DCC
2011年9月26日 9:45 AM | 投稿者名: admin
RM MODELS 193号(2011-9月号)に「”ニセ電”with LED」と題して記事が載りましたが、その中の室内灯(P.35)の記述が一部不十分かつ誤っていました。訂正します。
①「LEDは、個々に抵抗を使わずに並列接続してはいけません・・・」は、その通りで、個々のLED特性に差があるため、短時間で焼損するなど寿命を縮めます。
②「共通の抵抗で複数個のLEDを点灯したければ直列にします」と記事に書いてしまったのですが、良いやり方ではありませんでした。
②の「1つの抵抗で複数LEDを直列接続」した場合、LEDの寿命に対しては安全ですが、モータ起動時などのラッシュ電流の電圧変動の影響を受けると、明るさが暗くなるというデメリットが出てしまいます。走り始めだけであっても、これは良い眺めではありません。DCCの場合は他の車両の起動時にも暗くなります。LED2個程度の場合や抵抗値によっては、さほど目立たないようですが、4つも直列にすると特に影響が大きいようです。
抵抗と組み合わせてLEDを使う場合、好ましい配線方法は、③「複数のLEDの個々に抵抗を入れたものを並列接続する(個々のLEDと抵抗は直列)」方法です。
「個々に抵抗を使わずに並列接続」あるいは「直列」ではなく、『個々に抵抗を使って』&『並列接続』するのが最適です。
DCCではDC12V一定が使えるため、安直に抵抗を挟むだけで済ませますが、通常のアナログでCRDなどを使用の場合にどうなのかは体験していないので不明です。
ニセ電増備車2両の室内灯を、この③方式で作り直しました。抵抗は2.4Kを使い、余り明る過ぎないようにしています。
カテゴリー:DCC, 東日本電軌(HNR) |
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2011年8月19日 7:15 PM | 投稿者名: admin
ホーム上屋と詰所に照明を点けられるようにしましたが、DCCでRUN/ONにすると、常時点灯してしまうのも面白くありません。殆どの車両は所定のファンクションでON/OFF出来るようになっていますから、ストラクチャの照明回路もスロットルからON/OFF可能なように、「開閉所」をホイホイ裏側に設けました。
走行出力がオシャカになった車載用デコーダを活用して、2巻線ラッチングリレー(OMRON G5AK-237P/DC12V)を動かして、レールからの入力をON/OFFさせるようにしました。
使用ファンクションは0番:前後進で切り替わるF0F/F0R(通常白と黄の前灯/尾灯用)です。デコーダアドレスを選び、F0ボタンを押し、前後進スイッチの転換でON/OFFします。F0ボタンを戻しても/アドレス解放後も、ON/OFF状態はリレーでそのまま保持されます。
他の2つのファンクション(F1とF2など)で同時にONにしてしまうとリレーには良くないだろうと思います。今回の古デコーダでも実際に使ったのはF1とF2用(緑と紫)でしたが、リマッピングでF0F/F0Rに設定変更しました。
ファンクション出力でリレーコイルを動かす場合は、必ず保護用のダイオードを入れます。入れないとデコーダのファンクション出力が壊れます。
車載用デコーダではなく、アクセサリデコーダ(DS51K1など)を使うのが、本来好ましいと思います。DS51K1の場合は橙・灰出力が極性転換されるので、リレーの2つのコイルへクロスさせて入れれば動く筈ですが、実際に組んでいませんので保証の限りではありません。この場合も保護用ダイオードは必須です。
1つのコイルを極性転換でON/OFFさせる1巻線ラッチングリレーもある筈ですが、一般的に入手が容易なのか分かりません。
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2011年7月28日 4:39 PM | 投稿者名: admin
多分20年くらい前に組んだ、どこのメーカーかも忘れてしまった、銚子デキ3をDCC化しました。
SAGAMIの缶モータがキャブ窓上まで塞いでいたのですが、何故か動かなくなったので、ワールド2719Wと交換し、デコーダは手持ち車両のをやりくり交換して捻出したDZ123を付けたら、ほとんど窓より下に納まってくれました。
ギア3枚連動の軸距離は15mmしかありませんが、どうにかフログ無電区間15mmの分岐でも立ち往生することなく走ってくれます。集電がイマイチなのでしょうか、動きは決して滑らかでなく、ときに制御不能暴走してしまうこともありますが・・・
ヘッドライトのプラレンズ裏側はキャブ内に抜けているので、点灯可能ですが、今のところ取付・配線はしていません。筒状の前後にLEDを入れてやれば裏側に光を漏らさず点灯出来そうですが、いつかその内に・・・
カテゴリー:DCC, 東日本電軌(HNR) |
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2011年6月13日 7:47 PM | 投稿者名: admin
R250分岐Turnout用のポイントマシンは、R175のカーブポイントを作ったときに用意していたもので、ワールド工芸2719Wモータで2mmの雄ネジ棒を回して雌ネジブロックを左右動させるという、ドアエンジンと全く同じ仕掛けで、パーツ類もまとめて作り貯めてあったものの流用です。トングレールを結ぶ基板には0.8mm洋白線を下から挿して動かし、マシンの雌ネジブロックにつなぐところは途中から0.5mm洋白線にして、バネの効き方を柔らかめにしてあります。あまり軽い車両でなければ、スプリングポイントとして機能してくれることを期待していますが、このTurnoutのはまだちょっと柔らかさが足りないかも知れません。
片亘り用のポイントマシンは、どうしようか、あれこれ考えました。Turnout用を2組使えば簡単ではありますが、別々に動かすことはあり得ないし、デコーダも倹約したいので、1つのモータ・1組のデコーダ+基板で済まないか?、と・・・ その答えは画像の通りで、ドアエンジンと同様、右ネジ・左ネジをモータの両軸に使っています。こちらは0.5mm線の部分が長いので、かなり柔らかくスプリングが効いてくれています。1つのモータ駆動マシンで片亘りの両方を動かすことは、以前に別のホイホイで作ったことがありますが、動きが重くスプリングポイント扱いに出来ず不満が残っていました。今度のやり方ならOKです。
デコーダはディジトラックスDS51K1で、モータへの電圧を抑えるため、2.7Vのツェナダイオードを2つずつ挿入し、念のため0.5Aのリセッタブルヒューズも付けてあります。
カテゴリー:DCC, ホイホイ・MTCC規格モジュール, 東日本電軌(HNR) |
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