江東電気軌道(KDK)

【進捗状況】SEPTA Kawasaki LRV


SEPTA Kawasaki LRVの動力化進捗具合です。


1 mm厚真鍮版から台車サイドフレーム取付用スペーサを切り出し、集電板にハンダ付けし、納まり具合を確認したところ。どうも集電板が上開きになります。調べてみますと、集電板を下部左右から挟んでる輪軸押えが狭い様です。そこで、当たる部分を斜めにヤスって対処することにしました。付随台車に関しては、台枠側面の陽刻が集電板の上開きを助長している様子でしたので、こちらもヤスってみました。写っているハンドバイスの開口部には、工作物が傷付くのを防ぐため、木の薄板を貼ってあります。


対処後の納まり具合です。丁度良い具合に収まりました。


集電板をスペーサもろとも、「めっき工房」で黒ニッケルめっきしました。以前のBowser製動力では、集電板はプレス抜き黒メッキ済みだったのですが、今回購入した動力キットのものは、エッチング抜き生地仕上げでした。ハンダ付けには生地のほうが楽なのでエッチング抜きのものを使いましたが、完成後に集電板が目立つのも嫌だったので、黒ニッケルめっき処理をした次第です。で、この「めっき工房」、発売開始直後に購入したと記憶していますが、未だ現役商品の様です。めっき液もかなり古いものですが、冷蔵庫での保管が功を奏したのか、異常なく使用することが出来ました。

ホイホイ製作方法リンク集


12/16の忘年工作会の席上、「ホイホイの製作方法が何時になって完結しない」というご指摘がありました。先ずベースボードに軌匡を敷設し、舗装する工程を連載し、暫く後にベースボードの製作法を連載したので、ベースボードの完成で中断、と思われていたことが原因でした。

ということで、ホイホイの製作方法を、リンク集という形で整理してみました。尚、ホイホイの基本寸法等はここにあります。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作①)
・罫書とべニア板の切り出しです。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作②)
・ユニジョイナーのジョイント部を収める切り欠きを作る方法です。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作③)
・下面に貼る角材の切り出しです。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作④)
・べニア板下面に角材を接着する準備です。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作⑤)
・接着工程です。圧着とずれ止めが重要です。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作⑥)
・ずれ止めに打った小釘を抜いた穴を処理する工程です。

【線路工作】ホイホイの工作(基板製作⑦完)
・油性ニスで塗装して、ベースボードが完成します。

【線路工作】ホイホイの工作①(線路敷設)
・軌匡を敷設します。レールの接続に、シノハラの#60レール用ジョイナーを使っていますが、これはMicro Engineering製#40用ジョイナーで代替可能です。

【線路工作】ホイホイの工作②(スパイク先端切除、鋪装準備)
・裏に突き出したスパイクの先端処理と、軌匡の外側を嵩上げする作業です。

【線路工作】ホイホイの工作③(鋪装)
・周辺にマーメイド紙を貼り、敷石シールを貼って完成です。廃版になってしまったマーメイド紙「こいねず」は、キャンソン・ミ・タントの345番「ダークグレー」か、マーメイドの「グレー2」で代替できます

余談ですが、異種レールの接続方法はここを、ユニトラックの道床肩部の切り落としはこちらをご参照下さい。但し、ユニジョイナーのジョイント部を切り欠きに収める際、ジョイント部をヤスるのは強度的に感心しません。ここは、ベースボードのほうをヤスるのが正解でしょう(「マイナス公差で切り込んだだけだから要微調整だと伝えたんだがなぁ…)。

