Bowserの4′-10″動力


Bowserの4′-10″動力は、以前から発売されていた6′-6″動力の部品を利用したものという触れ込みですので、分解したついでに細部を比較してみました。


比較してみますと、モーターは同一でした。モーターのブラケットは、前後の補強リブがなくなっていますが、品番(#1279)は変わっていないので、本家製品へのフライホイール搭載に伴った変化かと思われます。翻ってみると、SEPTA Kawasaki Single-End LRVにフライホイールを組み込んだ際、補強材を除去するのに苦労した記憶があります。

輪軸とその保持方法には顕著な違いがありました。6′-6″動力(左)では、車軸に軸箱が嵌っていましたが、4′-10″動力(右)では集電板が直接、車軸を受けていました。実際に走行する際、潤滑に気を遣う必要がありそうです。


4′-10″動力では、動力台車の首振りが、集電板から伸びた配線用ラグ部の干渉によって制限されています。購入した2セットのうちのひとつは、この干渉部分が切除されていましたので、気付きませんでしたがこれは、曲線通過を考える上で、配線用ラグ部を移設することを検討する必要がありそうです。


とりあえず、Ken Kidder社製のDouble Truck Birneyでは、付随台車の集電版が床板と干渉しますので、2 mmφ用ラグ板を加工して、配線用ラグ部が切除された集電板にハンダ付けしてみました。仮置きしてみますと、この位置で何とかカーブ通過はクリアしそうです。