りました。ついでに、分岐コネクター(24-827)のコードも、太いものに交換しました。作業には、一緒に写っている。(株)エンジニア製汎用ピン抜き工具(SS-31)を使いました。これまでは、糸鋸の歯を使って、四苦八苦してコネクタ内部のピンを抜いていましたが、これを使うと一瞬で取り外せますので、「時間を買う」と考えれば廉いと思います。

(多分、ちょっと廉価なPAS-31でも大丈夫な筈ですが… 在庫切れでした…)

【関東合運向け】接続試験


9月28日に「ほっとプラザはるみ」において、10月の関東合運に向け、予めの計画に従ってホイホイを接続してみました。
前年度は、線路の接続確認に留まってしまいましたが、今年度は給電系統も接続し、運転会とすることができました。
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今回初登場のループ線です。未だ舗装が未了ですが、問題なく運転できる状態になっています。フィーダー線は、ラケットの根本側から、先端側の1ブロックへの給電線です。先端側ブロックには、MRCのAUTO REVERSEが仕込まれていて、リバース区間の極性切替を担っています。昔のものとは、基板上のリレー配置が異なり、そのままではホイホイに収まらない為、リレーを横倒しに接続し直して収めてあります。
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江ノ電も、合運に向けて足慣らしです。
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同時に開催した2014年度総会も無事終了致しました。

【合運始末】トラブルシュート


合運終了から約1週間が経過しましたが、会場で発生したトラブルの修復を実施中です。

①都電6044の不調

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帰宅後、「赤い箱」で再度テストしてみたら、異常なく動いてしまいました。で、28スピードステップで動かすという悪戯をしたらまた、デコーダを認識しない状態になってしまいました。ふと思うところがあって、供給されている電圧を測定すると、10.6 Vしかありません。ACアダプタを繋いだところ、14.3Vまで上昇し、この状態でアドレス読み出しを試行したら異常なく読み出せ、回復してしまいました。コマンドステーションとして使用する際は、ACアダプタを接続すべきなのは知っていましたが、プログラミングの際にも繋いだほうが良さそうです。

②都電ホイホイポイントの接続不良

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2つのうちの1つが不安定だった(その割には本番ではそこそこ動いてましたが…)ので気がかりでした。帰宅後、仕上げのため、レールの塗装をしようと動作確認すると、また動きません。調べてみると、ストックレールとリード/トングレール間の接続が不良でした。分岐直線側のみからパワーを取っていたため、ポイント前端からパワーを供給すると、動作したりしなかったりするのでした。にもかかわらず本番で動いていたのは、エンドレス中に組み込まれていたためと考えられます。対策として、分岐側のレールを並行に結線し、ポイント内部での電気的接続に頼らない様に改修しました。準備工作をしてあったので助かりました。

③Arbeitswagen(K30905-1)の車輪交換

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某所から、KATO広電の壊れた下回りASSYパーツが出てきました。そこで、忘れないうちにと、輪軸を丸ごと置換してしまいました。でも、件のトラムは未だ一編成在籍していますので、いずれにせよ車輪交換は検討する必要があります。

【関東合運】お疲れ様でした


関東合運に参加された皆様、お疲れ様でした。

これまでとは全く違った線路、違った体制、違う配置での合運でしたが、皆様のご協力のお陰で無事に終わり、ほっとしています。色々と問題点はありましたが、来年への糧としましょう。

以下は、気付いたことの備忘録です。

①「赤い箱」は有効でした。
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今回、荷物が多かったので、持っていこうか迷った「赤い箱」ですが、アドレスの再設定や確認に活躍しました。やはり運転会には必須です。

②D101の電源アダプタ
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最近のD101の電源アダプタ(右上)は、旧来のもの(左下)に比べ、かなり小さく、軽くなっていました。今回はブースタとしての使用でしたので、以前に書き込んだ小型・小容量アダプタではなく、純正のアダプタを重たい思いをして持っていったのですが、変更を考えるべきでしょう。私のD101はちょっと調子がおかしくなったので、帰宅後、内部を確認してみましたが、Webで書かれていた、電解キャパシタの液漏れは確認されませんでした。もうちょっと様子をみてみることにします。

③LE103XFの寿命が尽きたか?
以前、「旧作健在」で書いた都電6000が急に動かなくなりました。「赤い箱」で調べても、デコーダを認識しません。未だ外して試していませんが、以前からしばしば、一時的に運転できなくなることがありましたので、デコーダの寿命かもしれません。もう15年は使っていますから、元はとったと考えるべきでしょう。寿命を迎えたデコーダは、弊社では初めてです。

④KATOのArbeitswagen(K30905-1)の車輪
以前、ここにも書かれていた様に、NEM規格の車輪では問題が出るという認識はあったのですが、交換するのを忘れました。次回までに忘れず、略同型のDuewag市電を含めて交換しなくてはなりません。車輪はないので、NWSLから仕入れるつもりです。

⑤線路の仕上げ
やはり、舗装、バラスト等で仕上げられていない線路というものは興をそがれます。ユニトラックをそのまま使用した「簡易分岐」のリプレイスを含め、仕上げに時間を費やす必要性を感じました。

色々書きましたが、楽しい三日間でした。

関東合運が終了しました


関東合運が終了しました。
15時過ぎに現地解散、それぞれ帰宅の途につきました。
また来年10月に開催されます。