500 mmR複線エンドレス


少々考えるところがありまして、去る9月23日の合運向け接続試験の際、余ったホイホイで組んだエンドレスの寸法を計測しておくことにしました(Kさんがかつて、「検地」と表現されていましたが、言い得て妙です)。


写真を参考に、配置を再現します。合運に使うための配置に注力していたため、一枚しか撮影していませんでしたが、そこはデジタル写真の強みで、拡大して現物と見比べた結果、配置を再現することに成功しました。


で、寸法を概略5 mm単位で測り、CADで1/20図面を起こしました。曲線半径は、曲線定規を使って測定してみました。ホイホイの場合は、線路の寸法よりも、ボードの周辺寸法を測っておきませんと、いざ配置する際に干渉したりします。というか、ボード内部の線路寸法は、接続部の寸法さえ出ていれば、余り重要ではなかったりします。


採寸後、元配置では行先のない分岐が幾つかあったので、それらを整理してみました。枝線は分岐後、250 mmR曲線で左に90°曲がった後、両亘りを経て留置線に至る配置となりました。両亘り~留置線の間にある、拡がった部分にはホームを置くと良いかもしれません。路面電車に島式ホームはありか? と思われるかもしれませんがご安心を… 「万葉線の中新湊駅」に実例があります(右側通行にして、左側からの乗降に対応していました)。Market Street Railwayでも、Eラインは島式ホームがあるので、両運車限定だそうです(両運ならば、両サイドにドアがあります)。枝線の250 mmR曲線を、未だ余裕のある500 mmR曲線に置換すれば、これまでより一回りゆったりとした線路配置が出来そうです。

今回の採寸では、Yさんに多大なご協力を頂きました。厚く御礼申し上げます。