東日本電軌(HNR)

ホイホイ増備(続)枕木


専用軌道の枕木のサイズをどうするか? 幅は1/80なら2.5mmでいいらしいですが、市販の細材では無いようです。
厚さは、KATOユニトラックのジョイント部分を接続に使うので、ユニトラックの枕木部と同じ2mmにします。
東急ハンズや世界堂などで入手可能な細材では、以前は2×3mmチーク材もあったのですが、最近は明るい色合いの桧材しか見つかりません。着色するのも面倒なので、1×3mmマホガニー材を木工用ボンドで2枚貼り合わせて、2×3mmにして使っています。
長さは30mmにしています。あり合わせの木片をジグにして、2/0糸鋸で切断しています。下に適当な容器を留めて切ったら落ちるようにします。120222-tie1
枕木を並べる間隔は7.5mmの予定で、レールの長さから必要な本数を出しておきます。R250単線1/4角で約50本要ります。市販細材は900mmのようです。

ホイホイ増備(続)ジョイント部


最初に作ってから早くも10数年経った、このホイホイと呼んでいる線路板では、接続にKATOユニトラックのジョイント部分を利用します。

接続用ジョイント部切り出しの手順をお浚いしておきます:120217-Joint1 
  120217-Joint2120217-Joint3・ユニトラックではレールが抜けてしまわないように、レールの片方の端近くに突起があります(画像A)。このままレールを引き抜くと、画像C黄色矢印の部分を壊しますから、レールを抜く前に、まず画像A①黄色線位置で裏側から切断します。目の粗い木工用糸鋸などを使います。
・外れた端の道床部から、画像B②③④の不要部分を切り取ります。
・レールを抜いて、反対側の端も画像B①~④の順に切断します。
※①の切断は片方だけにして、②③の延長を切断して道床両脇を取って、裏側の突起も削り、長いまま枕木部分を活かして使う方法もあります。路面を舗装して被せてしまう併用軌道の直線部では、この方法が楽です。R250などの曲線部でも枕木部分をブツ切りにして再利用することが出来ます。専用軌道で枕木を別途用意する場合でも、中央の枕木部分は併用軌道用に残しておきます。ユニトラックの初期製品(枕木嵌込式)は両端以外がゴミとなります。なお初期製品のプラは劣化して脆くなっていることがあるので要注意です。画像Cの例は初期製品を切断したものです。

ユニジョイナーで電気的接続をするとき、自作線路板の工作精度やジョイナー自身の電気抵抗の問題もあるので、なるべく多くのフィーダーから給電し、複線上下線間でバックアップするようにしたほうが良いでしょう。また、ユニトラック用#83レール以外のレールの端を、ユニジョイナーに挿せるように削って使う場合には、接続が不完全になることもあるので注意が必要です。他メーカ製#83レールよりも、KATOの#83レールの底面は幅が狭いです。

ホイホイ増備・終点ループ


終点に折り返しではなくループがあると、片運転台の車や機関車牽引のときも運転がし易いので、R250の単線にAR1を組み込んで作ってみようと・・・
今月末のこだま合運に間に合わせられるかなぁ?と、作り始めたのですが、開催中止となって気合が抜けてしまいペースが落ちています。
50mm間隔の複線の先をR250の単線でぐるっと回します。R250の単線の両脇は50mmと25mmで、形が違うホイホイ4種類になりました。両脇は全部25mmでも構わず、その場合は4枚ともR250のコーナーは同じ形になります。120215-LoopA 120215-LoopB 120215-LoopC 
ループA、Bの左右両パターンの他、単線エンドレスとしても並べられるようになっています。エンドレスにしたときは900×600のスペースに納まるので、試運転用に手頃なサイズです。 
今回AR1を少々いじくってホイホイ裏側に納めたため、1枚だけ角が出っ張っていますが、この角(画像赤の線)をカットしてAR1は別に箱に入れて外付けにすれば、更にコンパクトなホイホイ一組になります。120214-AR1

エレクトロライナー基板回路改装


2009/8に入線したときにエレクトロライナーに載せたDZ123デコーダをジャンパ接続ミスで燃やしてしまい、片方の前灯が点いたままになったので、デコーダをDN143IPに交換、ついでに基板の回路も一寸いじくってみました。120131-89-DN143IP
2段4列のジャンパコネクタが各車間にあるのですが、全台車から集電している赤黒ピン(2,3)と前灯尾灯用白黄ピン(6,7)が上下に並んでいるため、接続を誤るとすぐさまデコーダのファンクション0を壊してしまうわけです・・・
そこでデコーダの8ピンプラグから出た所に、33オーム抵抗と念のため50mAのリセッタブルヒューズも挿入しました。アナログ運転時も前後進で前灯尾灯が点灯切替するよう用意された4つのダイオードD1~D4を撤去して、その跡に置きました。画像の黄色矢印2ヶ所をヤスリで切断しています。
室内灯はRail-ONになっていると常時点灯するような配線になっていました。これも今回変更して、前灯または尾灯点灯時・ファンクション0がオンのときに点くようにしました。赤・黒から4つのダイオードD5~D8をブリッジにして供給していたものを一旦撤去し、白・黄回路の途中からワイヤをつないだダイオード2個を通して-側(4)につないでいます。+側はジャンパの青(8)を(5)に結べばOKです。U1,C2,R26,R27はおそらくアナログ運転用定電流回路と思われるので撤去しています。120131-146-CBoard
両面プリント基板に迷路のように回路が作られているので、裏表ひっくり返しながらさんざん眺めないと判読しづらいものです・・・

端子板の改良


南海モ205更新の続きです:どの車両も動力やデコーダ関係の保守を考えて、電気配線の接続は出来るだけ端子板を設けて、撚り線の先にも端子を付けてネジ留めするようにしています。端子板にはベークライトや汎用プリント基板を使うことが多いのですが、ネジ留めを繰り返していると、1.4mmのネジ穴が効かなくなってしまうのが困りものです。
今回の改良では、裏側にネジ穴を切ったt0.5洋白の端子を置いて、薄く削ったガラスコンポジット基板の上からもう一方の端子をネジ留めするようにしました。床板との間はエポキシ浸透和紙で絶縁してあります。これで当分ネジが効かなくなることはなさそうです。120128-Connector
モ205のデコーダ基板から扉開閉モータへの接続は前後端の床下にあります。天井裏のモータからの配線はHポールのパイプを通って降りてくるので、先端には端子が付けられません。L形のt0.5板をネジ留めして、撚り線の先を挟んで接続させています。L形にしてあるのは、基板の穴に先を挿してネジ留めのときにずれ難くするためです。