12mmホイホイを作り始める


1/87,12 mmの運転ボード(12 mmホイホイ)を作ろうという計画ですが、ハンドレイでの線路敷設に必要な事項は検討し終えたので、試作して更なる問題点を洗い出していこうと思います。


ユニトラ接続部改軌の量産試作です。レール間の不要部分を除去するために糸鋸で切り込みを入れるのですが、きちんと押さえられれば目標幅の両端に2本、切り込めます(試作では中央で二分し、断面をヤスりつつ実物合わせで寸法を出しました)ので、道床内部に入れるスペーサーを作りました。台枠材料の4 mm厚べニア板端材を30.5×25 mmに切り出し、更に糸鋸の逃げスペースを切り欠き、下に2×4 mmの角材を貼り付けて厚さを揃えたものです。木材の公称値と実寸の差で、スペーサーの厚さは5.65 mmに仕上がりました。
不要部分を除去するための罫書きは、犬釘のモールドから左右それぞれ5 mm内側に罫書けば宜しいので、0.5tの5 mm幅帯板を約40 mm長に切ってガイドとしました。結果として左程時間をかけずに更に3つ、ユニトラ接続部の改軌が出来ました。これでホイホイ二枚分の接続部を改軌することが出来ました。


ユニトラ接続部を収めるためのベースボード切れ込みですが、これまで使用してきたパネルカッターが廃番(つまり交換用ブレードの入手が困難)ですので、直角が出た角材の切れ端にマグネットシートを貼り、X-ACTOナイフのNo.18ブレードを垂直に支持できるようにする治具を作りました。これでブレードを垂直に支持し、上から叩いて切れ込みを入れたところ、従来より精度よく切れ込みを作ることが出来ました。尚、マグネットシートで刃物を支持するアイデアは、様々なDIY関係はやドールハウス製作動画で用いられており、それを応用した格好です。


ということでとりあえず2つ、225 mm長のベースボードが生地完成に至りました。基本的な製作方法や寸法は従来と同等ですが、フレームとなる角材が10×15 mmに、ベースボード切れ込み幅が24 mmにと、小さくなっています。
ホイホイが2つあれば接続や通過のテストが出来ますので、今後は全面に油性ニスを塗って変形を防止した後、マクラギ敷設、レールのハンドスパイクへと進めていこうと考えています。