【忘年工作会】開催しました


12月16日に「ほっとプラザはるみ」において、忘年工作会を開催しました。今回は遠く、大阪からの参加者もおられ、盛会でした。


今回の最優先事項は、合運で輪軸のクラックが発覚し、休車になってしまったMarket Street Railwayの952号車を復活させることです(12/2に、預け先から引き取ってきました)。幸い、ここのクラックは昔、PCCカーで発生したこともあって、部品を備蓄しておりましたので、交換することで簡単に復旧させることが出来ました。この(実車で)軸距4′-10″の台車は、かねてから発売されている軸距6′-6″のPCCカー用台車の部品を最大限流用した製品、との触れ込み通り、輪軸中央の絶縁パイプは共通でした。只、NMRAのStandard Gageとかノギスとかいう測定機器を持っていかなかったので、組み立てた後のCheck Gageが心配でしたが、帰宅後チェックしてみたら大丈夫でした。押し込んだだけで精度が出るとは、流石は量産製品です。
写っているクレードルは、Bowserの純正品です。良く見掛ける、木材にフェルト貼りのものより柔らかく、スポンジなのに経年変化が認められません。お薦めです。


残りの時間は、リバースループのスパイクに費やしました。10月の関東合運で運転してみた結果、問題なく車輌が通過することが確認されていますので、気楽にスパイクを進めることが出来ました。未だ手持ちで残っている、篠原製HO N3用スパイクを使用していますが、いささか頭部が大きいので、ひとつひとつ約半分にカットしつつのスパイクです。ですから、進捗は芳しくありません。

今回は、ホイホイ製作の下準備をされる方が多い工作会でした。これは、ユニトラックの端部をホイホイ接続部用に切り出しているところです。この切り出し方法も、各人各様で参考になりました。

工作会終了後は、有楽町の高架下の居酒屋で忘年会を開催しました。「電気ブラン」のロック、美味しゅう御座いました。

【進捗状況】SEPTA Kawasaki LRVと直角クロス


左腕が不自由だったため、合運で使用した機材の殆どを預かって貰っている(≒手元にない)ため、簡単に出来るメンテナンス作業が後回しになっています。腕のほうはようやっと荷重制限が解除になり、日常生活上の支障がなくなりました。

1.SEPTA Kawasaki LRV


注文していたブレーキライト用点滅回路と、ブレーキライトを設定できるDCCデコーダ、0.5 mm厚の生PCBが届きました。この他にも配線用の極細電線(AWG36)とポリウレタン銅線(0.10 mm)も入手しました。


ダイキャスト製床板を塗装しました。簡単に、機械部品洗浄スプレーで脱脂後、黒染スプレーをかけただけです。台車サイドフレームの取り付けは、集電板に接着することでいくことにしました。現在、1 mm厚の真鍮板から、スペーサーを切り出しつつあるところです。

2.直角クロス


主本線側のレールにフランジウェイを刻みつつあります。使用する「ナット溝切りヤスリ」は、前回、幅0.036″のものを使用しましたが、やや狭かったので、今回は幅0.046″のものを新調しました。これだとほぼ、適正な幅のフランジウェイが刻める様です。

2018/12/16忘年工作会のご案内


グループ軌道線会員各位

★グループ軌道線忘年工作会のご案内

【日時】2018年12月16日(日) 9:00 ~ 20:00頃(工作会は17:00迄)

【場所】中央区ほっとプラザはるみ(東京都中央区晴海五丁目2番3号)3号室

都営大江戸線勝どき駅下車 A3番出口 徒歩16分
都バス「ほっとプラザはるみ前」バス停下車徒歩3分
「都05 東京駅南口-有楽町駅・銀座四丁目-晴海埠頭」
「都03 四谷駅-銀座四丁目-晴海埠頭」
「錦13甲 錦糸町駅-豊洲駅-晴海埠頭」


【スケジュール】
12月16日(日)9:00 ~ 17:00
※来退場時間は自由です。ご都合に合わせてご参加ください。
17:00以降、ほっとプラザはるみ内のレストラン、KISAKU食堂に飛び込みで、忘年会を開催する予定です。

【工作会について】
参加費:会場使用料金(午前800円・午後1,100円)の、各時間帯参加者での均等割り
・今回の工作会も、特にテーマを決めないでやりたいと思いますが、その後、忘年会を控えていることから、小規模な荷物にまとめられるものが好ましいかと思います。
・工具、材料等は各自、ご自身のプロジェクトに合わせてご持参下さい。

奮ってのご参加を、宜しくお願い申し上げます。