ホイホイ・MTCC規格モジュール

展示用ホイホイ


コンテストで並べるときは、すぐ通電してライト点灯や扉開閉のデモが出来るよう、ホイホイに載せてしまいます(NMRAでは他の人は殆ど線路に載せず直に車両だけ置いていますが)。展示用に長さ350・単線・専用敷のホイホイを、バラストを明るめの色にして作りました。片側は扉を開いた状態で見せるので、線路中心から25mmでプラットホームがある想定にして、片側だけ草を少々・・・ エコーモデルで購入してきた「ミニネイチャー」の草を使ってみました。110622-2d-L350Display

 110622-5d-L350Bond 110622-7d-miniNatur

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バラストを撒きました


R250の分岐Turnoutと片亘りCrossoverに、バラストを撒き、周りに少々雑草など生やしてみました。バラストは、モーリン製#542ローカル線Ⅱで、ボンド水溶液+中性洗剤少々で固着乾燥後、艶消しクリアを吹いたら、ちょっと白っぽくなり過ぎた感じになってしまいました・・・ ポイントモータは、エコー#161のソフトメタルパーツで、黄色の警戒色を挿しています。側面の番号はDCCのアドレスで、ポイントモータの上にもインレタで付けてあります。110616-1d-R250CrsvrTrnt

ポイントマシン


R250分岐Turnout用のポイントマシンは、R175のカーブポイントを作ったときに用意していたもので、ワールド工芸2719Wモータで2mmの雄ネジ棒を回して雌ネジブロックを左右動させるという、ドアエンジンと全く同じ仕掛けで、パーツ類もまとめて作り貯めてあったものの流用です。トングレールを結ぶ基板には0.8mm洋白線を下から挿して動かし、マシンの雌ネジブロックにつなぐところは途中から0.5mm洋白線にして、バネの効き方を柔らかめにしてあります。あまり軽い車両でなければ、スプリングポイントとして機能してくれることを期待していますが、このTurnoutのはまだちょっと柔らかさが足りないかも知れません。

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片亘り用のポイントマシンは、どうしようか、あれこれ考えました。Turnout用を2組使えば簡単ではありますが、別々に動かすことはあり得ないし、デコーダも倹約したいので、1つのモータ・1組のデコーダ+基板で済まないか?、と・・・ その答えは画像の通りで、ドアエンジンと同様、右ネジ・左ネジをモータの両軸に使っています。こちらは0.5mm線の部分が長いので、かなり柔らかくスプリングが効いてくれています。1つのモータ駆動マシンで片亘りの両方を動かすことは、以前に別のホイホイで作ったことがありますが、動きが重くスプリングポイント扱いに出来ず不満が残っていました。今度のやり方ならOKです。

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デコーダはディジトラックスDS51K1で、モータへの電圧を抑えるため、2.7Vのツェナダイオードを2つずつ挿入し、念のため0.5Aのリセッタブルヒューズも付けてあります。

次のホイホイは片亘り


続いて、片亘りCrossoverを作っています。今まではホイホイ直線基準の450mm長のものばかりでしたが、R250で図を描いてみると、250mm長でぎりぎり納まることが分かったので短くしました。これで先月作ったR175コーナー4枚と組み合わせて、ガラス棚の中の直線部650mmに退避線が出来ます。両端とも先に作ったただの分岐Turnoutにしてしまうと、有効長が15m級2両でもやや厳しいので、片方だけは片亘りにして、熊ノ平方式ですれ違いです。って、碓氷峠旧線の熊ノ平も今や昔の物語か・・・

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R250分岐ホイホイ製作中


5日の工作会で生基板を切り出した分岐フログ部を使って、標準R250規格で短い分岐のホイホイを増産中です。110610-R250Siding

もう1枚同じ250mm長の片亘りを作る予定です。右下の2枚が片亘り用フログ部です。
レールは、ユニトラックの旧製品から抜いた#83相当で黒染めしています。ジョイナー部は、いつもの通り、ユニトラの端を切り出したものです。枕木は3×2の船舶用が入手出来なかったので、3×1をボンドで2枚重ねしたものを使い始めました。以前のより硬くなく、工作中に自然と角が取れて 古びた感じになってくれます。フログ部4本分と尖端軌条の根元の隣1本は、生基板にレールを半田付けし、他はナロー用を枕木横に目立たないようにハンドスパイクです。Fast Tracksのハンドレイ方式と違うのは、フログの真下の枕木基板をつなげてあり、基板とレールに切り込みを入れて15mmの無電区間を作り、フログの電気的切り替えをせずに済むようにしています。尖端軌条の関節は1.2mm帯板をトングレール側面両側に半田付けして挟んでいるだけで、普通使われるレールジョイナーは目立つので使っていません。裏面のマシンで動かすトング尖端は基板帯板にt0.1燐青銅を添えて半田付け。基板枕木部の必要な場所には切り込みを入れて左右を絶縁するのは言うまでもありません。